みなさんこんにちは✨
いやいや、私は驚きました。
息子がこの10月に受験をした、英検（実用英語技能検定）の準2級、その一次試験に合格したというのです。
おかーさーん、英検受かった。二次試験の対策を手伝ってほしいんだけど、いい？
ままま、まじで合格したって言ってんの？
うん、ほら。
ほえーーー、大したもんだ、すごいじゃん。
うん、英作文を習得したことが良かった。英作文とリスニングが特に良い点数だった。
すごいじゃん、とは言いつつも、私は本当に驚いていました。いや、最早、“不思議”のレベルです。え、だって、準2級だよ？それって高校生の中級レベルで、結構難しいんじゃないんかい？
英検準2級といえばほら、私自身は高校生の時分にほら、ヒーヒー言いながら勉強して受けたアレだよな？🤔だいたい私は（息子と違って）学校にも行っていたし、英語の授業も受けていた。それでも、結構大変だった気がするが。
それがなぜだ。
英検準2級というのは中学生になったばかりの、しかも塾にも英語の習い事にも全く行かせたことのない、そんな息子が家で完全独学で合格できるようなものなのか？ましてや彼は、家でそれほど勉強している素振りもみえないから不思議です（←私はあまりの息子のダラダラ具合が目が余り、『たまには勉強でもしなさいよ』とは声をかけることもありますが、彼が親の指示に従うことなど皆無なのです😩）。
そう、私だって、彼が一生懸命に努力して努力して、そうして突破した試験ならば手放しで褒めてやれるのです。しかし側から見れば、どうにも“そんな感じじゃない”ものだから、私はかなり驚かされたと思います。
お主…恐るべしやな…っていうか、いったいどんな頭しとんねん。
別に普通。お母さんが買ってきた参考書も読んでやったし、単語帳も半分くらいは音読したし、過去問もネットでダウンロードして見たもんね。
まぁいい。まずは合格したことを喜ぼう。よくやった。
あ、一緒に受けたR君も受かったって。
おぉ！それも大変良いニュース！
友達同士、W合格は素晴らしい！
そう。息子の英検の背景を一つ言うならば、彼には一緒に勉強をする“仲間”がいました。その相乗効果は絶対にあっただろうと思っています。
R君は、息子の保育園時代の同級生の間柄。小中学校は別ですが、自宅同士は近所です。ママ同士が飲み仲間🍷であることもあり仲良くて、英検に興味があるというR君を『良かったらうちで一緒に勉強を見ますよ？』と私が自宅に誘ったのが2年ほど前で、以来ずっと彼らは一緒に勉強をしています。
お邪魔します。
R君は週に一度は爽やかに、息子の部屋にやってきました。土曜とか日曜とかに、互いの都合の良い日時を相談し、英語の勉強を2時間ほどしっかりやって、それから二人でゲームをしたり遊んだりして、
お邪魔しました。
と爽やかに帰っていくのです。いつも靴をきちんと揃えて丁寧に挨拶をしてくれる、好青年とは彼のことか。
何より、不登校だった息子にとって、当時彼は唯一とも言える社会とのつながりでもありました。R君には感謝しかない、ありがたい😭
そんな二人が今回揃っての合格とは、本当に二人ともすごいなぁ。
R君は元々しっかりしたお子さんですが、英検に挑戦するようになってから英語力がぐっと伸びたと聞いています。最近では、彼が通う中学校では1年生ながらも英語スピーチの代表にも選ばれたのだと聞きました👏
彼のすごいところは、英検が近づくにつれて私の都合も気にしてくれるようにもなったこと。
次回は（息子）のお母さん（←私ね）がいる時間帯に勉強会をやろう。英作文を見てもらいたい。
そうしよう。おかーさーん、今度の週末は家にいるの？
嬉しいですね。リソースをフル活用しようとするその姿勢が素晴らしい！私はもちろん、彼らのその時の理解に合わせた指導とテコ入れを惜しみなく。私と息子が向かい合えばついヒートアップすることも、反発が生まれることもあるけれど、R君というその場に第三者の友人が居ることで息子も素直に私の話を聞きました。
私がその勉強会時に不在なこともありますが、そんな時は暇な夫（←私なんぞよりよっぽど英語を知っている、ドイツ語とかも謎に多言語に堪能な商社マン）が駆り出されてもいたようです。
だけど夫にしてみりゃ彼らのレベルは相当低く見えたようで、たびたび見られる夫の呆れ顔はウケると同時にかわいそうでもありました（夫が）🤣
今日さー、あいつらが音読してるのを聞いたんだけど。
『us（私たち: ˈʌs）』を二人とも『ウス！』って読んでたんだよ😩ウスはないわ、日頃ちゃんと勉強してんのか？爆笑したし、『二人とも、今すぐ（昨年合格した）英検３級を返上してきなさい、笑』とは言っといた👍
問題を見たけど、準2級はやっぱり難しい。まだ受験は早いんじゃないか？
って言ってた矢先の合格でした。だから私は、
ままま、まじで合格したんかい？
って反応になるし、夫も『まさか』と相当驚かされたようでした。
しかも今回の試験は二人とも、かなり良い成績でした。当日までによく仕上げてきたと思うのです。R君は英語の塾にも通っているとはいうけれど、それにしたって中学生になって半年足らずの男の子達が独学で達成するにはすごいことだと思います。
だけどそれも、振り返るならば『仲間が居たから』達成できたことなのだろうと思います。
そして息子が言うには、当日には彼の強みである『高すぎるほどの集中力』も発揮できたと言っていました。
まわりが全く気にならなくて、良い感じに集中できた。リスニングもよく聞こえてきた。R君も同じ会場だったから、朝に一緒に行けたのも安心だった（←私は娘の用事で送迎しなかったのです）。
今回は、条件が良かったとは言えそうです。しかしそれでも、彼らはまだ中学生になったばかりの小僧です。息子の勉強量の少なさは今は一旦さておいて、その点では彼の理解力と集中力がかなり高いことが功を奏していると思いますが、良い経験ができたのだろうと思います。すごいなぁ。
同時に、羨ましいな、とも思っています。
別にね、英検はちょうどいい身近なマイルストーンに過ぎなくて、合格自体が目的なのではありません。
英語をもっと身近に感じてほしい。英語なんて恐るるに足らんさと当たり前に感じてほしい。そんな願いはもちろんあります。
しかし何よりそれ以上に、目標に向かって仲間と共に努力したという経験が、息子の足元を構成する強い地盤の源になってほしいと願っています。このような経験を積み重ね、うまく行った、自分にはしっかり“力がある”ことを信じてほしい。だから『今度もきっと大丈夫だ✨』と、いつか彼が自宅から一歩踏みだすその時の勇気の基盤となっていったら嬉しいです。
そんな経験をできる息子が羨ましいし、いつか来るかもしれないそんな日を夢に見ながら、私はただ細々と英検の受験代を支払っているのだと思います。
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ギフテッド児に関して、新しい書籍が発売されます（↓）
ギフティッド児の多くは、乳児期からみられる感覚過敏や繊細さ、強烈な興味関心を持つ。
ギフティッドの子どもたち より抜粋
それゆえ保護者は子どもの類稀な才能そのものではなく、生育の難しさや生活の困難さから「この子はほかの子と違う」と当惑することは少なくない。
ホンマによ😭書籍が手元に届くことが楽しみです。
イベントのご紹介も（↓）
文科省による“特異な才能のある児童生徒に対する指導・支援”も少しずつ動き出している現状において、このような子供達の学びを支えようとする大人も増えていることを感じます。参加人数に上限があるようです。関心のある方々の意見を聞ける場が、私はいつも楽しみです。
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