みなさんこんにちは✨
当サイトを読みにきて下さる方にはすでにお読みになられた方も多いだろうと思いますが、先週のニュースにおいて『昨年度の小中学生の不登校が過去最多』であることが大きく報じられました。
私の息子は今春からずっと不登校の状態が続いていますが、このデータは“昨年度”のものであるので息子はこの数にはまだ含まれてないですね。私見ですが、来年度はおそらくもっとこの“不登校”状態にある子供の数は増えるだろうと思っています。そしてこれから年々、増加の一途を辿るだろうと思えてきます。
そんなことを思う私の雑感を、今日は少しだけ記録してみようと思います。
まず最初に、ニュースでは“コロナ禍が影響か”などとも書かれていますが(↓)、私はこれは少々短絡的なようにも思いますが、どうでしょうね。
こうした経緯から文部科学省は、コロナ禍での生活環境の変化や学校生活でのさまざまな制限が交友関係などに影響し、登校する意欲がわきにくくなったのではないかと分析しています。
小中学生の不登校 昨年度24万人で過去最多 コロナ禍が影響かより
これはおそらく行事が減ったりマスクをずっとしていたりすることを指すものだと思いますが、
私の感覚では(←私の感覚では、ですよ?)、
別に、行事って必要か?と心の中では思っているし、
運動会や遠足があろうがなかろうがずっとマスクをしていようが、それでも登校や登園をする子はするし、しない子はしないと思います。
私は(←私は、ですよ?😅)むしろ運動会とか、疲れるし極めて面倒臭いものでしかなかったけどなぁと思ったり🤔特に運動会の練習は、炎天下で繰り返し同じことを何度もやって、どこまでできれば良いのかや何回やれば良いのかが分からないまま本当に意味がわからず辛かったし、前日には明日は雨が降れば良いのにと毎年のように思っていたし(それでも参加したらそれなりに楽しくはありましたが、来年また同じことを思うわけです)、別の例を挙げるならば合唱コンクールなんかは本当に“うんざり”以外の何者でもありませんでした。
そんなふうに感じて学校生活を過ごしてきた私は、だから“コロナ禍が影響か”という報道は大人側の都合のいい短絡的な分析にしか過ぎないのではないかと感じました。それとも子供や保護者への調査等で、それを支持する明確なデータが得られているのでしょうか?だったらそれを示すべき。そうでなければ憶測だし、非常に安直な押し付けです。
私がそんなモヤモヤをしている時、息子がちょうどリビングを通りかかっていきました。そこで私の息子にも、ちょっと意見を聞いてみました。
ねえ息子、昨年度の不登校のお子さんが、過去最多なんだって。コロナ禍が影響か?って報道されているけど、あなたはこれについてどう思う?
は?別に関係ないでしょ。コロナはたまたまだよ。
大人側が不登校児童の増加の一因をコロナウイルス感染症に押し付けている限りはきっと、不登校に歯止めがかかることはないだろう。私はそう、感じました。
その一方で、コロナウイルス感染症の出現は不登校児童増加の直接原因ではないとしても、その生活スタイルの変化は不登校を助長した側面はあるだろうとは思っています。
その一つは、オンライン授業が当たり前になったこと。
息子が、以前に言っていた言葉を思い出します。
授業はオンラインでも同じものが受けられるんだから、わざわざ登校する意味がわからない。
コロナ禍を通してオンライン授業が当たり前になったことは、特にもともと学校というものに親和性が高くなかった子供たちから“わざわざ登校する”ことの意義を見失わせてしまいました。
さらに保護者もオンラインで自宅で勤務するご家庭が増えたことから、登校しないと言うお子さんを吸収可能になりました。
加えて体調不良や感染防御を目的とした欠席は、今は学校では欠席扱いになりません。コロナ禍のおかげで学校を休む口実が出来やすくなったことも彼らの背中を押したのではないかと思います。(←事実、私の息子も長らく不登校状態ですが、学校では“感染防御目的の出席停止”扱いになっています。)
また、息子はこんなことも言っていました。
いろいろ面倒臭いんだよね。
どうやら学校の教室で、5分や10分で済む説明を45分もかけて長々と説明を受けること、そのようなことが息子には“拘束されている”とさえ感じてしまい耐えられなくもなっていると言うのです。
つい先日には、当サイトを読んでくださる方のお子さん(←彼もまた高IQ児)が登校が難しくなってしまった理由について、このような話も聞きました。
「学校でやっていることは作業としか思えない」「分かりきったことをやる授業がつらい」そうです。うん、よく頑張りました。
大人だって、興味がなかったり当たり前の話を長々聞かされ続けなければならない環境は苦痛です。子供であれば尚更だろうと思います。
私が子供時代にも、本当にアホくさい授業がありました。
中学生になった時、方程式の“x”が新登場してきた場面で、なぜかみんなで“x”を“黒板消し”と読み替えて読むようにと指示があったことは本当に気持ち悪かったです。『2かける黒板消しは4!』と、声を揃えて何度も言わされました。なぜ黒板消し?(おそらく身近に感じて欲しくて?)とアホくさくてアホくさくて、私はとても泣きたい気持ちでした。
それでも、私自身は義務教育の期間は毎日登校しておりました。
だって、30年前のあの当時、不登校は“登校拒否”と呼ばれてそれは“悪”であり、学校は行くのが当たり前で『学校に行かない』という選択肢は生きるか死ぬかの最終手段の位置付けみたいなものでした。
しかし今では、そんな価値観もありません。登校することへの価値観は、ここ十数年でとても大きく変わりました。
今ではフリースクールや塾、通信教材やオンライン教材などが充実し、学びのツールは世の中に溢れているので教室にしがみつかないと学べないわけでもありません。嫌がるものを無理に登校をさせ続け、希死観念でも持たれたりしたらそれこそ取り返しがつきません。
学校に、行く意義は何か?
今、一部の子供たちにとってこれは非常に難しい問いになりました。それが不登校児童増加の要因です。
子供にとっても家庭にとっても、不登校は“選択肢の一つ”となり、人生の通過点でしかなくなりました。画一的な教育方法に、どうしても無理がきています。不登校児童の増加は、個々に“最適化”の方向に向かっているとも捉えられると思います。
もちろんね、子供がすんなり学校に行ってくれれば親は一番安心です。何より楽だし。
だけどそれが合わないだろうとなった時でも、その子その子のペースで、子供自身が人生に幸せを見い出し切り拓いていける力を、親が主導でも付けてやれば良いのではないかと思います。きっとそんな考え方に、世の中全体がこれから変わっていくだろうと感じています。
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新しい不登校支援策として、メタバース空間の活用の可能性を考えるイベントの開催もあるようです(↓)。メタバース空間は面白そう😊そして不登校児の現状や課題についてリアルな全体像を掴むための情報が得られることを期待して、当日は私も聴講させていただこうと思っています。
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