みなさんこんにちは✨
少し前になりますが、私は当サイトにおいてこのようなことを書きました。
これまで、私自身は心理検査を受けたことはありません。子供の頃に集団検査は受けましたが、その結果は(私の母は少しは知らされたようですが)私自身には詳しく聞かされることはありませんでした。
私がこれまで検査を受けなかった理由は単に、その必要性を全く感じてこなかったからに他なりません。もちろん自身の特性理解にあたり、心理検査から得られる数値は自己理解の強力なツールになるのでしょう。だけど、数値がどうであれ、私は私でしかないのだから、それを知ることに大した意義を感じてこなかったというのが実際です。
当サイト内『ギフテッドについて知りたい』より抜粋
息子は、もしかしたら発達障害だけでなく、ギフテッドの素養も持っているのではなかろうか。
私はそんな直感をもとに、ギフテッドに関する本を読み漁り、ギフテッドの方々が主催するイベントなどにもいきました。そこで色々な方と話すにあたり、私は徐々に私自身の特性理解の必要性を実感するに至りました。
私は今、自分の知的特性を知るために、医療機関を受診しています。心理検査(WAIS-IV)も受けました。
今日はそんな話を記録しておこうと思います。
私と息子は、きっととてもよく似ているだろう。すなわち私自身の特徴を知ることは、息子の理解を深めることにも繋がるのではないかと思います。私自身もまた、医療機関を受診することに決めました。
受診に向けて
医療機関を探したい
自分自身の特性を知りたい。
私はそう明確に自覚をしてから、医療機関を受診することを決めました。まず最初に、私は2020年の一斉休校時に息子が大きく崩れた際、私も自身の不調を感じて駆け込むように通院を始めた心療内科の主治医にそれを相談することから始めました。
そういうわけで、私も心理検査を受けたいです。
しかしそちらの主治医は、ここでは少し難しいのだと仰いました。臨床心理士さんが常勤ではないのだそうです。
そっか、それなら仕方ありません。幸い、私には次の手としての心当たりがありました。当サイトを読んでくださる方々で、似たような資質のお子さんをお持ちの方々に聞いてみようと思いました。
こういうわけで、お子さんが通われている医療機関はどちらでしょうか。差し支えなければで構いませんが、教えていただけませんか?
何人かの方にお伺いさせていただき、経緯であったり様子や現状、色々な話を教わりました(教えていただいた皆様、その節はありがとうございました!)。また、GWに参加させていただいたギフテッドイベントの登壇者の方にもお話を伺ったりと情報収集をしていました。そうして私は私の住まいからも比較的通いやすい場所の、ある発達クリニックに出会いました。
初診予約をお願いしまーす。
初診までには、少し日数がかかりました。これまで通っていた心療内科の主治医からも新しく通う発達クリニックに紹介状を書いていただき、おかげさまで順調に通院しています。
ちなみに、少し遅れて今は息子も一緒に通っています。
母子で同じ医師に診ていただけることも、私にとってはとても心強く感じています。
私自身の生きづらさ
私の初診時には、私の生育歴や学歴、興味関心や自覚している生きづらさについて話を聞いていただきました。
私自身の困難としては、子供の頃には緘黙がありました。白黒思考が強いことや、臨機応変な対応が難しかったことなども印象的です。それらは今は経験でなんとか対応しているとは思っていますが、人並みにできているかはわかりません。
また、これは今もそうなのですが、自分の興味関心に合うことはどれだけでも出来る一方、自分が意義を理解していないこと、興味のないことへ全く取り組めないことは問題だと感じています。それは息子も同じです。
類似の資質のある息子の理解に繋げたいので、私も心理検査を受けたいです。
自分を知ることは息子さんの理解のみならず、自分の生き方の理解の助けにもなりますよ。受けてみても良いでしょう。混み合っているので少し先になりますが、予約を入れておきましょう。
自らの発達特性を理解したい。
私にとって自分を理解することは息子の理解にも繋がるだろうが、何より私自身のためにこそなるという医師の話に私は大きく頷きました。
そんなわけで、私自身もようやく心理検査(WAIS-IV)を受ける準備が整いました。
そんな問題には答えられない
私はその後も通院しながら、少し日にちはかかりましたが検査の日を迎えました。
私はこのような検査を受けることは初めてでしたが、このWAIS-IVという検査はとても難しいものでした。つまり、ここでも私の生きづらさ?独特の思考?が遠慮もなく表出した、という感じです💦
例えばそれは、“概念”だったり“知識”を問われる問題で顕著だったと思います…。(検査内容をあまり書くのもなんなので、私が困難を感じたものだけ記録します)
練習問題です。以下の二つに共通する概念は何ですか?『2』と『3』。
素数。
はい、何十人かに1人程はそう答える方がいらっしゃいます。数字、とかで良いですよー。
以下の二つに共通する概念は何ですか?『うさぎ』と『とら』。
干支。
はい、動物とかで良いですよー。
常識問題です。水の沸点は何度ですか?
気圧がわからないととても答えられませんが、それは罠ですか?(←ちょっと不機嫌)
1気圧ですー。
じゃあ…100℃?
罠じゃないですよ。そういう人、たまにいます。大丈夫です。少しゆっくりやりましょう😊
いや、なんて言うかね。私は気づいちまったわけですよ。
『息子のことをあんまり言えたもんじゃねーな!』と(↓)。
息子。ごめんよ…。私はこの罠のような問題が本当に本当にストレスでした。そんな自分を棚に上げて私は息子に、たとえ前提条件が不明瞭でも小学生の問題なんだから察して解けと思ってしまって本当にごめん。
だよね。答えられるわけがないんだよね。
自分にもできないものを私は息子に強要していたことを知り、私はショックを隠すことができませんでした。(この日は帰ってすぐに息子にこれまでのことを謝りました)
早速私は息子の理解が深まりました。それだけでも大きな収穫あり、大成功👍ってことにしておきましょう😅全ての検査を終えて、私はぐったり疲れて帰りました。
夫は普通に答えられた
ちなみにですが、その日の晩にこの話を聞いた夫は大爆笑です。
例題ね。『うさぎ』と『うし』に共通する概念は?
動物!
じゃあ、『2』と『7』に共通する概念は?
数字!
水の沸点は?
100℃!
いやいや、干支は無いでしょ、笑!干支は無いわ、絶対無い。せめて『哺乳類』とかでしょ🤣
お母さんは素直さが足りないんだよ🤣
考えすぎだし、干支とかホント意味不明すぎる!🤣
しかしそんな話も、私の同志である息子には若干の同情を誘ったようでした。
…ちょっとはお母さんの気持ちはわかる。だけどそれは僕でも『動物』って答えるかなー。
いやいや、絶対あんたも『干支』って言っちゃう派でしょうが、と心の中では思ったけれど、そこは笑い話に変えました。我が家ではあれやこれやと盛り上がりました。
ちなみに。
この話はよくLINEをさせてもらっているお友達とも共有させてもらいました。彼女が言ったことが、的を得ているのかなと思いました。
葉脈を見て森を見ずって感じですね。
でも葉脈を見る人も森全体を見る人も、なんならもっと大きな視点で見る人もいるからさまざまな分野が発展していくんですよ。世の中うまくできてるもんです。
検査は点数をつけたり合否を決めたりするのが目的ではなく、その人の生きづらさのもとを推測し対応を考えるヒントにするものです。きっと今後に活きるアセスメントになると思います😊
それだ。
つまりは視点の多様性です。この表現でこそ、私が受けた心理検査の現象を説明できそうだと感じました。
そうなのよ。いろんな人がいて当然なのです。だけどそれも優れているとか劣っているとかではありません。個体差なのです。個体間に差があるのは当たり前であるからこそ、各々の特性を正しく知って対応を考えていくヒントにしていくことが重要です😊
さすがのご意見だと思いました。私は深く感銘を受けました。
そんな私の心理検査の話でした。結果についてはいずれまた、書かせてもらおうと思います✨
コメント
ちょっと笑ける。
私も干支だと思った笑
干支だと思いましたか、笑。LINEでもそのような声が寄せられています。
なんだかんだ、「この親にしてこの子あり」、ってことなんでしょうねと思われます。そんな人が当サイトには集まってきている印象です、笑。同志✨
私も「葉脈を見て森を見ず」派なので、仕事上の簡単な指示もものすごくいろんなケースを想定して勝手にややこしくして疲れてしまいます。
私だけじゃなかったんだと少しホッとしました。
同志ですね✨勝手にややこしくしているというのも分かります、笑。
個性の範疇です。自分だけではない、仲間がいるという事実は思う以上に支えになります。お互いに✨