みなさんこんにちは✨
昨年春から対応を始めた娘(5歳)の場面緘黙症につきまして、療育機関で受ける心理療法及びこの秋から通い始めた幼児教室での経験の蓄積のおかげでしょうか、お陰様でとても良い方向に向かっていると感じています。
通園している保育園でのこの冬の個人面談においても、保育園の先生からは『出来ることも関われる人も、園での発言も増えています。伸びていますね!』と明らかに見て取れる娘の変化を共に喜んでいただいて、私自身も娘がこんなに変わっていくのかと大きな驚きさえ感じています。
確かに娘は、明らかに前向きに変わってきました。
それでもそのコミュニケーションは決してまだ同年代の他のお子さんと比べられるものではないけれど、きっと今、娘は彼女なりのやり方で進むべき道を見い出しかけているのだと思っています。
健やかに、どんどん自信をつけてほしいと願っています。
娘の変化が嬉しくて、もちろん娘の負担になるようではいけませんが、私は娘が新しいことに挑戦することへの視野も少しずつ持てるようになっています。
最近では、さらに嬉しいことがありました。娘が保育園で出来ることが、さらに増えたというのです。好循環を生んでいることを感じます。
すごいなーと思って見ていました。療育や幼児教室の効果ですね!
今日は、そんな彼女の成長の一端について記録しておこうと思います。
大成長!保育園で出来ることがどんどん増える
おやつのおかわりをもらいに行けた
0歳から通っている保育園は娘にとって、安心できる“ホームグラウンド”のようなものだと思います。
だけど、そんな保育園でも、娘はまだまだ話せる人や場所や場合は限られていることが現状であるし、行動も“与えられたもの+アルファ”のもの、例えば娘は配膳された食事を完食することはできますが、もう少し食べたい時に“おかわり”をもらいにいくなどの自発的な行動についてはまだ少しの難しさを抱えていたとは聞いていました。
だけど先日、私が娘を保育園に迎えにいくと、いつもの担任の先生が嬉しそうに声をかけにきてくださいました。
今日はね、娘ちゃんはすごく頑張っていたんですよ!なんとおやつのおかわりを、自分でもらいに行けました!
え、娘が自分から動いたんですか?それは本当にすごいことですね!
ええ、本当に。
『私はこうしたいと思ってる』
そんな自分の意思表示をすることが、これまで娘は集団の場では難しかった。
しかしこの日はそんな娘がおやつのおかわりをしたいと思い、隣の教室まで歩いて行って、自分で伝えてもらって来れたのだと言うのです。私はとても驚きました。
話を聞けば、こんな状況だったよう。
今日は娘ちゃんが大好きなオレンジがおやつに出たのですが、早く食べ終わっていてまだ食べたそうだったので、私から声をかけました。
だけどクラスには今日はお休みの子がいなかったので、もうなくなっていたのです。
隣の年少さんクラスにはお休みの子がたくさんいたので、私から『余っているかもしれないよ、貰ってきたら?』と促しました。
娘ちゃんはすぐには動きませんでしたが、『先生と一緒に行く?でも、自分で言えるようにがんばってみようね』と声をかけると、頷きました。
私は付いて行っただけなんです。それでも年少クラスの先生に、『おかわりください』と自分で言えていましたよ!
隣のクラスまで出向いたなんて、しかもそこで自分の言葉で言えたなんて!
私は娘の勇気と行動力に心から敬意を感じるとともに、彼女の成長の大きさを驚きました。
それだけではない、職員室へも行けていた
さらに担任の保育士さんの話は続きました。私はさらに驚かされることになりました。
今日はそれだけではありません!
今日の娘ちゃんは指の皮がちょっとだけむけていて気になってしまっている様子でしたので、私が『職員室へ行って、絆創膏を貰ってきたら?』と促しました。絆創膏は職員室でもらうことになっています。今までは私が用意していたのですが、今日はおやつの大成功もあったので背中を押して見たのです。
悩んでいて、結局一人では行けませんでした。だけどそれを見ていたお友達が一緒に行ってくれると言ってくれて(←ありがとう😭)、二人で手を繋いで職員室に行って、声を揃えて『ばんそうこうをください』と言う部分は確かに娘ちゃんも声を出して言えていたと、職員室にいた先生達がすごーーーく喜んで教えてくれましたよ!😊
ほえー!それはすごい進歩である!っていうか、お友達が一緒に行ってくれたこと、さらにクラス担任の保育士さんは娘のことを職員室にいらっしゃる他クラス担当の先生方にも周知をくださり、娘の勇気や頑張りを皆で喜んでくれる雰囲気が私はすごく嬉しくて😭
私は感極まりながらもお礼を言って娘を引き取り、その後すぐの保育園からの帰り道、娘も大興奮で私に同じ話をしてくれました。
今日はね!おやつのおかわりも自分でもらえたしね!職員室も行ってね、Sちゃんと一緒に絆創膏をくださいって言ってね、それでね、もらえたんだよ!!
すごいじゃない!今日は大成功の1日だったんだね!!先生方も喜んでいたようだったよ😊
そう!本当に大成功のいちにちだったよ!!
娘は本当に喜んでいました。そしてこの出来事は、娘にとって何かしらの自信を生んだようでした。それから何日も経ってからも、娘は折にふれてこの日の出来事を嬉しそうに振り返りました。
この前、自分でおやつをもらいに行けたのが嬉しかった。
だって、自分で先生に言ったんだよ、おかわりくださいって。そのときは(担任の)N先生が付いてきてくれたのも嬉しかったけど、もしかしたら今度は一人でも行けるかもしれないなって思ってる。
私たちは最近の別の機会に初めての場所を訪ねる予定もあったのですが、その緊張も娘はこんなふうに捉えながら自分の気持ちを整えていたこともありました(↓)。
このまえおやつももらえたし、だからきっと今度も大丈夫だと思うんだよね。お友達がいなくても大丈夫、行くだけ行ってみたいと思ってる。
過去の成功が自信となり、さらなる挑戦に踏み出すための糧になる。
それはもう、絵に描いたような理想的な自信の付け方だと思います。私が願った通りのことが今まさに娘に起き始めようとしているのだと、私はとても感慨深く感じました。
もちろんいつも順調なことばかりではありません。時には混乱し、動けなくなってしまうこともまだまだたくさん起こります。だけど娘は周囲からの理解と支援を受けながら、確実に成長していることを感じています。
対応を開始して本当に良かった。また、その開始の時期も適切であった。私は娘の母として、きっと出来るだけのことをしたのだろう。本当に良かった、自分で自分を褒めたいような(←他に誰も褒めてくれないからね🤣)、そんな晴れやかで誇らしい、何よりも娘の未来を明るく感じた出来事でした。
自信を持って振る舞うことが出来るようになってきた
そんな娘の好循環は、今もまだまだ続いています。
娘の頑張りで目を見張るような嬉しいことがあった日には、保育園で担任の先生がニコニコしながら私を待っていてくださることが嬉しいです😊
お母さん、今日もすごいことがありましたよ!
そう言って、スススッと駆け寄ってきてくださるのです。私はワクワクしながらお話を待ちます。
最近では、お当番の時にはみんなの前でインタビューを受けることで受け答えの練習をしています。
娘ちゃんは今までは時間がかかったり、小さい声でやっと言えるなど私が代弁することも多かったのですが、今日はなんと大きな声で自分の意見を言えていましたよ!びっくりしました!
私は手助けをするつもりでしたが不要だったので「すごいなー」と思ってただ見ていました。療育や幼児教室の効果ですね!
この時は娘も私たちの隣にいて、ニコニコ笑いながらこのお話を聞いていました。
そうだよ、がんばれたんだよ!
なんてあなたは立派なんだ…😭(同じ場面緘黙を経験した)お母さんなんて、人前で話せるようになったのは中学生か高校生くらいの話だよ😭
そうだよね、お教室では発表の練習もあるんだもんね。お家でも練習していくもんね。その成果が出ているのかなぁ。帰ったらお父さんと兄ちゃんにもこの話を教えようね!お母さんは嬉しいよ😂
だって、おやつのおかわりも自分でもらえたから、今度も大丈夫かなーって思ったんだよ!😊
(↑:やはりこれが大きなきっかけとなったようです。きっかけはいつも些細なことです_φ(・_・)
思い返せば、娘の場面緘黙症の対応に向けてと動き出したことが昨春です(↓)。
それから私も場面緘黙症に関する書籍を読み漁り、周囲の理解の仰ぎ方や環境調整とはなんなのかをじっくりと考えて来られたと思います。
また、専門家や支援者の方々との多くの出会いにも恵まれました。娘が戸惑い私もどうしていいか分からなければ、私はすぐに支援者の療育先の先生にアドバイスを求めます。
支援者の方とも相談しまして、今回はこのような理由でこのようにご配慮をいただけると助かります。
そんなふうに、専門家の意見に基づく合理的な配慮をお願いすることで、経験の少ない先方にも分かってもらいやすくなっています。
さらに最近では、私たちが新たな課題に直面すると、その支援者の方が個人的に繋がりのある信頼できる専門家へと私たちを繋げてくれて、そうして私たちが望む情報に辿り着く、そんなルートも拓けて始めてきています。
親も子も、好循環の渦に巻き込まれていくようです。
思い切って幼児教室に通い始めたことも、きっと踏み出してみて良かったのだろうと今のところは思っています。
だけど何より、周囲の理解に恵まれて、娘がどんどん新しいことを吸収していく“素直さ”こそが彼女の成長を支えています。
どうかこのまままっすぐに、周囲の応援を一身に受けて愛されて、娘には伸び伸びと育ってほしいと思います。『大丈夫、自分はきっと乗り越えていける』、私は娘にいつかきっと、そんな自信を身につけてほしいと願っています。
コメント