みなさんこんにちは✨
先日に私は当サイトにおいて、このような“勉強会”の企画があることを呼びかけました(↓)。
今日はこの勉強会が7月某日、都内会場において実現することができたことを記録したいと思います🙌
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。また、興味を持っていただいたにも関わらず日程や開催場所のご都合が合わず今回は参加が叶わなかった皆様にも心よりお礼を申し上げます。
第一回はの参加者は7名でした。
このような個人のサイトの呼びかけから、さらには感染症の流行が心配される中においてこれだけの方にご参加いただいたことは私にとっては予想以上のことでした。今日はその会の様子などを簡単にでも紹介したいと思います。
参加が叶わなかった方からも、次回以降があれば参加したいという声もいただきました。次回は“交流会”という形で、オンラインも併用するなどしてゆるーく企画してみようかとも話しています。
第一回勉強会を開催して
呼びかけから開催まで
この度は、現在はカナダにお住まいでgifted&2E児の学びのサポート事業をされておられる塩沢さん(Rubeus)より、
私、慣れてますからオーガナイズしますよ。
そうお声をかけていただいて実現した勉強会の企画でした。大変ありがたいお話でした。
対面での勉強会を開催したいと思います。
そう当サイトでアナウンスをし、また、塩沢さんのつながりの方々へもアナウンスをしていただいて、10名ほどの方にご興味を持っていただきました。
きっとみんな似たような思いを抱えているのであろう。どんなお子さん、どんな親御さんにお会いできるか楽しみすぎる✨
それから日程調整と場所の確保。当日は誠に残念ながら感染症の影響を受けて(←仕方ないとは言え残念すぎる😭)ご参加が叶わなかった方もおられましたが、最終的に7名の参加者により第一回の勉強会が実現できたことは私にとってはとてもありがたいことでした。
カナダから一時帰国された塩沢さんとも事前に打ち合わせをさせていただき準備万端、満を持しての開催です。
みなさんきっと喋りたくて来るのでしょうから、盛り上がるでしょうね。
私もしーーんとした勉強会にはならないだろうと思っています、笑。むしろ収拾がつかなくなる恐れもあるくらいかと🤣
今回の勉強会の目的として、以下の2つを設定しました。
- 私たちは一筋縄ではいかない子育てをしていることを改めて自覚すること
- しかし私たちは同志であり、孤独な戦士ではないと知ること
つまりこの勉強会が成功したかどうかは、この場の議論が盛り上がったとか、欲しかった情報が得られたとかだけでなく、この日から何らかの形で参加者のなかに共感に基づく新たなネットワークを生み出すかどうかだと願っていました。
実際につながりが生まれれば、この会は成功したと言えるでしょう。そんな思いで私たちは当日の開催へと臨みました。
当日のトピックス
当日には、さまざまなことがトピックスとして挙げられました。
OE(Overexcitability:過度激動)への対処について、衝動性や感情のコントロールについてはお子さんごとの事例を聞いて話し合い、癇癪への対応についても多くの実例や親の疲弊(←辛いですよね😩)に共感を得られたと思います。
私の息子もそうなのですが、過度激動や感情コントロールの問題は年齢が上がるとともに顕著にもなることは多くの方が感じてこられた事実のようです。“思春期”や“二次性徴期”は重要なキーワードだろうと思われました。この時期のお子さんは、特性による感情のコントロールの難しさはホルモンの大波に飲まれることでさらに難しくなるようです。二次障害についても話し合い、大切なことは資質上のケアであること、甘やかしでなく手厚い対応(療育)の重要性も話し合えたと思います。
また、不登校や子供に合った環境や進路については皆さんとても知りたいところだったようです。
不登校は、特性をお持ちのお子さんにとっては実に密接に関わります。以前の記事にも書いたように(↓)、学校に行けなくなるお子さんは全体の約7%程度である一方、それが自閉スペクトラム症のお子さんの場合は42.6%にものぼることが知られています。
さらに高IQのお子さんにおいては、その不登校の割合は25%程度にもなるという話もあるそうです(←聞いた話なので自分で調べておりません。目安として悪しからずご了承ください)。
なんだかね。
そんな話を聞いたらもうね。
私の息子なんか、なるべくして不登校になったのだと合点もいくってもんですよ😅実際に今回の勉強会はたった7名のご参加ですが、その半数以上のご家庭においてお子さんが不登校や五月雨登校を経験されておられることは彼ら/彼女らの学校というシステムへの馴染み難さをよく反映していると思われました。
会においては、それぞれのご家庭でお子さんの状況から感じてこられた“こんな環境は合わなかった(校風や部活動など)”という経験談も聞かれました。その中にはある程度の共通事項も見えました。また、それぞれの方の経験だったり情報網などから「このような学校は馴染みやすいかもしれません」などの学校名が実例を挙げて話し合えたことはお互いにとって非常に有意義な情報交換になっただろうと感じました。
子供の持つ特性、感情の激しさや完璧主義やプライドの高さ。
それらを支える親自身のメンタルの保ち方など、話題は広く展開しました。
私は興味深く聞かせていただき、皆さんが本当に深くまで悩みながらも情報を集めて学び続け、本当に精一杯の対応をしていることに感銘を受けるばかりでした。
会の後にはこのようなご感想もいただいております。
今日のお話を聞いて、私は親に言われるまま小学校から大学まで女子校で、親の敷いたレールに素直に乗って、なんにも躓かず生きてきてしまいました。なので私もどうも私が最善と考えるレールに息子を乗せようとする傾向があると気づきました。
息子の人生は息子のもの、前向きな伴走者になれるようになりたいです。
本とかいろいろと参考して育てにくい娘を育てていますが、まぁことごとく裏目に出たりと、子育ての黒歴史を上書きしております😭
失敗からしか参考にならないので、私の経験談が少しでもお役に立てれば、散々怒鳴り泣いた甲斐があります。是非、またお会いしたいです。
普段話せないことも話せる仲間ができてすごく嬉しかったです。
2時間の予定が、話は3時間経っても尽きることなく時間が全然足りませんでしたね🤣本当にたくさんのことをお話しできたと思います。
だけどきっとこの機会において、私たちは一筋縄ではいかない子育てをしていること、私たちの子供は資質的に『親が良かれと思うレール』には乗りづらく、彼ら/彼女らは独自のルートを見つけながら歩いていく人たちなのだと覚悟する気持ちを共有できたと思います。
新しい繋がりも生まれました
結果、本会は成功だったと思います。
お互いの話を聞く中で共感したり、お子さんの性別や年代の違い毎のそれぞれの苦労に驚き合ったり、会の後にもお茶を飲みに行ったグループがいたり、情報交換のためのLINEグループも生まれつつありました。
そう。私たちの育児はこれまでもこれからも、“カオス”であり“先が見えない”道程です。
以前に参加させていただいた会(↓)では成人giftedの方々も、『自分の親は自分を育てながら訳がわからないと言っていた、相当苦労をしたはずだ』と仰っていました。まずはそれを頭でしっかり受け入れる作業が私たちには必要です。
その時々で色々なことが起こるだろうと思います。そして私たちは、全てを1人で抱え込めるほど強くない。さらに現実的には、特性や高IQに関しては誰とでも共感できる話ではないことも事実です。
経験や情報を持つ人とつながり合い、家庭という小さな集団のリーダー達が少しでも前向きにそんなカオスな子育てに挑戦していかなくてはなりません。
この日の会がそう思える機会の一つになったならば、そんなに嬉しいことはありません。
私も本当に楽しい1日を過ごさせていただきました。また皆さんとお話しできる機会が持てれば最高です😊
ご参加いただいた方からも、また今回は参加が叶わなかった方からも『次回があれば』という声をいただいておりますので、近いうちにまた何かしら企画しようかと考えています。例えば、聞くだけでもOK、途中入退室OK、オンラインも併用等で緩〜い感じの交流会なんかが良いかもね。今は新型コロナウイルス感染症の影響も大きいですし、具体的にはまだ何も決まっておりませんが余力次第(←手伝ってくださる方がいらっしゃればありがたいです)でまたいずれ、何らかの機会でお会いできるように願っています。
親というのは難儀なものです。
だけど私たちは孤独な戦士ではありません👍仲間を集め情報を集め、知識を蓄えていきましょう。その中から我が子に合った選択をサポートしていくしかないのだろうと思います。
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