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#18 “発達に関する指摘”って、何ですか?

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息子の特性に気づくまで

みなさんこんにちは✨

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2020年の新型コロナウイルス感染症の流行に伴う一斉休校をきっかけに、私の息子はこれまでにない取り乱し方をしました。食事を取らなくなり、夜も眠れていないようでした。些細なきっかけでパニックを起こし、私は暴れる息子を押さえ、なだめ、叱りつけ、一緒に泣いて落ち込みました。私もどうして良いか全く分からず、混乱する息子をみて家族全体が混乱するような日々を送っていました。

2020年5月の中旬を過ぎ、混乱の一途をたどる息子、友達と会うと笑顔を見せる息子、ぼーっとしているか意味のわからないことを呟き続けている実母、進まない仕事。そして良心の咎め、罪悪感、無力感。

それらの全てを抱えて、私は自身の不調を確実に認識しました。

自身の不調を認識して初めて、私はやっとこれまで積極的に調べることがなかった“相談先”を求めて、ようやく専門家を頼りたいと動き始めました。

相談先を求めて

最初の電話

3月の一斉休校が始まって、私は徐々に、しかし確実に息子の異変を認識しました。

だけど、これも学校が再開するまでの辛抱だと、半ば自分にそう言い聞かせるようにして私は何の手も打たず、息子の様子を家庭で見守ることを続けました。

本当ならばもっと早い段階で、私は息子を連れて小児の精神科などを受診しなければならなかったのだと思います。(前回の記事はこちらです↓)

 

この頃、私は朝起きるとギューッと締め付けるような胸の苦しさを感じました。

自分の体が重く動かなくて、何もする気力が湧きませんでした。

 

何かおかしい。

全く体が動かない。

 

私は、恐ろしくなりました。

これまでの人生においても、何度かこんな感覚を経験したことがありました。いずれも強いストレスを抱えた時でした。これを放っておくと私は過眠に陥ることを自分自身の経験として知っています。

危険な兆候だ、私が倒れたら息子はどうなる。早急に誰かに助けてもらいたい、どうしたら良いかを教えて欲しい。

焦りが大きくなりました。

最初の緊急事態宣言が明けようとする頃、私はどこに相談すれば良いかもわからないまま、咄嗟に、衝動的に、インターネット上で検索した“東京都立精神保健福祉センター(TEL 03-3844-2212 平日9:00~17:00)”に電話を掛けました。

発達について指摘されたことはありますか?

衝動的に精神保健福祉センターに電話をしました。

電話の呼び出し音が鳴る間、私はひどく緊張していました。

なんて言えば良いのだろうか、上手く話せるのかどうかが不安でした。

私はその時の気持ちを書き殴ったメモを用意して、できるだけスムーズに話せるようにイメージをしていました。(前記事をご参照ください↓)

だけど頭の中がグルグルと回るばかりで、一体何から話せば良いのかと緊張しました。

 

電話に出たのは、私と同世代か少し年上の印象の声の女性でした。

『お忙しいところ恐れ入ります。ここに電話をするのが適切かどうかは分かりませんが、子供と自分のことで非常に困っておりまして、適切な相談先を紹介していただきたくお電話を差し上げました。』

たしか私はこのような切り出し方をしたのだったと思います。

こうして、事前にメモを作った通りのことを私は話し、どこに相談したら良いかということを尋ねました。

 

電話口の方は一通り話を聞いてくださり、明確なアドバイスをくれました。

相談機関の方
相談機関の方

学校と連携した方が良いでしょう。小学校のスクールカウンセラーにすぐに連絡が取れますか?スクールカウンセラーは親御さんの問題にも包括的に対応します。まずはそちらにコンタクトを取ってみてください。

 

落ち着いた声で、我が家の状況はスクールカウンセラーに相談が可能であることを教えてくださいました。

 

なるほど。スクールカウンセラーとは家庭の問題も相談してもよい人なのか…。

お恥ずかしながら、私は自分の無知でスクールカウンセラーとはどのような仕事をする人かを知らなかったのです。スクールカウンセラーは学校内の問題に対応する人だと思っていたけど、私の今の状況も相談しても構わないらしい。

思いのほか近い相談先が見えて、少し落ち着いた気持ちがしました。

  

電話をしながら、そう言えばと息子が時々「スクールカウンセラーの利用についてのお知らせ」を持ち帰っていることを思い出しました。我が家はお知らせの全てをスキャナで電子化しているのでいつでも振り返ることが可能です。よし、絶対探せる。それに休校中は学校からのお知らせが全て一斉配信メールで配布されていました。比較的最近にも“今月のスクールカウンセラーとの面談予約について”というメールを見たような記憶がありました。

よし、コンタクトの窓口はわかっている。すぐに動けそうだ。

私はすぐさま心の中で段取りを進めました。

 

私

ありがとうございます。スクールカウンセラーにはすぐに連絡が取れそうです。そちらで相談してみます。助かりました。

そう言って電話をおしまいにしようとしている私に、電話口の方が『ところで』と言いました。

相談機関の方
相談機関の方

息子さんですが、これまでに“発達”について指摘を受けたことはありますか?

 

発達に偏りのあるお子さんについてのこのような相談が増えておりまして。お話を聞く上で、少し気になりましたもので。

“発達に関する指摘”って具体的に何ですか?

私は、電話口の専門家の方にそう言われてもなお、この時は全くピンときていませんでした。

発達って、“体格”のことかと思いました。身体の発育に問題があるのかということかと思っていたのです。

だから、私はまずは『特にありませんけど、』と答えました。

 

だけど、この時、私は「あれっ?」という思いがして、少し前のことを思い出しました。

息子が小学生になった時に通いはじめた民間の学童保育の、1年生の最初の5月の面談でも、確かに同じ質問がありました。

学童保育スタッフ
学童保育スタッフ

これまでに、発達について何か言われたことはないですか?

あの時、学童保育のスタッフの方が、なんだか言いづらそうに私にそう切り出したことを思い出しました。

だけど私は全く意味がわかっておらず、やっぱり体格のことだと勘違いをしていて、『いえ、特にありませんが』と答えたのですが、その時の学童保育スタッフは複雑そうな顔をしていたように思います。

 

それを思い出したので、私は電話口の方に尋ねました。

私

すみません、発達に関する指摘って、具体的に何ですか?

 

実は以前にも別の場所で『発達について何か言われたことはないか』と聞かれたことがありましたが、よくわからないままにしておりました。

 

そこで電話口の方が、こう言いました。

相談機関の方
相談機関の方

具体的には、発達の遅れや偏りのことを言います。乳幼児健診などで発達の相談を受けたり療育機関に行くように勧められたりしたことはありませんか?

当時の私は“発達障害”という言葉はまだ単語としてしか知りませんでしたが、このときの“療育機関”という言葉にハッと胸を衝かれるものがありました。

 

私

…療育機関。

 

あります。…ありました。そうだ。

 

確かに息子が1歳半の健診の時に、息子に自閉傾向があるかもしれないので、療育の機関に相談してみてはいかがですかと言われたことがありました。そういう言われ方でした。

 

だけどあの時、紹介された療育の機関に電話はしたんですが予約がいっぱいで半年以上先になるって言われたんです。それに私は仕事もしていたし、しょっちゅう電話で空きを尋ねるなんてしなかった。気になって保育園にも相談したけど息子はニコニコよく笑うから自閉傾向なんて感じないって言われてそれで安心していました。だって私は療育というものがなんなのか知らなかったし、息子が可愛くて関係のない話だと思ったんです!

 

私はあの時ショックだったんです。それにたった10分ほど会話をした医師に言われたことを、いつも見てくださっている保育士さん以上に信頼する気になれなくて。それでそのままになってしまいました。

 

だって、息子は!私の子供の頃にそっくりなんです。姿だけじゃなく、振る舞いも、言動も!息子は少し変わっているけど、それは私の子なんだから当たり前だと思っていました。そして大人になればそれなりになんとかなっていくって。

 

でも、確かにそう指摘されたことがありました…。それだったんだ…。

私は聞かれてもいないのにそんなことを電話口で一気に話し、話すうちに自分の無知と無責任さを思い知り、なんということだと悔い涙が出て来ました。涙声になって、うまく話せなくなりました。

とにかく『それも含めて、スクールカウンセラーに相談してみます』としてお礼を申し上げて電話を切りました。

 

思わぬ方向に話が進んだ。

息子はうつ病だと思っていたが、その背景にはもっと深いものがあるのかもしれない。だけど、これで我が家だけがこんなに混乱していることの説明がつくのかもしれない。

私はそう思いました。

そして、きっとその直感は間違っていない。この状況を説明してくれる情報が、きっとこの先にあるはずだ。

そんな確信を得たような、だけどもしかしたらさらに深い混乱に陥っていくような、そんな恐ろしさも感じました。

発達障害という概念を知った

もっと知りたいという焦り

そして電話を切ってすぐ、インターネットで『療育 発達』と調べるうちに私は“発達障害”という概念を知り、それが息子を極めてよく表すものであるような気がして、もっと調べてみる必要があることを確信しました。

本を2冊、注文しました。

選ぶ余裕なんてなかったので、目に入ったものを2冊です。

発達障害についての図解はわかりやすく、驚くほどに息子の幼児期を描いたもののようでした。最初に読んだ本がこの本で良かったと思いました。

また、本田秀夫氏の書籍は自閉症スペクトラムについて深く考察されており、何度も何度も読みました。

それから私は小学校に電話をして、スクールカウンセラーと急ぎ面談をしたい旨を副校長先生に申し出ました。幸いにも、その週のうちにすぐに面談が叶うことになりました。

 

2020年5月下旬。最初の緊急事態宣言が解除される運びとなりました。

私の職場と夫の職場はいずれも緊急事態宣言が解除されたその翌日から出勤するようにとの通達がありました。

だけど小学校はまだ再開しません。6月から一応の再開はするようですが、しばらくは学年ごとに週に2日ほどの分散登校になるようです。とてもではないが、私はすぐに出勤できる状況にはありませんでした。そのため我が家は夫は出勤を再開し、私は子供の小学校等が休校になっている職員向けに付与された特別有給休暇を最大限に申請し、今しばらくは自宅で子供達と過ごすことを決めました。

そして、現在の状況を今一度上司にあててメールで相談し、息子のこと、実母のこと、仕事のことを改めて考えていくことになりました。

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