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社会を変えるのは若者である

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私が日々徒然と思うこと

みなさんこんにちは✨

今週は“発達障害啓発週間”ということで、私は下記の“自閉症学超会議”を隙間時間にちらちらと拝聴したりと、ニューロダイバーシティについて思いを馳せることができました。

私は、いつも願っています。

これから息子が生きる社会が、どうか息子(のような特性がある人)にも生きやすくなるよう変わって行ってほしいのです。

我々に合わせろと言っているのではありませんよ。

ただ、現在は少数派とされている我々のような特性を持つ人々が、社会の中で自己肯定感を損なわずに自分らしく生きていけるよう、理解を示してほしいのです。

最近では、呼称が神経発達症と改められたり、様々な場面で発達障害について見聞きする機会も増えました。社会もまた理解しようとし、そのための方策を模索しているのだろうと感じています。

一方、私はそのような“社会の変化”というものは決して今生きている人間が日々実感できるほどに速いスピードでは起こらないことも感じています。結局のところは、社会がいつか変わって行くことを期待しながら、個人でできる対応を講じて行くことしかできないことが現状か。

とはいえ。社会は、ゆっくりであるが確実に、着実に変わっていることは事実です。

そんな社会の変化を生み出す力はなんなのか。今日はそれを考えてみようと思います。

わたし
わたし

パラダイムシフトは、どのようにして起こり得るのでしょうか。大切なことは次世代との課題共有。そうして社会は動くのです。

社会を変えるのはいつの世も若者である

実感できるほどの速さではないが、社会は確実に変わっている

私は今週の記事で“ご挨拶言葉”という文化を紹介し、その際誠に他人事ながら多様性が広がるばかりのこのご時世においてはご挨拶言葉という非言語性のコミュニケーションの今後の生存が心配であるとも触れました、笑。

たぶんだけど、そういう不確実性の高いコミュニケーションって時代と共に廃れていくんじゃないかなぁ?

確かに日本は世界的にも少しばかり特殊なのです。歴史的にも民族の攪拌がほとんど起こってこなかったとう点で特殊です。すなわち日本は、極めて均質性が高い(もしくは均質であるという幻想が成り立ちやすい)ことを前提として文化が発展してきたという経緯がある。しかしそれも、これからの国際化において変わっていく可能性は高いのだろうと感じます。

私

私にはご挨拶言葉の存在意義が分からない。これからの多様性の時代において、社会も変わっていくのではなかろうか?

それも、一つの“パラダイムシフト”だろうと思います。

そのようなパラダイムシフトが起こった例は、最近だけでも枚挙に暇がありません。

例えばこの数十年で女性が高等教育を受けるようになって自立が進んだこと。また、性別に多様性が存在することももはや当たり前になりました(と私は思っているけどどうですか?)。

女性の自立という点で言えば、私が子供の頃、私の母はずっと仕事をしていましたが、そんな約30年ほど前の時代では女性は配偶者に『働かせてやっている。だから家事も育児も手は抜くな。』と、そう言われながら働いていた時代だったと聞きました。

性の多様性についてもそうでした。トランスジェンダーの方々に対しては場合によっては一家の恥とさえ扱われ、陰では蔑称のような呼称さえもが使われた時代があったはずだと思います。

それが今じゃー、女性が学業を修めて高度な知識や技術をもって働くことはすっかり当たり前になりました。子供を育てながら働くママも、(残念ながら第一線で働き続けることにおいては未だ難しい部分はあるのかもしれませんが)存在自体は珍しくもなんともないです。30年前とは違い、現代の“稼ぐ妻”は夫の自慢💕一家の誉まれ💕最大のリスクヘッジ💕でもあるでしょう😊トランスジェンダーの方々なども、体の性と心の性が一致しないというだけの話であってもはや珍しい気持ちもありません。

やりたいようにやったらええがな。

このような“パラダイムシフト”は、声をあげた人がいたから惹起されてきたのだと思います。本当に素晴らしいです。勇気と行動力にあふれた先人たちに、私は尊敬の気持ちを隠せません。

しかし一方、社会の変化はとてもゆっくり起こります。残念ながら、最初に声をあげた人がその恩恵を受けられるほどの速さではこれらのパラダイムシフトも起こらなかったと思います。

だから現時点で困りごとがある当事者たちは、結局のところ、社会がいつか変わって行くことを期待しながら個人でできる対策を講じて行くしかありません。

もっと短期間で、もっと効率良くパラダイムシフトを起こせる方法はないのだろうか?

私は少し焦っています。だってあとたった10年で、いや、この4月に成人年齢が引き下げられたのであと8年で私の息子は大人になってしまうのです。早く、もっと早く!と、そう願ってはおりますが、それはまだ、難しいのかもしれません。

パラダイムシフトを阻害するもの

(未だ課題は残るものの)女性が家庭も子供も仕事も全てに充実しながら生き生きと働ける社会はとても素晴らしいと思います。そう、多様な個人が生き生きと生きられる社会は、即ち全ての人が生きやすい社会であるはずなので理想郷とも言えるはず。

だったらさ、理想郷に向かって『こうした方が絶対いいよ!』って意見が出たら、

『おう、そうしようぜ!』って明日から全員の意識がパッと変われば良いのにね🤔

だけど現実はそうはいきません。

どうやら何かが変わる時には、必ずと言って良いほど反対する人が居るようです。

ここで例を挙げるならば“選択的夫婦別姓”が最適かもね。私が子供の頃から話題に出てるし30年も前から議論がされてるとは聞いているけれど、未だに達成されていない不思議な課題です。

選択的夫婦別姓について今はどういう状況かなー?とちらっと検索などしてみましたら(↓)、今の若い人は大方が賛成多数で固まっているようですね。そりゃそうだ、選択肢が限られることで不都合や不便や疑問の気持ちを直接被るのは彼ら/彼女らですからね。

しかしながら、そんな調査結果もなんのその。未だ議論は国会止まり。

ふむ。どうやら調査上で、最も賛成の割合が低いのは『40〜50代以上の男性』だって話です。なるほどね〜、明らかにここが障壁になっているなとわかりますね、難儀なもんです本当に😩

渦中のプレイヤーは入れ替わる

とはいえね、選択的夫婦別姓についてはそう遠くない将来に必ず達成されるでしょう。

30年前に議論が始まり、その頃の反対派のメインプレイヤー(当時の年配の男性や専業主婦などか?)は既に仕舞うていかれました。なんとなくですが、この集団が抜けたことでかここ最近ではワーキングママに対する『子供が可哀想じゃない?』という言葉もそれほど聞かなくなった気がします。

あと少し、あと少し待てば渦中のプレイヤーは完全に入れ替わると思うのです。それまでの辛抱だろうという話。

また、30年前のあの時代にずっと働いていた私の母は、何度も何度も私に言っていたことがありました。

私の母
私の母

あんた、何があっても自分の食い扶持だけは必ず自分で稼ぎなさい。

例え配偶者であっても他人に頼って生きてはいけない、絶対に。

私は母にそう聞かされて育ったので、男性女性関係なく健康である大人が働くことは当たり前だと信じています。さらに私は高等教育を受けた人間として、なおさらそれは当然のことだと思っています。(←今は一時的に無職ですが、それでも一応小遣い+登山代くらいは自分で得ておりますよ😅)

だから私は、息子にも娘にもいつも同じことを言っています。

私

何があっても自分で働いて生きていくのよ。そのために必要な力をつけなさい。

たぶんだけど、息子も娘も健康である以上は大人が働くことは当たり前だと思いながら育つのだろうと思います。

私は、そんな“次世代との課題の共有”というのは実はとても大事なことじゃないかなぁと感じています。

瀧本氏による、パラダイムシフトは世代交代でしか起こり得ないという言葉

下記は私が何度か読んでいて好きな本の一つです。

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本書の中で瀧本氏は『パラダイムシフトは世代交代でしか起こり得ない』と言っています。

パラダイムシフトというものは、新しい情報や刺激が入りみんなの意識革命が起こって進むのではない。ただ世代交代によって渦中のプレイヤーが入れ替わることで起きるのだ、ということです。

深い感銘を受けました。そうなんだろうなって思いました。

それを知ると、この先のパラダイムシフトを望む私たちが今できることは、

仲間を集め次世代と課題を共有すること、

これに尽きるのかもしれません。

未来を創る若い人に、当事者としての率直な情報を伝えることが重要です。間違った偏見だったり、涙を誘うように脚色されたそんなフィクションではない話を伝えていかなくてはなりません。

パラダイムシフトは世代交代でしか起こらないのかもしれないけれど、見方を変えれば『世代交代がチャンスである』とも言えるはず。

今、小刻みに進む意識変容がいつかきっと、きっと日本社会にもパラダイムシフトを起こすでしょう。どうかそれが、私の最愛の息子が生きる時代に起きてほしいなぁと願っています。

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