みなさんこんにちは✨
なんと今週は中学生になった息子が入学後初めて週5日間を休まずフルに登校しました。
我が家の息子は小学6年生時にほぼまるまる不登校だったし、おそらく彼はもともとが“学校”という場に馴染みにくい子供なのだとは思います。
だから我が家は、当面は週に1〜2度の“想定休み”を取り入れながら出来る範囲で登校すれば良いじゃないという考え方で学校と関わって行こうとしておりました(↓)
だけど初めて、今週彼は入学してから初めてでしょう、週の月曜から金曜までの毎日を登校することを達成しました🙌
私はちょっと心配ですが、それでも息子の頑張りは大いに評価したいと思います。
ちなみにですが、彼が今週フルで登校をできたのはこんな事情もあるようです。
だって、運動会の練習があるから。
そう、今週土曜は彼が通う中学校の運動会です。運動会って、私の時代は秋だったけど今は春に行うことが主流なのでしょうか。聞き及んだ範囲においては、気候の変化や受験生への影響などがあるようです。だって、秋に運動会をやろうとするならばその練習は真夏にすることになっちゃいますね。そういや私たちが長く住んでいた札幌市では、運動会は6月でした。北海道は梅雨がないし、10月ではもう初雪間近の気候になるのでこれは当然の流れです。昨今の東京でも、同じ捉え方なのでしょうか?
さておき、息子が言うにはどうやらこんな気持ちらしい。
運動会の練習がある日は授業が少ない(←そういうことか!🤣)。
それに運動会は全体の流れとか掴んでおかないと当日分からなくて困るかもしれないし。
私は息子のそんな一面の成長を、とても嬉しく思っています。
思い起こせば子供の頃の私にとって、運動会の練習といえばそれは苦痛でしかなかったような覚えもあります。
謎に何度もやらされる整列とか。一回並べば分かるよね?って思っていました。
起立!の号令で『立つのが遅い!』と謎の繰り返し号令とかもそうでした。意味がわからないし、いつもうんざりだったなぁと思い出します。
だってさ、『遅い』っていうならどこの列の何番目あたりが遅かったのかを具体的に示してもらわないと改善なんてできません。子供の私は心の中で本当にそんな悪態をついていました🤣しかしそんな説明は得られることなく、何度も立ったり座ったり。ホンマ謎。しかも私は(私だけ?)心からうんざりしながら同じように立ったり座ったりしても(←そのうちわざとゆっくり立ったりしてさ🤣)繰り返すうちにいつの間にか『ヨシ!』とか言われるからさらに謎。どんな基準で何がヨシなのだろうかねって私はずっと思ってました。しかも夏の炎天下、時には夏休み返上でした。そんな悪条件で本質ではないことを何度も何度も終わりが見えないまま繰り返させられる、それが私にとっては“運動会の練習”でした。
そんな話を息子に話してみたりもしました。
そう言う部分はあんまりないし、気にならない。リレーの練習は流すだけだったりするところは不思議だけど、それは時間の都合かなって思ってる。
そうなのか。今は昔と違って効率重視にもなっているのか?息子なりに気にならないと折り合いをつけているなら良いのだけど👍
それでも息子も当初は今週も予定通り、1日くらいは“想定休み”を導入するつもりだったとは言っていました。
今週は木曜を休む!運動会の練習が1時間だけだし、他は通常授業だから。
はいよー。予定が立てられてえらいね〜👍
だけどいざ直前の水曜になると、残念ながら事情がちょっと変わったよう🤣
明日、休めなくなった。先週休んだ時に受けられなかったテストを放課後に受けることになった。
あー、失敗したなー。テストの日に休むとそうなるのかー。
息子が登校することは嬉しいです。
だけど今の私は少し、『彼はちょっと頑張りすぎていないかなぁ?』と思ったりもしています。事実、先日に息子の担任教諭からこんなお話もいただきました。
授業態度も真面目ですし係活動もしっかりやってくれてありがたいのですが、いつも気を張っているというか、彼が頑張りすぎていないか気になっています。
ちょうどその場には息子も居たので、私は『ええ、この子は根が真面目なのでしっかり働ける子です。良いところを見てくださりありがとうございます!』とやや大袈裟に息子の前で言った上で、
実は私も彼が頑張りすぎているのではないかと気にしているところでした。
学校で配慮できる部分があればなんでも仰ってみてくださいね。
しかしそんな大人の心配などもなんのその。
大丈夫です。配慮は不要です!
そう言い切る息子がさらに心配だと思ったり💦
そんなこんなで、彼は今週、フルに5日間を登校することができました。これは喜ばしいことなのだろうと思いながら、どこか心配してしまう、そんな複雑な母心もあったりすることが現状です。
彼はいわゆる“ギフテッド児”といわれる子供です。
そんな彼ら/彼女らはその気質故に様々な困難を抱えることが多いよう。
私はこの春、東京大学大学院ギフテッド創成寄付講座における研究の一環としてのSENG(Supporting Emotional Needs of Gifted)モデル保護者ディスカッションプログラムに被験者の一人として参加させていただいておりますが、
私を含めた他の参加者のお話を聞けば本当に様々な困難が彼ら/彼女らに起こっており、また、その彼らの特性はその家族にも時に困難をもたらしていることを改めてありありと知りつつある段階です。中にはお子さんのエピソードを話すうちに涙ぐまれるお母様も一人や二人ではなくおられまして、私はいつもこんなことを感じます。
あぁ、彼ら/彼女らは本当に支援が必要な子供達なのだ。同時に、それを支える親御さんにもしっかりとした支援が必要なのだ。
私が参加している保護者プログラムは、その支援の在り方の構築に資する研究であると聞いています。
そんな話はまたいずれにでも書かせていただこうと思いますが、多くの事例を見聞きする機会の増えた私にとって、今の息子の頑張りを喜ばしいと思いながらもどうか慎重に支えたいといことが、今の私のとても素直な気持ちです。
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