みなさんこんにちは✨
先日に書いた、息子のノートの使い方に関する記事には本当に多くのご意見やご感想などをいただきました(↓)。みなさま、ありがとうございます😊
白紙のノート(っていうか落書き帳ですね🤣)を使うようにした途端、息子の学習は大変整うようになったという話です。これについては本当に、こんなことで良かったのねと、私も目から鱗で驚くばかり。
そしてこの記事を読んでくださった方々のお子さんについても、それぞれのご家庭ごとにこだわりのノートがあるという話を聞きました。それぞれ自分に合ったものがあるのですね。
うちは10mm方眼一択です。それ以外は受け付けません。
小学校の頃に様々なタイプを試して、さんざんすったもんだした後にこれに落ち着きました。
ほんまそれ!このAさんのLINEの中にあった『さんざんすったもんだした後に、』という部分についつい私は吹き出して笑いました🤣いや、笑い事じゃないんだけど。だけどきっと語りきれない大きな波がご家庭内にあったのだろうと伝わってきて、そのご苦労をお察ししながら、『どこも一緒なのだなぁ』という笑いが込み上げてきたのです。同時に私は、Aさんがお子様のために使いやすい、特性に合う道具を探し出さされるまでの戦いに敬意を感じずにはおれません。
ちょっと話は逸れますが、私もかつて市販のあらゆる種類の消しゴムを買いまくったことがありました。息子が小学4年生か、それくらいの頃でした。
当時、息子があまりにも消しゴムで筆跡を消すのが下手でした。下手というのが、息子は適当に消してまたすぐに上から書くものだから、彼のノートはいつも何が何だかわからないという状態でした。息子はそれを『気にならない』とは言いましたが、とにかく汚い、見えにくい、その結果としてちょっとした計算ミスなども頻発していたことが事実でした😩それで私は、だったら少しでも息子にとって使いやすい消しゴムがあるのではないかと探した時期がありました。
その時は結局、『それは消しゴムの性能の問題ではなかった』という結論を得て終わりましたが(←🤣)、そんな結論に至れたことは親にも子にも発見でした。やるだけやったのだから満足であるという、そんな謎の達成感さえもがありました。お金も手間も少しはかかってしまったけれど、こうして可能性を一つ一つ潰していくしかないのです。そんな経験を思い出し、私はおそらくAさんのご家庭でもこれと似たような経緯があったのだろうと想像できて笑えたのです。
また、息子のノートに関しては、学生時代に塾講師としてのアルバイト経験が長いという研究者時代の先輩からもこんな感想をいただきました。
私は、ノートの罫線や無地のところも大西さんの息子さんにめっちゃ共感しています。
だって大学入試も大学の授業のレポートも、数学は大体無地の紙を使って答案を作りませんか?数学の答案の中には図やグラフを書くことも多いと思いますが、そこに罫線があったらとても邪魔だと思いませんか?
数学の答案は、プレゼンテーションみたいなものです。数学も「自由に」勉強できれば楽しめるんじゃないかと思いました。
わかるような気がします。そういえばですが(←また話が逸れる🤣)、私も高校生の頃にはA3だったかB4だったかの紙の隅っこに1問だけ印刷された数学の課題が配布され、その紙いっぱいを自由に使って黙々と数学を解いていく時間が好きでした。それは当時の恩師たちが私たちのためにと準備をしてくださった、各自のペースで自由にできる学習でした。良問揃いで、場合によっては3日3晩をもその数学の1問だけで頭がいっぱいになってしまうこともありました。それで『あっ!💡』って閃いた時にはもう大興奮🤣出来あがった答案を眺める時には忘れられない快感を覚えました🤣とにかくそんな学習が、私自身もとても楽しかったことを記憶しています。あれもさぁ、もしかしたら答案用紙が“白紙”のプリントだったからこその快感だったかもしれませんね。
また、当該記事のコメントに書いてくださったCherさんのご家庭でも、現在中学生だという息子さんにはずっと以前から“決まったノート”があるという話を聞きました。それは罫線付きの一般的なノートですが、どうやら息子さんは以前から表を手で描く時にはあらかじめ白い紙に書いてから切り取り、それをノートに糊で貼りつけていたこともあったよう。
なんでこんなことわざわざするのかなあ〜って思ってたけど、もしかしたら同じ?かもしれない。
そんな共感さえも得られたり。しかもCherさんのお子さんは、我が家の息子と全く同様、“やらされている勉強”ではノートを破って計算用紙にしてしまうこともあったというからホントにもう、なんじゃそれ、って感じです🤣
ノート、うちも破って計算用紙に。これまたうちの息子君と同じで、読んでて笑ってしまいました。
しかもその後、LINEで実際に破られて使われたノートのお写真までも見せてもらったりと盛り上がりました🤣
その時に、私が面白いなと思ったことは、Cherさんのお子さんは、本当に絵がお上手なのです(←びっくりした!)。
話を聞けば、これも我が家の息子の心配と同じように、学校でのノート提出への難しさに絡んでいると考えられそうでした。そのお子さんも、中学生になったばかりの頃に一度、ノート提出で躓きを経験しているということでした。その際、お母様であるCherさんはお子さんの心理検査の結果(:処理速度凹)をもって学校に相談し、お子さんがやりやすいようにと配慮を求められたとのことでした。
授業の板書はタブレットで写メっておいて、後から期日までにきっちり書いて仕上げたものを提出するっていうことにしてもらったよ。
上手な落書きは授業中に(雑音や視覚で)授業がしんどくなった時に集中するために書いてるらしい。先生も困難を理解してくれているから、彼なりの回避方法として許してくれているよ。
それでいつもノートの点数はA(優良)をもらっているよ😌本当に学校に理解してもらえるというのはありがたいと思うね😌昔だったら即アウトだもんね。
これはとても良いことを聞きました!✨
息子の心理検査の結果も処理速度だけが凹の値となっており、検査をしてくださった臨床心理士さんからも『進学したら、授業中にノートをキッチリ書いていくのは追いつかないかもしれませんね』と、大いに心配されておりました。
だけどCherさんから聞いたお話は、もしも息子がこの問題に直面したら授業中は板書を写真を撮らせてもらっておいて、後で自分なりにまとめたノートを提出させてもらうようにと配慮して貰えば良さそうだと分かりました。それなら対処できそうです。心強いと感じました。
私はタイミングの良い時に、この話を息子にも共有してみました。息子本人も、まんざらでもない様子でした。
すごい!この人、めっちゃ絵が上手い!
へー、そういうやり方もあるのかぁ〜。
このエピソードが息子の心に響いた理由は、実際にこのようなスタイルで授業を受けている中学生が存在するという事実を息子自身も知ることができたからだと思います。
息子は自分が困難を抱えることを薄々自覚しながらも、どこかで“普通”であることにこだわってしまったり特別扱いされることを嫌がったりも見られます。息子にとって、配慮は支援が必要かもしれないけれど、この本人の意識がなかなかネックなのです。
しかし息子はこの時に、このように配慮を受けている中学生が実際に存在することを自分事と重ねて率直に理解することができました。おそらくですが彼の中で、自分なりに“やり方”を工夫していくことは決して悪いことではないという、何かハードルが下がったような感覚を得られたのではないかと思います。
親がどれだけ言っても聞かないこともある年齢ですが、息子にとって同世代のお子さんがさまざまな工夫をしながら学校生活を過ごしているのだというお話は、きっと息子にも受け入れやすかったのかもしれません。
加えて、「昔だったら即アウトだもんね」っていうCherさんのお言葉にも、私は大いに考えさせられるものがありました。
これは、少し以前の昔にはどうしようもないことだったかもしれないけれど、今のこの時代には、自分の“凹”の部分はテクノロジーと環境で調整可能にもなるという意味でしょう。周囲の理解も得られやすくなっています。
それは、とても良いのではないか。全く問題無いではないか💡
そのために、特に特性が爆発してくる思春期頃からのお子様には“自己理解”がどれだけできているのかが大事になってきそうです。配慮や支援も、押し付けられるだけでは効果はなかなか出ないでしょう。
そんなことを思いました。
彼らの学生生活が、どうか健やかであるようにと願っています。もちろん船の船頭は本人だけど、親の後方支援こそまだまだ密接に抜かりなく、かつ影の立役者であるように。
そうありたいと願っております。
コメント
Cherです(笑)
特性っ子の様々な困難に、親として翻弄されながらも新しい発見と対策を模索しております。
小学生、中学生と本当に色々なことがありやっと息子の特性を不思議と思う気となく、あ〜そういう事もあるのね!と思えるようになりました。
特性のある子供に、学校環境を整える事が今、本当に学校側にも協力がある事は親が動いて初めてわかるものだと思います。
ただただ、子供だけを頑張らせることではなく、理解を求める事が最大の親ができる環境づくりなのかな?と思います。
私達母親は、いつも子供の笑顔がみたいですもんね。
学校に無理難題を投げかけてはいけませんが、一緒に子育てをしてもらう(理解)という風に一緒になって考えていける関係を学校と作れればいいなあ、と思います。
私達はただでさえ不登校や先生方に迷惑になるんじゃないかと心配し、家庭内でなんとかしなければと思いがちですよね。
1人で子育ては出来ません。
昔のようにみーんなで育てていけるように出来たら理想ですね。
そして息子達の特性、こうやってみるととっても個性的で、いつも子供なりに理由があって面白いと…最近やっと思える今日この頃です。
こんにちは😊いつもありがとうございます!
学校環境を整えることが重要であるともいう事実に直面しつつ、ちょっと聞き及んだ話では必ずしも理解してくれる学校だけではないということも実際だと感じています。
例えばですが、特性に由来する行動が他と揃わないことで「ずるい」とか「ルールを守っていない」と捉えられてしまったり。そのようなお子さんの保護者の方からは、『教師もまた学校という組織の一員なので教師の一存ではどうにもならないこともある』と嘆かれていたりも聞きました。
学校と良い関係を作りたいと思ってはいるものの、どこかすれ違いが起こることもあり得るのだろうと思っています。
だけど、できることからやっていくしかないですね。特性自体も受け入れられれば『そういう理由があるのね』と私もようやく発見を喜べる気持ちに至りつつあります😊子供たちの周囲の大人にも、そうやって受け入れていって欲しいです。