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不登校:学校との距離感の重要性

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12歳

みなさんこんにちは✨

小学校の卒業式も終えた今、そういえばと息子が小学6年生から全く登校しなくなった時のことですが、当時の息子の担任教諭は非常に柔軟な対応をしてくださったことがありがたかったと、私は今、とてもしみじみと思い返すばかりです。

一時期は、私のスマホは学校への発信のみで発信履歴が埋まってしまい、そんな現実がボディーブローのようにジワジワと私のメンタルを蝕んだこともありました。学校に連絡しなきゃいけないのだけど私の手は動かなかったり、体も気持ちもスマホに向かなかったり。そんな頃もありました。これは結構辛かった😵

だけどこれも、比較的すぐに担任教諭の方から、

担任教諭
担任教諭

今後は、来れるときや何かあるときのみの連絡で大丈夫ですよ。

そうおっしゃっていただいて、私はこの一言にすごーくホッと安心したことを思い出します。

私は動かない息子と学校への働きかけの板挟みから解放されて、それからは月初めに一度だけ学校の配布物やプリント類を受け取るために私だけが登校するようになりました。その日時も“月初めの金曜放課後の就業時間内”なんていうふうに、いつしか担任教諭との間で暗黙のように決まっていき、いちいちしっかりとお約束をしなくても対応していただけて助かりました。担任教諭に会う時間は月に10分とか15分程度で、配布物を受け取り息子の近況を報告したり学校の様子を聞いたりなど気楽なもので、私にとってこれは毎度楽しみな時間でもありました。

しばらくして、教材費と給食費のお引き落としも調整していただきました。

担任教諭
担任教諭

教材費と給食費の引き落としも、一旦とめましょうか?

もちろんこれは『来るな』という意味ではありませんし、急に登校をしてきても給食を食べさせないということはありませんのでご安心ください。来れるようになったら、またお支払いいただければ大丈夫なことなので。

ありがたいことだと思いました。『来るな』という意味でないことはもちろん私も分かっています。だけどこちらからはなかなか言い出せないことでした。なんと柔軟な、合理的な対応だろう✨と感謝の気持ちを感じました。

息子が不登校の期間中、緊急の連絡事項があった際には担任教諭よりお電話をいただくこともありましたが、それでも基本的に私たちは、

長い期間を放ったらかし

の状態に近かったのかなと今振り返れば思っています。

悪い意味ではありません。私はこれが、すごくありがたかったと思っています。おかげで私は(差し支えのない程度には)学校を忘れることが出来たし、学校に囚われず色々なことを考える余裕が持てたのではないかと思っています。

息子の不登校の開始からしばらくして、夏が過ぎた頃のことです。

当然ですが夏休みの宿題もやらない息子(↓)、それをなんとも言わない学校側の担任教諭

全く不満ではないのですが、私はある日学校を訪れた際にふと、こんなことを担任教諭に言ってしまったくらいです😅

私

先生、私はこれまで不登校の児童というのは、もっと学校から密に働きかけられるものだと思っていました。

重ねて言いますが私はこの“ほったらかし”が不満だったわけではありません(←本当に)。でも本当に放ったらかしの状態がずっと平穏に続いたので、つまり私は拍子抜けの気持ちだったのかなと思われます。

その理由としては、担任教諭はこのようなことをスパッと即答されました。

担任教諭
担任教諭

あー、それについては学校や教師の方針にも寄るのかもしれませんが、今の僕は息子君をあまり心配していないのです。

担任教諭
担任教諭

例えば家庭環境に問題があるなどで児童の所在を密に確認しなくてはならない場合などには私も毎日電話をします。ですが息子君についてはそのような心配はしていません。逆を言えば、そのような心配をしなくてはならないご家庭もあるというのが現実でもあるのです。

そして僕は息子君のこともよく知った上で、今は休んで、いずれまた元気にやっていくだろうと思っています。

もちろん今後も何かあれば、連絡はいつでもご遠慮なく。

先生方は忙しい。息子のような“単なる不登校児童”はなるべく先生方のお手を煩わせないのも一つの考え方である。

そうなんですよ。

この“距離感”が私にとっては本当に程良い感じでした。

もしもあの時、不登校の急性期や混乱期の真っ只中に担任教諭から毎日息子に電話が入ったりしたら、我が家はもっと大変だったかもしれません😨親の話も聞かんのに、他人の、ましてや担任教諭の話が冷静なまま届いたとは思えない。

さらにもし、家庭訪問とかが企画されていたらと思うとこれまた大いにゾッとします。あの当時の息子の大癇癪を、他人が家にいる時に繰り広げる羽目になったかと思うと私のメンタルももちません😨

そういう点で、今振り返ると小学校ではほったらかしてくれて本当に良かったと思っています。しかし拒絶されていたというわけでもない。無視されていたという感じも全くないです。私たちはとても細いラインでは常に繋がっていたと思います。そして息子はその程よい距離感のおかげで徐々にでも落ち着いていくことができたのかもしれないし、だから最後の最後は自ら進んで登校し、卒業証書は受け取れた、そう言っても過言ではないかもしれません。

卒業証書を受け取りに行ってきた後の帰り道、息子もボソッとこんなことを言っていました。

息子
息子

最後に先生に会えて話もできたし、来て良かった、かな。

本当によく頑張ったよ。立派でした。先生にはお世話になりました。

さぁ、春から進学する公立中学校ではどうでしょうか。これは先日に私がその中学校に面談に行った際の話ですが、私は気になっていたことを率直に尋ねさせていただきました。

私

小学校の経験から、中学校も通い切れるかは分からないというのが私どもの本音です。

こちらの中学校では不登校児童はおられますか?

また、その対応はどのようにされているのでしょうか?

そのようなお子さん方の進路について、可能な範囲で構いませんので教えていただくことはできますか?

すると中学校の先生は、非常に歯切れが悪そうでした。

中学校の先生
中学校の先生

不登校児童は、現在全体で20名以上とかなりいます💦本校の課題の一つです💦

中学校の先生
中学校の先生

それについては日々の電話や家庭訪問など、担任が主導となって対応しています。

そして進路はみなそれなりに決まっているという印象です。

なるほど、思春期だし、きっと小学校よりも中学校の方が不登校児童は多いだろう。

これを聞いて、“担任主導”というキーワードに私はかすかな不安を感じました。学校全体としての方針が見えなかったと思ったからです。管理職を含め、学校が一丸となって対応にあたっている印象はありませんでした。

そうなのかー。

なんだか公立中学校には昭和の匂いすら感じます。家庭訪問とか、もちろんそれが功を奏すれば良いのだけど、我が家の場合は心配すぎる。その時には是非とも『不要です』って言わなきゃいけない、流されずに、かつ角が立たないように言えるだろうか。私の頭はそんなことでいっぱいでした。

やっぱり小学校の担任教諭はとても柔軟な方だったんだなと、改めてここで思いました。

そんな話を私が息子の支援者である臨床心理士さんに話したところ、ちょっと叱られてしまいました🤣

臨床心理士さん
臨床心理士さん

お母さん!入学前から不登校の相談をすることもないでしょう🤣先生方もどう答えて良いかわからなかったと思いますよ!笑

そういうものか🤣

そうかもね🤣

ちょっと不安が過ぎたでしょうか🤣

だけど私は小学校が息子を程よくほったらかしてくれたことが良かったなと思っているので、そんな際の中学校との距離感もまた程よくあればと願っています。

もちろん全ての不登校児童に放ったらかし作戦が通用するわけではないでしょう。放っておいた方が良い子も、反対に密に気にしてもらった方が安心できるお子さんもまたいるでしょう。子供ごとに、家庭ごとに、それぞれの距離感というものが存在するのだと思います。

しかしその程よい距離感を間違えると、それは親子共に、そして学校にとっても負担となって、みんなが負のスパイラルに陥る危険性もあることをあらかじめ踏まえおくことは大切だと思っています。

息子の新しい学生生活がどのようになっても、私はその“程よい距離感”での橋渡しをしていきたいと思っています。

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12歳 不登校
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