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ギフテッド支援で学校文化は変わるのか?

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徒然思うこと

みなさんこんにちは✨

今週早々、新聞やインターネットなどでこのような報道がなされました。私は山に登っていったので友人から知らせを受けて山の上でこのニュースを目にしました。

これは昨夏から文部科学省の主導で検討が開始されたギフテッドの教育支援の議論が一応の着地点を得たものであろうと思われます。思ったよりも早かったなという感想です。

尚、文部科学省の“審議のまとめ(素案)”はこちらから誰でも閲覧することが可能です(↓)。ご一読され、当事者等からの意見が引き続き募集されておりますので(8月15日まで)思うところのある方は積極的に意見を提出されると良いでしょう👍

私は、この議論の行く末に非常に大きな関心を持っています。

これをもって、日本の学校教育、いや、学校文化がどのような道のりを歩むのか。

ただ少々残念であるのは、私の息子は今年度をもって小学校を卒業しますので、ちょっと遅かったなぁというところ😅もちろん中学生以上にもこちらは適用されるのだとは思うけれど、息子の場合は既に学校というものから完全に気持ちが離れてしまっている状況なので、息子がこうならないうちにこのような支援を受けることが出来ていたらと、私はそんな思いを抑えることができません。

とはいえこの提言が息子のこれからの基礎教育にどのような恩恵を与え得るのか、また、1年半後に就学する娘にとってはどうなるか、今後も注視していきたいと思っています。

ギフテッド支援のスタートは学校文化をどう変えるか

学校に馴染めない子

さておき、私がこの報道記事を目にして気になったのは、やはり記事タイトルにもありますように“飛び抜けた能力、なじめない学校”というところです。

「ギフテッド」と呼ばれる突出した才能を持つ子どもが円滑な学校生活を送れるよう、文部科学省は来年度から支援に乗り出す。周囲となじめず困難を抱える子のために、学習プログラムを展開するNPOなどの情報を提供。こうした子たちへの理解を深めるため教員の研修も充実させる。

飛び抜けた能力、なじめない学校 文科省「ギフテッド」の子を支援へより

記事の冒頭において早速もう、“ギフテッド”=“学校と馴染めず困難を抱えている”という図式がとても明確に示されています。もちろんギフテッドのお子さん全員が学校に馴染めないわけではないでしょうが、それこそが課題であり、解決を要するこの議論の焦点です。

以前にも当サイトで書いたような気がしますが、学校に行けなくなるお子さんは全体の約7%程度である一方、それが自閉スペクトラム症のお子さんの場合は42.6%にものぼり、さらに高IQのお子さんにおいてはその不登校の割合は25%程度にもなるという話もあるそうです。

特性をお持ちのお子さんにとっても、そして高IQのお子さんにとっても、今の日本の公教育の場である学校はとてもではないが面白いと思える場所ではありません。これはそういう話題です。

それでもね、思い返せば全てのお子さんは6歳時においてきっと全員がワクワクしながら入学を迎えたはずです。

その子たちの一部において、なぜ学校は面白いと言える場所でなくなるのか。

つまらないのか、意義を見出せないのか、違和感に押し潰されて消耗し学校に行けなくなってしまうのか、子供自身が学校を見限るケースもあるでしょう。

まずはその根幹を明らかにし、関わる大人がその問題点をしっかり把握することがこの議論の意義の一つだろう思います。

ちなみにですが、我が国ではギフテッドの定義がありませんので、この審議のまとめ(素案)においては『特異な才能のある児童生徒』という言葉が通して使われています。“ギフテッド”同様、この表記もまた誤解を招きそうな表現ではありますね💦当然ですが、ギフテッド児に限らず全てのお子さんにはそれぞれの才能が備わっていることは間違いのない事実です。その中でもここで言う『特異な才能のある児童生徒』というのは“特に異なる(一筋縄ではいかない)”お子さんを指し示すものであると解釈しておくのが宜しかろうと思います。

“ギフテッド”や“特異な才能のある児童生徒”というのは困難を抱え支援の対象となるお子さんであり、決して憧れやそのような気持ちの対象となるものではないことを、ここで改めて付言しておこうと思います。

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子供の意欲を削がない支援

さて、審議のまとめ(素案)を一読し、さすが広く情報を求めていた成果もあって審議の内容はその“特異な児童”の実態をよく捉えていたと感じました。一方で私はこれを読み、息子を想い、なんとなくより根本的な部分への疑問を感じることもありました。それは“意欲”の問題です。

素案の(4)にも書かれておりますが、その特性や高知能ゆえに学校に馴染めないお子さんのために我が国では既存の支援や制度の用意もあるのです。

① 文部科学省における支援や既存の制度

文部科学省においては、特定の分野・領域に焦点を当てた学校の取組の支援や、優れた才能を伸長するための支援を行っている。

・先進的な理数系教育を実施する高等学校等をスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定

・大学等が特別なプログラムを提供、「グローバルサイエンスキャンパス」を実施、「国際科学技術コンテスト」への支援や「科学の甲子園」、「科学の甲子園ジュニア」の開催

等。

審議のまとめ(素案)より抜粋

あ!ここで私が以前に講演をさせていただいた『科学の甲子園』が出てきてびっくり嬉しい🤣(←この講演は当時にNHKで番組にもしていただきました。以下の記事↓にて少し触れています)

なるほどね。先進教育を行う学校をSSHとして認定することや、様々なコンテストやプログラムも主導的に開催されていることがわかります。確かに、私も以前に参加し交流させていただいた『科学の甲子園』に来ていた学生さんたちは、みな独自にユニークでありそしてとても生き生きとしていたことが思い出されます。彼ら/彼女らは、かつての私がそうであったように、適した場所に上手く流れ着くことができたお子さんたちなのだと思います。

一方で、私がいま息子を見ながら思うのは、

そこにたどり着くまでの意欲をどう維持持続させるのかが課題だろうと、そう考え込んでしまうのです。

だって素案の中にもありますが、このようなお子さん方は今現在学校で楽しくない時間を過ごしているのだと言うのでしょう?彼ら/彼女らは学校で、

  • 必ずしも充実感のある学びの時間となっていない場合がある
  • 集団の中で、トラブルが起きたり孤立したりする場合がある
  • こだわりが強かったり、ルールを守ることに厳格であったりするため、学校生活の中で強いストレスを感じている

など、今現在もそんな思いで暮らしています(↑素案より抜粋しています)。そんな子が一体全体どうやって、『俺は科学の甲子園で優勝を目指すぞー!』と思うというのか?と、私はその点に疑問を持ってしまいます。

充実してない、違和感を感じて孤立して、学校生活に意義を見出しきれていない。そうして意欲を無くしているのが今の私の息子なのかもしれません。

そうして学校に馴染めなくなっていくお子さんたちの問題を解決していこうというのがこの議論の焦点であったはずなのに、現行の支援や制度はその先まで生き残らなくては活用できないものばかり。

“意欲”の面において、より根本的な早期支援が必要だろうと思っています。

ギフテッド児といえど人間です。幼く、学校という社会しか知らない、視野の狭い未熟な子供たちに過ぎません。人一倍繊細であり、決して強くはないのです。

そういう子たちの意欲を削がない。

ここで言う“意欲”というのは“自尊感情”と言い換えることも可能です。

そういう意欲さえ削がなければ勝手に育っていくというのも彼ら/彼女らの大きな特徴であろうと思っています。“生まれ持った才能”とやらはその上に後から育ってくるものだと思うのです。そういう根本的な支援がギフテッド教育の本態なのだろうと私は感じるところです。

環境や学校の体制を整える

審議のまとめ(素案)に戻ります。議論の結果、“今後取り組む具体的な施策”は以下の5点に集約されると言うことです。

  1. 特異な才能のある児童生徒の理解のための周知・研修の促進
  2. 多様な学習の場の充実等
  3. 特性等を把握する際のサポート
  4. 学校外の機関にアクセスできるようにするための情報集約・提供
  5. 実証研究を通じた実践事例の蓄積
良さそうです。

良いですね。私が重視する『子供の意欲(自尊感情)を削がないで』という点において、周囲の理解を促進すること、本人が自身の特性等を理解するためのサポートをすること、学校内外の環境調整や環境立案への着手が容易になることはとても良い方針だろうと思います。

中でも一番良いと思ったのは、実証研究とそのフィードバックによって国内における事例の蓄積を重視しようとする姿勢です。

一応ね、現行の素案の中でもギフテッドのお子さんが学校生活を円滑に送ることができるようになった成功事例についても紹介されてはおりまして(↓)、

このように、現在でも特異な才能のある児童生徒への適切な支援を行っている教師・学校・教育委員会がいることが明らかとなったが、その一方で、こうした支援の取組が講じられるかどうかは、それぞれの教育委員会や学校の理解や体制に左右される側面があることに留意が必要である。

審議のまとめ(素案)より抜粋

このように上手く行った事例の知見を蓄積していき、学校の理解や体制に差がなくしていこうという方向性はとても基礎的であり有効だろうと感じました。

学校間でも理解の違いはあるのだろうし、ましてや地方においては理解が全然無いという話は今なお現代でもあるのでしょう。

例えば当サイトで息子の今の担任教諭は柔軟で理解があるということを書かせていただいたこともありましたが(↓)、これについても『さすが都会ですね』『都会は選択肢が多いから』という感想などを寄せていたくだこともありました。

この辺りが是正されていくことは、どこにも当たり前に生まれ育つ“特異な児童”の助けになるのだろうと思います。

学校だけが全てでは無いという意識の普及を

最後に私がもう一つ気になったのは、審議のまとめ(素案)もよく書かれていたとは思いつつも、だけどそこからはまだまだ“学校ありき”の大前提がどうしても見えくるように感じました。私の最大の違和感はそこでした。

もちろん素案の中でも“学校外における学びの場の重要性”については言及されてはいるのです。だけどどうも、『学校に馴染みづらい子をどうやって学校に馴染ませるか』という、そんな意識の大前提に古い体制の踏襲を感じさせられる思いがします。

ここはもう思い切って、他に安心できる学びの居場所があるから学校に行かなくなってオッケーですという方向性にも振り切ってほしいと感じました。

その理由は、やはりギフテッド児といえど人間だからです。

学校生活に何かしらの違和感を感じていたとしても、現行の意識の中では子供も(親も)『学校には行かなくちゃ(行かせなくちゃ)』という考えが染み付いています。だから葛藤するのであり、その中で消耗し疲弊していってしまうというステップが必ず入ってしまいます。高知能ゆえに考え過ぎてしまったり、嫌な思いを忘れられないそんな子供は尚更ダメージが大きいことも想定されます。そんな不登校のケースはかなり多いと思います。

その心理的なハードルが0に近いほどにぐっと低くなれば良いのになぁと、今の私は思っています。

学校に馴染めないことに疲弊して疲れ切ってしまう前に、もっと元気なうちに、『学校よりあっちの方が面白そう♪』と気楽な気持ちで学校外に学びを求めることをもっと当たり前にしていく。そしてそれを周囲の大人も気持ちよく後押しできる。

そうあってほしいと思います。

もっと元気なうちに、が重要です。

ハッピーな方へ方へと自分に合った環境を求め、どんどん動いていくことを本人自身が肯定できて、周囲もそれを当たり前にサポートできる。そうして学校だけが全てでは無いという意識のもとに安心できる学びの場を各自が得られるようになれば良いなと思います。そういうのがギフテッド教育だと思っています。

いつかそうなってほしいです。

とはいえ日本の学校文化の改革が、今ここから動き出そうとしています。

息子にとっても、娘にとっても何かしらの恩恵が得られることを今後も注視していきたいと思います。

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