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敷かれたレールを跨いで進む人がいる

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私が日々徒然と思うこと

みなさんこんにちは。
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少し前のことですが、精神科の診察で、息子の主治医の言葉です。

息子の主治医
息子の主治医

敷かれたレールを跨いで進む人もいます。息子君は、そういう人なのだと思います。

いや、跨ぐなや。すんなり乗れよ!

高IQ児を専門に数多診ている主治医の言葉には、素人にはすぐに飲み込めない時もあるけど重みがあります。医師として数々の高IQ児の育ちを見ている人です。その方がそう言うのだから、そうなのでしょう。

どうやら世の中には“目の前に見えているレール”を跨いでしまう子供がいて、そして「それは私の息子だけではないよ」「我が子はそういう子だと真に受け入れた方がいい」と、親の育て方云々でなく持って生まれた気質がそうなのだから、この子もまたそういう子なのだからと言われているとは感じました。見識に導かれた静かな助言がジワジワと、私のなんとも未熟な心に染みいるようです。

私

いやいや先生、そうはおっしゃいますけどね!(←一応食い下がる、笑)

息子の主治医
息子の主治医

仰りたいことはわかります。レールが好きな人もいるし、むしろレールがないと不安になる人さえ世の中には存在します。

そう言われると、私もまたそうだろうなと思いました。つまり人は、本当にそれぞれなのだということなのです。だから同じくレールを断固跨ぐ人もまた存在するのは当然であると、私もようやく理解できるような気がしてきました。

そしてそれらは、決してどちらが良いとか悪いとか、正しいとか間違っているという話ではないのでしょう。私の頭にふとよぎったのは、むしろそのレールがないと不安で動けなくなる人はお気の毒だなぁとも思いました。だけどそういう人もいるし、それぞれが“そういう人なのだから”と思っておいて、それぞれのやり方で幸せを追求していってもらえばいいのだよということです。

レールに乗りたい子を乗せないのもまたミスマッチであるように、跨ぐ子をなんとかレールに載せようとすることもまたミスマッチでしかありません。息子の主治医が仰っているのはそういうことです。

親がそれを受け入れて、レールはもう無い、敷いても意味がないと覚悟を決めろと、そう仰っていることを私はようやく理解しました。

息子の主治医
息子の主治医

彼のアイデンティティがこれから創られていく中において、この先には何が起こっても全く不思議ではありません。

幸い彼は自力で情報収集ができる子のようですし(←また別のエピソードです)、いきなりバックパッカーになったり一周回ってお坊さんになったりもするかもしれない、何が起きても不思議ではないとはそういうことです。親ができるのはそれを受け入れることだけです。

ここで私自身の不適切な一面も露呈するに至りました。私はつい一部分に反応してしまって、嬉しくなってしまいました。

私

お!バックパッカーは良いですねぇ、若いうちの特権ですよ。そういえば私は海外に住む友人もおりましてね、ゆくゆくはワーホリとかいけば良いのに、そうそうそれで〜

息子の主治医
息子の主治医

お母さん、そうやって絶対に促さないでくださいよ。断固跨ぐし、そっぽを向いてしまいますよ。

あ、すみません。これが私の悪いところだったんだ。

それだ、もしや私が今までそうやって先回りや促しばかりをしてきたから、息子はそっぽを向きすぎてもう向くところが見つからなくてダンゴムシ化したのかもしれないとふと思い至る。息子が“そういう子”だとするならば大いにあり得る話かもしれず、反省と自戒を要することを私はようやく自覚しました。

同時に私は、レールを跨ぎたい気質で生まれてきたのに、やっぱりこのレールに乗った方が良いんじゃないかという“普通への幻想の憧れ”を未だ捨てることができずに混乱している今の息子の心境もまた想いました。

行き場がない、ぐるぐるぐるぐる動けない。それが息子の思春期であり、現状なのかもしれません。

親がする促しは彼にとってはレールであり、跨ぐ対象にしかなり得ない。それなら彼のぐるぐるがどこかからいつか破れるかもしれない瞬間を、食わせて寝かせてただただ静かに待つことが、思春期の年齢のこのような子を育てる親の態度なのかもしれません。

食わせて寝かせて口出ししない、これは案外簡単そうで、私にとっては難易度が極めて高いことなのよ。

私には自身にも専門分野があり、周囲には多岐の専門分野を持つ友人が、世界中に生き生きと暮らす友人が、頼れる先も相談できる先も、広いリソースがあるのにと思うこともまた勝手ながら歯痒いです。親のリソースは全て我が子のためのもの、全部息子が存分に使って良いしいくらでも踏み台にして良いリソースなのに、ところがどっこい、息子にとってはそれらは全て跨ぐ対象にしかなり得ないとは、あぁ一体なんということだろう🥲

だけどそれも私の奢りでしかないのでしょう。

だって、私の息子は“そういう子”なのだから。

 

私はふと、古くからの大切な友人の一人を思いました。彼女は大きな歴史あるお寺に嫁いでいて、長男である男の子が生まれた時に彼女が言っていた言葉です。

旧家に嫁いだ友人
旧家に嫁いだ友人

息子には、生まれた瞬間に暗黙にもう家を継ぐというレールが敷かれていることを私は知った。恐ろしいとさえ思ってしまった。私は息子には好きなように生きてほしいと思ってる。

レールが好きな人もいる、レールがあることに安堵する人もいる、無いと不安になる人もいるし、見えるレールを断固跨ぐ人もいる。

お坊さんに限らずに、世襲の社会はたくさんあることを知っています。一体その当事者は、どんなふうに考え生きてきたというのだろう。

私は友人のご子息がどのような子かはまだわからないけど、彼女の願いも全て息子さん次第であって、どうやら親が口を出せることではないのだろうな、なるようにしかならないことなのだろうと思えました。

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