みなさんこんにちは✨
今日は“息子への声かけ”について記録しておこうと思います。
我が家の息子は小学6年生の春に学校や塾へも行かなくなり、我が家では“働がざるもの食うべからず”方式が導入されたために息子には家事を少々(食事の後の片付け、洗濯、掃除や調理の補助など)任せることになりました。
家事を任せ始めた当初こそ、様々な混乱がありました(↑)。しかし今では息子もすっかり家事のリズムが身に付いて、その手際も徐々に良くなり、その作業っぷりはもはや大人である私から見ても何もいうことはありません。そんな状態にまでなりました🙌
とは言えですね、時にはちょっと声をかけたい時もあるのです。
そんな時になかなか有効であると感じられた、ある声かけの方法について記録しておこうと思います。
以前に当サイトのコメントよりアドバイスをいただいた方法が、とても有効だと感じました😊
機械音声でアナウンス
不登校息子は家事ができるようになってきた
我が家の息子は今なお学校にも行かないし、学習からもすっかり離れてしまっています。
だけど彼の今の生活において褒められるべき点は、夜に眠って朝に起き、三度の食事も普通に食べて、生活リズムはそれほど崩れていないこと。その点は私たちもかなり気をつけているからということもあるのですが、これは本当に息子を安心して見守れる好材料になっています。
また、彼には“働かざるもの食うべからず”ということで家事の一部を任せることにしておりますが、そのリズム感もだいぶ身に付いてきたと感じています。
彼は朝に起きたらすぐに洗濯機を回します。今ではもう、何も言わなくても取り掛かります。
その際、ビーズの付いた娘の可愛い洋服などはきちんとネットに入れてくれるし、判断がつかなければそれをどうすればいいかときちんと聞いてくれることも素晴らしい。
これ、ネットに入れる?どうすればいい?
そんな彼の家事スキルは徐々に上達していることも感じます👍
それから家族揃って朝食を取った後、息子は自分のタイミングで後片付けを始めますが、その手際もだいぶ良くなったと感じています。予洗いをして食器を食洗機に入れながら、シンクが空いたタイミングで鍋やフライパン、妹の水筒などもささっと洗う。毎回ではないですが、シンクもきちんときれいに掃除をしてくれることもあります。その様子は2ヶ月前とは比べ物にならないほどの進歩だろうと私は感心するばかり。
また、最近の私は息子が家に居ることをお構いなしに出かけてしまうことも増えたため、彼は簡単に自分の昼食を用意することも出来るようになりました。もちろんインスタントの食品だったりレトルトのカレーだったり前日の食事の残り物をアレンジしたりくらいですが、私が外出先から帰宅して来れば何かしらを食べた形跡がきちんとあるのでとても頼もしく感じられるし安心していられます。
さらには夫が掃除機をかける時には(←我が家は夫が掃除担当です。隔週で家事代行も頼んでいます。)掃除用ワイパーを持ってきて補助をしたり、夕食の準備の際には野菜を切るなどの調理補助も、その後片付けだってとても手際よくやってくれていると思います。
いやぁ、人は成長するものです。継続こそが力です。
今の息子は我が家の家事において十分な戦力になっていることを、私はここで高らかに宣言したいと思います🙌
ちょっと言いたい時もある
そんな成長著しい息子ですが、時には私も、ちょーっと言いたいこともあるのです😅
息子は日中は自室で何やらゴソゴソ、本を読んだり、リビングでゲームをしたりもしておりますが、私のそんな『一声かけたい時』というのは例えば私が夕方に娘を連れて帰ってきてもなお、すなわち外はもうすっかり夕方になっているにも関わらず洗濯物が全く取り込まれていない時などのことですね。
私は息子に、できるだけ端的に言いました。
そろそろお洗濯物を取り込んでくれる?
だけど私のそんな声かけに、息子は大きく反発するのです。
知ってる!うるさい!
そうやって反発されれば私だって良い気はしません。こんな不毛な感情の起伏は出来れば避けたいものなのですが、とはいえ私も何も言わないわけにはいきません。とても悩ましい状況です。
様子を見るか。
何か良い方法はないだろうか。
私はしばらく頭の隅でそんなことを考え続けておりました。
アレクサに言わせたら息子は動くと気がついた
この日ももう、夕方18時半を過ぎようかという時間になっても息子は洗濯物を取り込んではいませんでした。私は夕食の支度に手を取られていたので直接息子に言いに行くのも億劫に感じてしまってリビングのAlexaに向かって、こう指示を出しました。
アレクサ、『息子、洗濯物を取り込む時間だよ』ってアナウンスして〜
(我が家では伝達用として全部屋にスマートスピーカーのAlexaが設置されています↓)
💡“息子、洗濯物を取り込む時間だよ”
(※母の声ではなく、アレクサの機械音声です)
アレクサの機械音声によるアナウンスがなされました。そんな呼びかけに対する息子からの返事はありませんでしたが、相手がアレクサなのでそもそも返事は不要です。
するとすぐに何やら廊下の方から、息子の部屋のドアが開く音、息子がドシドシとベランダに向かう足音が聞こえてきました。
(お?すんなり動いたか!?)
私がチラリと廊下から覗けば、息子はベランダに出て大変順調にお洗濯物を取り込んでいる様子が確認されました。
こうして私の声ではなく、アレクサの機械音声によって伝えることで息子の耳にすんなり届いた事例はその後もいくつもありました。お洗濯のみならず、最近は服薬の時間などもアレクサでアナウンスをしています。
なるほどね〜、と思いました。
たぶん本人も『そろそろやらなきゃなー』と思っていたりもするのだろうと思います。もしくはすっかり忘れてしまっていたとしても、出来ていないことを母親がわざわざ自室まで来て『アレやってね』と指摘されるのは嫌だったのかもしれません。
今思えば私のこうした声かけはペアトレで言うところの“否定的注目”というものになっていたなと思うしね(↓)。
そこへ母親の声ではなく、伝達用のアレクサによる機械音声でのアナウンスは、彼にとっては単なるリマインドとしてすんなり受け取られたのかもしれません。
なるほど、機械を通せば、否定的注目の印象は薄れるのかもしれません。これはなかなかの発見です!我が家に限らず、子供の好ましくない行動に対して親側の『やんわりとても言わずにおれるか!』といった状況を解決しうる、そんな一助にもなるだろうと考えられました🤣
さらに、これが母と息子の会話であれば『返事くらいしてよ!』と私もヤキモキさせられそうなものを、アレクサに言わせることで私も言いっぱなしでOKなのでストレスフリーで居られます。『それで息子が動けば儲けもの♪』くらいの気楽な気持ちでいられることは、私の心身の健康にもとても効果があるだろうとさえ思いました。
ちなみにですが、このような機械音声を通す伝え方は、以前に以下の記事(↓)に対するコメントとしてKさんより教えていただいていたものでした。
あとは、アレクサとかシリとか、母でない機械音声に言ってもらうのが効く人には効くみたいよーと、病院の先生はおっしゃっていましたよー。これは人によって好き好きありそうですけどね。
そのアドバイスの真意を、私はようやく汲み取りました。ありがとう😊
お子さんの反発に嫌な思いをしている皆様も、何度か試してみると良いですよ👍もちろんその時々で子供の反応は変わるだろうと思いますが、少なくとも我が家では、また引き出しが一つ増えたような、そんな喜びを感じているところです😊
コメント
お役に立てて嬉しいです♡
コメントに書きながら、諸々の事情で我が家は採用に至っていないと言う残念な事実が、、、参考になりました。
家事やれるってホント素晴らしいこと!ステキです。
いつもありがとうございますー!😊
採用にはタイミングがあるのだろうと感じました。効く時と効かない時がありますよね。
また、息子の家事も褒めていただき嬉しいです🙌本当に上達したし、彼の裁量でやっているので息子も『自分で主体的に生活できている』実感を持っているだろうと思います。
思春期のキーワードは“主体的に”だそうですよ。教育相談の心理士さんにそうアドバイスをされました。