みなさんこんにちは✨
1月半ばに息子が濃厚接触者に特定されて、我が家はしばらく自宅待機。家の中でできることをして過ごしていました。
できるだけ有意義に。
普段できないことができる時間だと思ってさ(↓)😊
そう思いながら過ごしてきたけど、やっぱり我が家は今回も“綱渡り”の状態だったのかもしれません。
約2週間の自宅待機期間。
私は繊細な息子が、やっぱり少しずつ少しずつ、参ってきていることを感じていました。先週末にはついに、ゾッとするような、一昨年の我が家に起きた悲劇を思い出させるような出来事もありました。
一昨年の出来事を、我が家は繰り返すわけにはいきません。
私たちはあれから何を学んだのか。今できることは何か。それを思い出すために、自分のためにも今一度しっかりと記録しておこうと思います。
私は今回も息子の様子を見てゾッとしたし、夫も気づいたようで苦しそうでした。
やはり息子はこういう状況に弱いのです。
気をつけて見てやることが大事だし、気づいた際には早めの対処が必要であることを痛感しました。
息子の爆発
繊細な息子が参ってきた
今月半ば、息子は小学校で新型コロナウイルス感染に陽性のお子さんがおられたことから濃厚接触者となり10日間の自宅待機→無事に明けて登校を再開するも、すぐに学級閉鎖となりました。
この間、息子はきちんと自宅で過ごしていました。
学校の授業はオンラインで受けていました。しかし時が経つにつれ、息子は自ら、
ちょっと、精神的にきてる気がする…
と申告するほどの状態になりました。
また、塾の学習は最初は後日振替としてもらいましたが、自宅待機が長引くにつれて学習スケジュールを優先してオンライン授業に挑戦しました。
学校や塾の日々のスケジュールをこなしながら、だけど好きで続けている習い事には行けていない状況でした。
ボーッとしている時間が増えた
私は、徐々に息子が参ってきていることを感じていました。
具体的には、息子がボーッとしている時間が増えていったのです。
何かと何かの間でふと、意識が途切れて行動が完全に止まってしまう。
例えばオンライン授業の切り替え時。息子は次の授業の準備をしなくてはならないのに手が止まり、そのまま何分間も時間が過ぎたようでした。そうしている間に次の授業が始まってしまい、準備も水分補給もトイレに行くことも出来ていない。その事実に気づいた時、誰よりも息子が大きく混乱しました。
ちゃんとやったのに(←傍目には、ずっとフリーズしているように見えるのです)どうして…
そのうち、そんな時には壁を叩くようになりました。
それでは『スケジュール管理は私も一緒にやろうか?』と話してみても、
いらないよ!
と息子はピシャリと自室のドアを閉めてしまい、自室に閉じこもるようになりました。お恥ずかしいことに、その間、息子が授業を受けれていたかどうかについては、私には全くわからないという状況でした。
息子の様子がおかしいな。参ってきたな。
もちろん夫も気づいていました。
息子、良くない状況だね。
息子の様子が、一昨年の一斉休校時に起きた大混乱の、最初の状況にとても良く似ていることに気づいていたのです。
一昨年の混乱を、繰り返すわけにはいかない。
慎重な対応を要するだろう。
だけど一昨年と違うのは、今回が終わりの見通しが明確に見えている自宅待機であることです。それまでの時間をできるだけ有意義に楽しく過ごすことに努めたい。
私たちはそう思いながら、息子の様子を見守りながら過ごしてきました。
突然の爆発、限界が来た
だけどつい先週の金曜夜。息子がついに爆発しました。
この日の学校のオンライン授業は15時半で終わったはずなのに、息子がちっとも部屋のドアを開けて出てきません。
宿題でも、やってるのかしら?本でも読んでいるのかしら?
私はあまり気にしないようにして、家事や娘の世話をしていました。
だけどこの日は、18時30分から塾のオンライン授業の予定でした。それまでに先週分の課題を見直して、準備もしなくてはなりません。私は18時前になりようやく息子の部屋の扉をノックして、息子に声をかけました。
ねえ、そろそろ塾の用意をしないと、
扉を開けると、息子は小学校で配布されたPCを開いたままの状態で机に向かい、おそらくは午後からずっとその姿勢であっただろう姿勢のままでボーッとした顔で白い壁を見つめていました。
PCにはもう、何も写っていませんでした。PCで遊んでいたわけでもなさそうです。
息子はただ、ずっと壁を見つめて座っていました。
そして声をかけにきた私に気づいて、
分かってる!分かってる!分かってるーーーーーーーーーー!!!
と叫んだ上に、真っ赤な顔で私に何かを怒鳴りました。そしてその後、涙を流して泣き出しました。
あぁ。
一昨年と、同じだ。
全く同じの状況だ。やっぱり息子はこういう状況が苦手なのだ。
私はショックを受けたし、急にいろいろなことが頭に浮かんで、しばらく考え込んで何もいえなくなりました。
一昨年の悲劇を繰り返さないために
一昨年の一斉休校時。この時も息子はこんな状態に陥りました。
だけど当時は私にも職業としての仕事があり、そんな息子を置いて出勤せざるを得ませんでした。そうして状況を悪くしました。
また、私は息子がこんなにも混乱している意味が全くわからず、『なんなの!』『訳わからない!』『自分の感情くらいコントロールしなさいよ!』と、全く具体的でない、感情的な、怒りのようなものを息子に向けてしまいました。
そうではない。
重要なことは、息子だってしたくてこんな反応をしているのではないということ。
私が学んだことで、とてもしっくりきた表現がありました。心理検査をしてくださった臨床心理士さんのお言葉ですが、見通しのたたない事態の時や、自分の生活ルーティンが崩れた時、息子の頭の中では警報器が常に鳴り響いている状態になるのだということです。
本人が一番辛いのです。だから私たちは、それに寄り添うことが大事なのだと教わりました。私はすぐに、この臨床心理士さんに相談の予約を入れました。
そして翌土曜日。
私は息子と一緒に溜まった宿題と課題をやって、夜はお友達とオンラインのゲーム会ができるようにママ友に協力を依頼、数時間だけでしたが、友達と好きなだけ大声で話しながら遊べる時間を設けました。息子は楽しんだようでした。
また、日曜日には久しぶりに母と息子で登山に出ました。
本当は山友達のナイトウさんご夫妻もお誘いしたかったのだけど、昨今の感染拡大状況を鑑みればお誘いするのも気が引けました。
どうする?お誘いしたらきっとナイトウさんにも会えるとは思うけど。
息子と相談してみましたが、息子は笑ってこう言いました。
いまの流行がひどいから、ナイトウさんは誘っちゃダメだよ。もし僕たちがウイルスをもっていたらうつしちゃう。今後のお付き合いの方が大事だから、今回は別行動で我慢したほうがいいと思う!
とはいえね、日曜の登山中には
あー、この鎖場はナイトウさんにはキツイかもね〜😊
なんてしょっちゅう言って、やっぱり一緒に行きたかったんじゃん!と母は感じたりもしましたよ😊(そんな登山の様子はまた動画にも記録したいと思います)
そんな我が家の週末でした。幸いなのは、今週から息子の登校再開が叶う見込みであることです。そして息子は、自分がこのような状況が苦手なのだと自覚を持ち、大人になるまでにその対策を身につけていかなくてはなりません。
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