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“ノート”が書けない息子

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12歳

みなさんこんにちは✨

少し前の話になりますが、息子がなぜか大いに“ノート”の使用を嫌がることが判明しました。これには困った😵っていうか、私には当初、ノートを使いたくないという息子の言動が全く理解不能でした😅

だけどふとしたことから非常に良い対策が立てられたので、そんな話を今日は記録しようと思います。

もしも似たようなお子さんがいらっしゃれば、試してみてはいかがでしょうか。たぶんですが、似たような子はいると思うよ、そして解決法も絶対にあるはずと信じることが大切であると私は改めて学んだような気持ちでした。よくやった、私。えらい。グッジョブ。

ノートの使用を嫌がる息子

息子は独学で数学を学んでいます

ずっと不登校を続けていて、なんだかんだと中学受験もしなかった(←ホンマにもったいないと今だに私は思ってるけど最早仕方なし😩)という我が家の息子は、少し前の咋秋頃から独学で数学の学習を進めています。

私がこのタイミングで息子に数学の学習を勧めたことには、それなりの理由がありました。

何よりも、数学はとても面白い学問だと思うから。中学受験をしないのならば、今の時間に効率的にもっと面白くて本質的な学問をどんどん学んでいけば良いさと思うようになったのです。そしてその楽しさや美しさを、息子と共有できたならば私も嬉しいと思うから😊もちろんそれは、中学受験の学習が本質的ではないという意味ではありませんので悪しからず。

それに加え、中学受験をしないとなれば、自動的に彼は高校受験を避けられないことが確定します。高校受験に備えるための基礎学力から応用までを、今のふんだんな自由時間を利用して積み重ねておいて欲しかった。

さらに私には高校時代の友人で、数学に関しては圧倒的なセンスを持ち長年教育者としての経験も豊富な信頼できる友人がいるというのも心強い動機でした。息子もその先生とは既に良い関係を築いており、数学に関して彼はきっと刺激を受けられると思ったのです。

私は、息子の強みは独学ができることだと思っています。

英語の学習もそうでした。特に習い事などで通うことなく、市販の参考書とお友達との切磋琢磨、ほんの少しの親の手助けだけにより、彼は小学生のうちに十分な高得点で英検3級にも合格しました(↓)。大したものだと思いました。彼は来春に英検準二級を受験する予定です。

実際に、この秋から自宅で数学を学び始めてみて、私は彼の学習能力の高さには再び目を見張ることになりました。

数学の花木先生
数学の花木先生

息子氏の調子だと、3ヶ月もあれば中学数学はかなり進むだろうね。

私の友人がそう預言した通りでした。彼はこの3ヶ月ほどで中学数学の表面上はほぼ掴んでいそうな段階です。

息子
息子

比例とかはむしろ納得しかない、簡単で楽しい。方程式って何て便利なんだろう!もっと早く知りたかった!

進度は早い。これから深掘りしていくとなお楽しかろうよ。

息子は当初はオンライン上の学習教材、カーンアカデミーの動画を使って学んでいました。それでとりあえずサラッと全体像を掴んでいって、今は彼は進学予定の中学校の教科書に沿ったテキストで基礎から振り返ることにしたそうです。最近の息子はこちらの書籍を読みながら簡単な演習問題をしています(↓)。理解していそうなところは飛ばしながら、効率よくやっていそうな雰囲気です。

しかしながら、紙媒体での学習をしようと思ったら、息子はなんとも思わぬ壁にぶつかりました。

『ノートの使用が耐えられない。

息子はそんなことを言い出したのです😩

ノートを破ってしまう息子

テキストベースで演習をしながら数学を学んでいこうと思った矢先でした。息子は、頻繁に私に『紙をちょうだい』と言いました。

息子
息子

おかーさーん、なにか紙をちょうだい。

はいどうぞ。ところでなんで紙が要るの?

なんじゃろのーと思いながら私は彼に紙を渡しておりました。白いコピー用紙とか、何かの裏紙とかそんなのです。ある日息子が学習している様子をチラリと見ると、どうやら息子は真っ白の紙をただの計算用紙として使用しながら、黙々と演習を続けていることがわかりました。

はいここで。

私の中の誠に勝手な“常識”というものが発動です。

私

ちょちょちょっと!そんなやっつけみたいにしないでよ!勉強というのはきちんとノートを使って、体系的に進めるものじゃないんかーい!

ほら、日付と単元をきちんと書いてさ、あとから経緯がわかるようにさ。ノートはたくさん買ってあったでしょう?どんどん使って良いからさ!

今振り返ればこんな言い分が通用する息子ではないことは明白ではあるのですが、私はとにかく驚いたのです😩

中学受験の学習だって、科目ごとにノートをつくり、その日の学習内容や講師の助言、そういうものを書き込んでいくようにときちんと指導されていたはずです。

ノートは作るものである。そして後から眺め、自信と理解を深めるためにある。

そんな私の自分勝手な“常識”は、彼の反発を招きました。

息子
息子

なんで!!なんで紙だといけないの!!

私

学習の軌跡がわかるようにするためだよ。そしてノートを振り返れば自分はこれだけやってきたという自信にも繋がるよ。

息子
息子

そんなもの、わからなくても構わないよ!僕は!ノートなんかなくてもちゃんとやってるのに!!💢

私

紙もノートも同じでしょう?だったら科目ごとに1冊にまとまっていた方がいいじゃない。紙だとバラバラになって管理ができなくなっちゃうよ。

息子
息子

管理する意味がわからない!だいたい、ノートは大きすぎるんだよ!書くのは1ページだけなのに、見開きで2倍の面積が取られることが嫌すぎる!!💢

私

そんな屁理屈、知らんがな。

だいたいね、中学校に進学したら、ノート提出もあるんだよ。それで成績もつくんだよ。郷にいれば郷に従えというのだから、そういうものだと受け入れることはできないの?

私は新しいノートを持ってきました。今思えば全くの悪循環でありますが、それでも私も親として、一度くらいはしっかり言わねばなりません。

私

ほら、やってごらん。正しい姿勢で、机の上を片付けて。きっとうまくできると思うよ。

息子
息子

嫌だ!ほら、こうやって開いたら余計なスペースが取られるでしょうが!!こんな無駄はあり得ないよ!!

私

一度やってみる努力はしても良いと思うんだよね。あなたはもう、中学生になるのだから。

息子
息子

嫌だ!絶対にやらない!!

そう言って、息子は私が持ってきた新しいノートの1枚1枚をビリビリと破ってしまいました。

そしてバラバラになったそのノートだった紙をふたたびただの計算用紙として使いながら、つまり同様に無秩序に筆算や計算式だけを書き殴りながら、書くスペースがなくなって使い終えたらその辺に放り投げて次の紙へ、息子はそうして学習を再開しました。

息子
息子

なんだかすごく嫌な気持ち!!コピー用紙の方が絶対に良かった!!

まぁ、落ち着いて。何がそんなに気に入らないの。

これはいかんな。何かしらの息子のこだわりが発動しているぞと私は危機感を感じました。

だけど公立中学に進学すれば、ノート提出の評点だってあると聞きます😭もちろん私の本音としては、ノート提出なんて全く意味の分からない不要な評点だとは思っているけど(←すみません笑)、それでも郷にいれば郷に従えというのだから出来るところまででもなんとか頑張って欲しいと思っていました。

解決案は思いの外簡単だった

だけどせっかく今まで気持ちよく学習をしていた息子の意欲を折ってしまうことの方が重大です。私はなんとか折衷案を見つけたかった。だからこんな提案もしていきました。

私

ルーズリーフを使ってみるかい?整理はお母さんが手伝うよ。これなら中学でも認めてもらえると思いますよ。

息子
息子

なにそれ、いやだ、全然変わらないよ!!

だめかー

私はしばらく悩んでいました。そして息子も、数日経っても相も変わらず破りちぎった『ノートだった紙』を計算用紙として使いながらイライラと不本意そうにしています。

余計なことを、しちゃったなー。私の心は決まりました。もうノートにはこだわるまい。

つまりは、計算用紙がふんだんに使えさえすれば良いんだよね。

息子の意欲を折らない方が重要なのです。だったらそれに特化すべきだと判断しました。それで息子が気持ちよく使えるならば良いじゃない。中学校のことは気にすまい。そもそもノートの使用が問題になるなら、義務教育のうちはその環境調整は私の仕事であるはずで、彼には全く関係のないことなのです👍

それに私も、考えごとをしているときにはこんななんでもない紙(↓)に思いのままに書き殴りながら多動な思考をまとめていくという癖があります。どこか海外出張の時に海外の大学でもらったものが使いやすく、そのまま私の定番になりました。A4サイズのノートも割と好きで、私にはB5サイズだと少し紙面が小さいです。同じじゃないか、やりやすい方で良いじゃない。

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そんなわけで私はある日の買い物ついでに寄った無印良品の文具コーナーで、たまたま見つけた、息子に非常に良さそうな、こんなものを書いました(↓)。計算用紙が無限に(?)連なり、無地でB5でテキストの上にピッタリサイズで収まります。たぶん、これだ。

息子は落書き帳でも使ってればいいのさ、という投げやりな気持ちで購入しました。ノートより安いし。

そうして私は帰宅して、すぐにこの『落書き帳』を息子にさっと手渡しました。

私

はい、息子。たぶんだけど、こういうのが欲しかったんじゃない?使ってみて。

すると息子、びっくりするほどの大喜び!あまりの反応に驚きました。彼は元来、とても素直な良い子なのです。

息子
息子

そうそう!!こういうのが欲しかったの!!ありがとう!!

息子
息子

うわー、めっちゃ使いやすいわー。はかどるーー!

そんなに!?

その効果もテキメンでした。

見てよこの、まるで生まれ変わったような、水を得たような、この整然とした書きっぷり(↓)😅彼が今までこんなに綺麗にノートを書いたことを私が目にしたことがあったであろうか(いや、ない)。

今年のお正月頃の様子です。テキストの左側を読んでいる時は落書き帳をテキストの右側にピッタリ重ねて『省スペースだ』とさえ喜んでいます。

それから息子はこの落書き帳を愛用しながら数学も、そして英語の学習も進めています。

私は呆気に取られました。脱力ですよ。なんだよ、そんなことで良いのかよ、って感じでした。

あまりの息子の変貌に、適した道具を使うことの意義を再確認させられました。

あまりにも息子が使いやすいと喜びますので、私は先日、中学受験前に息子のお友達のR君に会った際にも同じ落書き帳を1冊プレゼントをしたくらいです(↓)😅気に入ってもらっているかな。今度感想を聞いてみようと思っています🤣

こんなことで、良かったんだ。

ノートという、無根拠な常識に囚われていたのは私の硬い頭だけだった。

私は再び大きく目を開かされた、そんな気持ちを感じていました。

彼の認知特性からは、非常に理にかなっているらしい

このエピソードは、いつも息子の教育相談でお世話になっている心理士さんとも共有しました。

こちらの心理士さんは息子の初回のWISC-IV検査を担当してくださった方で、今も息子をよく理解していただいていると感じています。そしてこの日は先日に得られたばかりの、東大で受けた息子の2回目のWISC-IVの検査結果もちょうど共有したところでした。

するととても驚いたことに、心理士さんから私のこの“落書き帳”の選定については非常に理にかなっていると大きく褒められることになりました。

臨床心理士さん
臨床心理士さん

息子君は、非常に視覚優位な人なんですよ。彼は目からの情報を得ることを非常に得意とする一方で、なんでもない雑音のような情報さえも過剰に取り込んでいるかもしれません。彼は意識の底で、ノートの罫線さえもうるさく感じてしまっていた可能性もあり得ますよ。

それに加えて、この処理速度の低さです。罫線に沿って書かされることは相当な苦痛だったのかもしれません。

臨床心理士さん
臨床心理士さん

白紙のキャンバスにしたとたん、自ら表まで書いていますね!本当に驚きました。さらに自由であるからこそでしょう、適宜スペースもあけています。今までの彼のノートには見られないほどの変化です。顔つきも本当に集中できていてすごいですね!

きっと心から快適なのだと思いますよ😊

臨床心理士さん
臨床心理士さん

私も、中学でのノート提出に関しては息子君には配慮が必要だと思います。白紙のノートを使うことは基本になるでしょうし、なんなら板書を写真に撮って自ら学習するからとしてしまうのも良いでしょう。

中学校にもスクールカウンセラーさんはいますから、理解してもらえて、相談がうまくいくと良いですね。高校受験が終わった頃に、中学校に面談を申し込んでくださいね。

承知しました!白紙のノートと落書き帳もすぐにまとめ買いしてきます!!

なるほどでした。

特性に適した道具を使うこと、私はその重要性を目の前でまざまざと見せつけられた思いでした。

こんなに簡単なことで良かったのに、私は息子にまた謎の常識から困難を押し付けてしまうところでした。そんな反省の気持ちも込めながら、こんな対応と大変化の例もありますよということをご紹介方々記録しました。

もしもノートに困難のあるお子さんがいれば、ちょっと試してみても良いかもですね。

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12歳 息子の特性を理解する
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コメント

  1. Cher より:

    またまた!これまたうちの息子君と同じで、読んでて笑ってしまいました。
    ノート、うちも破って計算用紙に。

    自分で勉強する時だけ本当に、美しく描けるのです。
    そして数学が楽しい♪と。

    もう同じすぎて笑うしか無かった記事でした。

    • Naomi Dr.Nao より:

      私の息子以外にも、ノートを破って計算用紙にするお子さんがやっぱりいたなんて!!笑

      同じですね〜。まるでCherさんの息子さんを追いかけるようです。またいろいろ教えてください!

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