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#7 メンタルヘルス保持の心構え

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息子の特性に気づくまで

みなさんこんにちは✨

以前に発達障害に気付くまで#6を書いてからずいぶん時間が経ってしまいました。

当時の私の記憶は飛び飛びで、思い起こすのもなかなか辛いものがありスムーズに書けずにいます。

でも、もしかしたら私の経験がいつか誰かの参考になるかもしれない。そう思いなんとか少しずつでも書いていこうと思います。曖昧でわかりづらいとか、ここんとこもっと詳しく!などのご意見がありましたらお気軽にお寄せいただけると参考になります。

さて、2020年4月上旬。

私は”自分は孤独ではない”と感じることが、メンタルヘルスを保持する上でどれだけ重要かということに気づきました。大人の自分であってもです。息子が置かれた環境を想い、息子の孤独感を少しでも解消するために何か彼が友達と過ごせるようなオンラインの環境を作れないだろうかと考えました。

ありがたいことに、息子が保育園で一緒だった2つのご家庭快く協力していただけることになりました。

家から一歩も出ない生活が続く

学習意欲どころか、生活の意欲すら無くした息子

2020年4月中旬。

4年生に進級して半月ほど経つのに子供たちは新しい教科書を取りに学校に行ったきり、まだ一度も登校していませんでした。

新しい学用品が配布されたことで、小学校の休校中の課題は”前学年の復習”のようなものから徐々に”自分で教科書を読んで進める”課題にシフトしていきます。

通っていた進学塾も完全に教室を閉じ、学習予定の単元は動画配信による自習。オンラインでの講義も準備が整い次第開始されましたが、学習意欲どころか生活の意欲さえ落としてしまった息子はこれに全く対応できません。

息子は家から一歩も出る機会はありません。

息子は今もなお学校で言われた「できるだけおうちで過ごしましょう」という約束を律儀に守り続けています。自分の気晴らしのために散歩に出るなどは、彼には決して許容できないことのようで、私が誘うとパニックを起こして嫌がりました。

時々、小学校からは一斉配信メールで連絡がきます。

皆さんにお配りした家庭学習プリントはすすんでいますか。算数は計算問題だけでなく、コンパスを使う問題もあるので、使い方を思い出しながら解いてみてくださいね。計算が得意な人は桁数が多いかけ算にチャレンジしてみましょう。「142857」に1~7をかけると、答えはそれぞれどうなるでしょう?何かに気付くはずです。

2020年4月17日のメールより抜粋

子供たちのリズムを維持し、学習意欲を保ち、課題を楽しんでもらおうと気遣う文面に見えます。

しかし、もはや息子は桁数が多い掛け算なんかに興味を持つ状態ではありませんでした。

”意欲的に動く”ということ自体ができなくなっています。日中は在宅勤務をしている私の隣で過ごさせますが、ずっとボーッとしたままで、自分から飲み物や食事を取ることもできなくなっている状態です。

そんな息子にも一応学校からのメールを見せますが、無反応。焦点も合っていなかったかもしれません。

その様子を見て、私の心は沈みました。このメールを見て息子が「よーし!桁数の多い掛け算に挑戦だ!」って言うことは無いと、十分わかっていたけれども。

私の心が沈んだのは、他所の子がこれを見て「挑戦するぞ!」って意欲を示している状況を想像してしまったからだと思います。

うちの息子だけがこのような状態なのだろうか…。

ニュース等では長引く休校によって精神的な不調を訴える子供が増えているとは見聞きしていました。でも、”増えている”っていっても、それは全体のうちどれくらいなの?わずかな割合なのではないか。と思ってしまい、私の心はどんどん沈んでいきました。

この頃には息子は大好きだったゲームも読書も全くしなくなっていました。

私はせめてなにかで遊んでもらいたいと、これまでは必要がないと思っていた”Nintendo Switch Online”を契約し、一緒にテトリスなどの単純なゲームをすることを誘いました。また、札幌から東京に引っ越してきて以来サボっていた家の整理、断捨離などを手伝わせました。

そして、私も息子も仲良くしてもらっているご家庭に、オンラインでもなんとか子供同士を遊ばせられないかを相談していきました。

オンラインゲーム仲間ができた!

同級生男子3人組によるゲーム仲間の発足

『こんなご時世だし、うちもいよいよ任天堂オンライン始めました!😊』

近所に住むママ友からこうLINEをもらった時は、とっても嬉しかった。

また、他のご家庭からも『前に親戚から誕生日にNintendo Onlineをプレゼントしてもらったからうちもできるはず!😊』と連絡をもらいました。

オンラインでゲームをさせるためにはソフト代以外にもお金がかかるし、年齢的にも塾通いをして勉強に集中していく時期。それぞれのご家庭の方針もあるためやや言いづらいところもあったのですが、快くゲーム仲間になってくれるというお返事をいただくことができました。

なんとありがたいかことかと感謝を伝え、ここに同級生男子3人組のオンラインゲームグループが立ち上がりました。

『こんなご時世だから、勉強もだけど、子供がリラックスして楽しめる時間は大事だね』

『うちは午前中は勉強マストです。それ以外は臨機応変にゲーム時間を設定しましょう』

親同士でこう確認し合い、それから私たちママ3人は息子たちにNintendo Switchを操作させてお互いのフレンドコードを確認、息子たちに指示を出してフレンド申請を送り合う。すぐに承認。おぉ、画面上にそれぞれのログイン状態が確認できるようになりました。

すごい時代だね〜😊』なんて感動して、『次はテストプレイをしてみよう』と夕方にそれぞれ時間を調整し、全員が持っていた”MINECRAFT”で遊んでみることになりました。

親は設定に四苦八苦💦

LINEでグループ通話をしながらゲーム画面を開いてみますが、MINECRAFTはすんなり繋がらず、どうやらマイクロソフトアカウントの設定が必要だとわかりそこから設定に四苦八苦💦

(以下、経験がある人にしか分からないやりとりです。スルーしてください(↓)笑)

『なになに、マイクロソフトアカウントを作って、Nintendo Switchと連携。』

『マイクロとマイクラややこしいね、笑』

『でも繋がらない!』

『ネットで調べたら18歳以下はマルチプレイが許可されていないって載ってる!』

『アカウント設定時に子供の生年月日そのままではダメみたい。生年月日を2000年生まれくらいに設定し直して!』

『ゲーマータグを教えてください。』

『ゲーマータグって何!?』

そんなこんなで数時間を要し、この日はなんとかマイクラの同じワールドに全員が合流できたところで終了。

それでも大きな一歩でした。

 

翌日、息子は「今日はみんなでゲームできるの?」と聞いてきます。

自分から何かをしたいと言ってくれた嬉しい!早速私は「在宅勤務中すみません〜」と言いながらママ友たちに連絡。

『子供たち同士で話し合いながらできると良いよね。親のスマホを貸しっぱなしにはできないし。』

『マイクラでボイスチャットはできるのかな。イヤフォンを挿して喋り続けてみます!』

『大きめの独り言を喋ってるよ』

『うちも喋り続けてる』

『今調べたら、マイクラのマルチプレイははボイスチャットに対応していないそうです😭』

『じゃあ子供のiPadにSkypeでもダウンロードしよか』

『うちはパパが帰ってこないとSkypeの設定ができないので明日でも良い?』

『今日のところはお喋り無しで遊ばせよう😅』

それでもこの日も大きな前進。

3日ほどの四苦八苦の末、子供たちは親が許可した時間内においてお互いに声を掛け合い、ゲームをするようになっていきました。

ゲームをしている息子には徐々に笑顔が戻り、私は分かり合える友達との交流がどれほど重要であるかを実感しました。

オンラインゲームをするようになった息子たち。私たちが子供の頃には考えられないすごい時代だねってママたちは感心です。

メンタルヘルス保持の心構え

そしてこの頃、私の勤務先に隣接する病院では腫瘍精神科の医師らによる職員のメンタルヘルスを保持するための取り組みが始まったと連絡がありました。

私はこの分野について知らないことばかりで、当時に発信された情報をところどころメモをしていました。

・感染流行ではさまざまな心の問題が生じます。

行動の自由を制限されると、喜怒哀楽の感情が失われたり、強い不安を感じたり、周りの状況が他人事のように感じられたり、自分がいじめられ、疎外されている気持ちが生じる「拘禁反応」と呼ばれる特有の心理状態が生じることがあります。

・これらの反応は決して特別なものではなく、この状況では誰にも起こり得る自然な心理反応です。

・仮に行動を制限されるような場合にも、苦労話を共有できる 仲間と連絡をとり、互いをねぎらい、孤独に陥らないように留意しましょう

・心構えとして、「自分は強いストレスに暴露されている」という意識を持ってください。今まで幾多ものストレスを乗り越えて来られたとは思いますが、自分の場合は大丈夫だと過信して歯を食いしばって頑張っていると、どんな強靭な精神の持ち主でも思わぬところでこころが折れることがございます。

メンタルヘルス保持の心構え連絡事項より抜粋

ぜひご一読ください。

この連絡に触れ、私はひどい自己嫌悪に陥りました。

これまで、感染流行下においてまさに喜怒哀楽を失った息子はふとした刺激でパニックを起こし、それに対して私は「訳わかんない!」と何度も声を荒げました。

しかし拘禁反応と呼ばれる今の息子のような心理状態は決して特別なものではなく、誰にでも起こりうる自然な心理反応だと書かれています。

また、『今まで幾多ものストレスを乗り越えて来られたとは思いますが』という文面にも衝撃を受けました。

大人でさえも、さらにはこれまで幾多のストレスを乗り越えたという自負がある大人でさえも、この緊急事態において心が折れてしまうことが心配されている。

だったら幼い息子はなおさらだ。

私は「もう10歳にもなる男が、そんなに大声で泣くんじゃ無い!もうやめて!」などと言って息子を叱っていました。10歳なんて本当に幼い子供なのに。

私の無理解と無配慮が、落ち込んだ息子をさらに追い込んでいることにようやく気づきました。本当に自分の至らなさを痛感しました。

息子は強いストレスに暴露されている。

今一度その認識をもち、これからどう過ごしていくべきかを考えていくことを始めました。

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