みなさんこんにちは。本日もご訪問ありがとうございます✨
今日は天皇誕生日。12月23日も最高でしたが、一気に2月に祝日が増えた感じがして喜ばしい👍
先週、我が家では夫が発熱、新型コロナウイルス感染症に罹患したことを書きました。多くの方にご心配をおかけしましたが、おかげさまで我が家は夫以外の家族は全員皆“無症状”のうちに、健康観察期間を終えました🤗万歳!
息子も娘も、元気に登校登園を再開しています。今回も急遽訪れた“非日常”ではあったのですが、とにかく息子が大きく崩れることなく保ってくれたことが本当に良かった。
今日は先日の記事に関連し、非日常の中でも日常を吸収することの重要性、そして私たちの不安や緊張を移行する役目も併せ持つ物:“ライナスの毛布”について雑感などを記録しておこうと思います。
誰しもきっと“ライナスの毛布”を持っているはずです。
それは大切なイマジナリーフレンドです。もっともっと、大切にすべきだと感じています。
日常復帰
今回はなんとか“非日常”を乗り切った
今回の夫の発熱(=新型コロナウイルス罹患事件)を、我が家はなんとか乗り切りました。これもまた突然訪れた“非日常”ではありましたが、自宅待機中に子供たち(特に息子)が心身ともに健康に過ごせて本当に良かったと大きく安堵をしております。
息子も少しは、慣れてきたかな?
自分の自宅待機は父親の発症日から数えて何日間である、ときちんと先の見通しが自分で持てたことが良かったのかもしれません。
いやいや、何より私が『やるべきこと』と『やってはいけないこと』をわかりやすく説明できたのが良かったかな😎
それとももっと単純に、新しい本やゲームをドシドシ買ってやったことが良かったか?笑
今回は、息子は生活自体は停滞気味でも、それでも息子からは幾らかの前向きな気持ちが感じられた、そんな期間だったと捉えています。
何よりね、私自身が慣れてきたってことかしら?とまぁ、そんなふうに自画自賛を含めながらの勝因分析を私はしている最中でございます。
一昨年の、2020年の3月でした。
この時、急遽訪れた“一斉休校”という緊急異常事態において、私の息子は大きく取り乱してしまいました。
この頃の我が家は極めて危機的な状況に陥りました。私たちはその“非日常”を完全に抱え損ねたのです。結果、息子も、そして私も精神的な健康を大きく崩してしまうこととなりました。
これをきっかけに、私は息子がこのような“非日常”に著しく過敏であることに特別な注意を払っています。彼は、彼の日常ルーティンが崩れることに耐え難いストレスを感じることを、親としてしっかり把握しておくことが何より重要。
そしてつい先日には、近い将来に確実に訪れるはずの『中学受験』という非日常への不安感を記録して、それを通して私は『生活リズムを崩さないこと』や非日常の中にも日常を感じられる『自分だけの、いつもの何か』を持つことが効果的だと学びました。
ライナスの毛布を大切に
ライナスの毛布って言うのですね
『自分だけの、いつもの何か』。
私にもあります。私は小さい頃からずっといつも、牛のぬいぐるみ(モーモさん🐮)が相棒でした。モーモさんには他にもたくさん仲間がいますが、私にとってはコイツが筆頭です。
これについて、当サイトを読んでくださる方からLINEをいただきました。
Naomiさんにとっては、もーもちゃんが「ライナスの毛布」だったんですね!
こういうものを、ライナスの毛布って言うのねぇ。私もスヌーピーは大好きなので、とてもおしゃれな言い回しだなと感動しました😊✨
↑:スヌーピーが主役の“Peanuts”に出てくるキャラクターのライナス君は、いつも青い毛布を抱えています。このライナス君の毛布のことを、心理学の然るべき用語で『安心毛布』と呼ぶそうですね。
このライナス君は、文字通り、“いつもの毛布”を持つことで心の安定を得ています。
そういえば、息子も幼い頃はありました。生まれた時に買ったタオルケットを彼は自分で『ねんね』と名付けて寝る時にはいつも握っておりました。
私は仕事で出張も多かったし、息子を預けて行く時も、国内であれば連れて行く時も、このねんね君を一緒に持っていくこと欠かしませんでした。おかげで息子は長時間の飛行機や新幹線移動も安心でした。母にも息子にも、とても手放せない大変ありがたい存在でした。
ちなみに娘が生まれる時にも同じメーカーのものを買ったのですが、彼女は“タオルケット”に対してはそれほどでもなかったね〜😅娘はどうやら、ぬいぐるみの方が好きみたいな印象です🐰
また、私が若い頃にお世話になった先輩研究者のK先生は、幼少期からのスヌーピーちゃんをずっと相棒にしているそうです。私もこのスヌちゃんにお目にかかったことがありますが、それは私のモーモに負けず劣らずのなかなかのクタクタぶりで(あ、K先生、クタクタって言ってすみません😂)、だけどそれは愛されてきた証拠だよね。ボロさ(笑)はぬいぐるみにとって、大変名誉なことなのですよ。誇らしいことだと思います。
親は積極的にライナスの毛布を与えたい
こういう“ライナスの毛布”って、きっと誰にでもあるのでしょうね。
ありますか?きっとあると思います。性別だって関係ないはず。私の息子も、今も不安定になりがちな時にはぬいぐるみを並べて眺めていることが時々あります。きっと何か心の整理をしているのだろうなと思って見守ります。
そしてそれは幼い子供に限ったことでは決してないし、年齢に関わらず大人であっても身近な物に愛着を持つことで安心感や後ろ盾を得られる気持ちになれるというのは素晴らしい✨
“ライナスの毛布”は持ってるだけで有利です。
そう考えると、親としてはそのような物を是非とも積極的に与えるべきだと思えてくるし、どれだけ与えられるかが親の腕の見せ所💪なのかもしれません。
例えて言うなら、もし仮に世界中の全員が敵になったとしても、絶対にそばから離れない、そんな強い味方が“ライナスの毛布”なのです。そういう物はあればあるほど良いに決まっています。なんなら親より強い味方。どうせ親は先に居なくなるしね、子供たちには強く生き抜いていってほしいもの。
困難に直面した時の心を支え、一歩踏み出す度胸と勇気を与えてくれる後ろ盾。
そういうものをどれだけ親が与えてやれるかという考え方は、とても大切なのかもしれないなぁと今の私は思っています。
取り上げたり否定してはいけない
一方で、これを『やめさせた方が良いか?』と考える人がいるのはどういう訳だ?🤔
私の娘(4歳)は決まったぬいぐるみが大好きで、いつも一緒に連れているし、寝る時にはお布団をかけてやったりと丁寧にお世話をしています。弟妹のように、完全に家族の一員です。
もちろん保育園に登園する時も一緒です。しかしとても大切な物なので、登園後は娘のバッグに入れることとし、日中は不安になったらバッグを開けて見ても良いけど、お友達の前で取り出すのはやめようねという約束をしています。保育園でも、乳児クラスの時から先生方にも了承をいただいていると思っていました。
しかし昨年のいつだったかに、娘が落ち込んでこう言ったことがありました。
いつも来る先生じゃない人が来て、『もうお姉ちゃんだからぬいぐるみは恥ずかしいよ、連れてきちゃだめ』って言った…
『連れてきちゃダメ』は、わからんでもありません。集団行動の場ですし、本来その活動に必要ないものであることには違いないです。娘には安定を得るという意味で必要ですが、保育園側の都合と言うなら要相談となるでしょう。
だけどさ、『恥ずかしい』って、何?
娘の話をよく聞きますと、『恥ずかしい』という言葉に落ち込んでいました。これまで思ってもみないことだったのでしょう。驚いたのだと思います。
この時、あなたが連れて行きたいのならばお母さんから先生にお願いするから心配はいらない、自分の気持ちを尊重していいのだよと私は娘に話しました。そして娘の様子を見守ることとし、今度また改めて先生からダメだと言われた時にはじっくり相談してみようと控えていました。(←その後〜今まではそんな話はありません。)
加えて、インターネット上をチラリと見ても、『やめさせた方がいいか』とか『何歳まで』とかの言葉が溢れていました。
なんだかとても複雑な気持ちがしています。
これについては“ライナスの毛布”を持つ全ての大人、及び(以下、当サイトを読んでくださる方の名指しになりますが→)保育士さんや、ぬいぐるみ屋の社長さんなんかのご意見なども聞いてみたいところです。よかったらご意見お聞かせくださると幸いです。
他人には関係ない、とても大切な物なのです
私にとっての“ライナスの毛布”は恥ずかしい物ではありません。そりゃあ積極的に見せびらかしたりはしませんが、『ある?』って聞かれたら『あるー!!🙌』って言います。
事実、スヌーピーの漫画においてライナス君はどこにでも居る当たり前の子供として描かれています。毛布を持つことは彼にとっては当たり前、彼の生活を支える大切な相棒なのだと何も違和感はありません。
息子もそう。確かに彼は“日常が崩れること”に過敏ですが、この先のきっと豊かな息子の人生においては一層の色々なことが起こることは確実です。予測できないさまざまな“非日常”はまだまだ彼の人生に訪れるでしょう。それでも息子はそれらに対処し、“日常”の中に落とし込んでいかなくてはなりません。
他人より過敏な息子ですが、そんな彼が”度胸”と“勇気”、そして何より“自信”という強い地盤を整えること、そしてその地盤を支える基礎が“ライナスの毛布”であるのならばそんなに心強いことはありません。
ライナスの毛布は、他人が思う以上に大切な役割を持っています。他人が安易に口を出すことではありません。
どうか、強く健やかに育ってほしいと願っています。
コメント
こんにちは^_^
保育士のkuroriです。
ライナスの毛布についてですが。
安心できる存在があることで、落ち着いて過ごせたり実力を発揮できたりするっていうことはとてもいいですね!
いくつになってもそういった存在は大切なんだろうな、と思います。実物がその場にあるか無いかに関わらず。
保育園でも、特に新入園児さんには「いつものアレ」を持ってきてもらうこともあります。初めて家庭から離れるお子さんにとって心の拠り所になっているようです。
ただ、うちの保育園では基本的にはキーホルダーなども含め、私物の持参はご遠慮いただいています。
理由は、破損や紛失の可能性があること、取り合いなどのトラブルが起こりがちであること、などです。保育園は集団生活の場なので、一定のルールは必要だろうと思います。
でも、もちろん例外はアリです。年齢に関わらず必要な子については保護者の方と相談して持参してもらうこともあります。(園によって方針は違うと思います)
なので、新入園児さんも慣れてきたら、その子のペースで「アレ」の持参を控えていってもらう方向で進めます。
そのためには、保育士が安心できる存在になることや、「アレ」に変わるおもちゃ等があること、保育園が楽しい場所であること、が大切だろうなと思います。
個人的には、将来的に「アレ」を持ち込めない場があるかもしれないこと、もし忘れたときのパニックなどを考えると、少しずつ小さなものや持ち運べるもの、または行動(例えばグーパーと手のひらを開閉することでアレの肌触りを思い出す、など)に置き換えられるといいのかなあ…なんて思ったりもします。アレそのものも手元に置いておきながら、持ち運びバージョンのアレも併用する感じです。
どうでしょう⁇素人考えですが💦
同業や他校種、保護者の方のご意見も聞いてみたいです😊
こんにちは^^早速コメントをいただきありがとうございます!名指しのような形になり恐縮です。また、お返事が遅れて重ねて恐縮!
さて、保育士さんの見解についてとてもよく理解しました。私も保育園に持参することによってトラブルが起こりうることは想像できます。破損や紛失は本人にもとても大きなダメージを与えるものです。避けたいとは思います。
ぬいぐるみ屋の社長さんからも個別のメールでご意見をいただいております。とても示唆に富むのもであり、ぬいぐるみを届ける側のお考えが聞けて勉強になりました。その中でもやはり『社会性という観点からすると年齢を問題視する人もいますが、そこは少しだけ妥協することでクリアーしましょう。』とのことでした。
そう言われると、kuroriさんの仰るように、より小さなものの向こうに自宅で待つ『ライナスの毛布』を感じられる意識が持てるというのは最良の妥協案だろうと感じました。
まぁでも、人によってはやっぱりそれも時間がかかるかもしれません💦私は子供の頃、『ライナスの毛布』があまりに大切なので、家に置いておく間に自宅が火事になったらどうしようなどとさえ思って手放すことができなかったくらいです😅そんな私も、息子が産まれてからはぬいぐるみ🐮を持ち歩く機会がほとんどなくなりました。大切なものを同時に2つは守れないと思ったからです。だけど家に🐮が居てくれるのが分かっているので、外でも自信を持って自立した振る舞いをできるのだろうと思います。
『ライナスの毛布』は本当に人の成長に沿うものですね。恥ずかしいものではないということは、多くの方に伝わればいいなと思います😊