みなさんこんにちは✨
私はこれまでずっとフルタイムで仕事をしてきましたが、息子に発達障害があることがわかったことをきっかけに昨年(2020年)末をもって退職しています。
息子に発達障害があることが分かったことで小学校との面談やカウンセリングのために時間を取られるようになったこと、実母が倒れて色々とやることが増えたことなどから私自身も参ってしまいました。職場に行っても気持ちが塞いで涙が出てしまい、全く集中もできず仕事を続けられなくなりました。
先日、退職したんだよねと話した際に知人に言われた一言に私は複雑な気持ちを抱いています。
女性の社会進出が進んだとはいえ、母親が働くことは男性とはまた違う苦労があるのだ。母親が働き続けるということは、今なお、いくつもの壁を超え続けていく必要があるのだ。
当サイトでは、それについても少しずつ考えていきたいと思います。
「女性は結局そうやって逃げられるから良いよね」
知人に言われた一言
少し前に、私自身のFacebookで友人達に向けて退職したことを知らせました。
それに対しては思いのほかレスポンスがあり、
「知人に発達障害のある子供と家族を支援するNPO法人の代表を務めている方がいる」と紹介してくれる友人がいたり、
以前に仕事で一緒だった医師が息子さんにもまた自閉症があるからと再会の約束ができたり、
ママ研究者の友達がお嬢さんの発達について知らせてくれて情報交換をさせてもらったり。
近所の友達が「ここの支援機関は使っているか」と声をかけてくれたことも嬉しかったし、私が心配でどうしてるか気になるというありがたい連絡もいくつもいただきました。
その中に、ちょっと何か引っかかるようなメッセージもありました。
「女性は結局そうやって仕事から逃げられるから良いよね。」
なんと返事をしたものか、しばらく悩んでしまいました。
(*この記事は、発言主に断った上で書いています)
何がひっかかるのか
私は逃げたのか?
私は逃げたのだろうか。
「逃げた」という単語に私はまず大きな引っ掛かりを覚えて自問を続けました。
私は息子の異変に直面し、仕事が全く手につかなくなって続けられなくなった。それは事実です。
私は自身も不安定な精神状態の中で、息子を最優先にするために仕事を手放した。
自分ではそう解釈していると思いました。
しかし他人が見ると私は「仕事から逃げた」と見られているのだろうか?
しかも「女性だから逃げることが可能だった」と。
なんだかすごく複雑な気持ちになりました。
母親が働くということ
これはなんと返事をしたものかとしばらく考えていましたが、日をおいて、
「そう見えるなら私に対しては構わないけど、そういう言い方は他ではしないほうが良いよ」と返事をしておきました。
結局のところ、私は誰にどう見られようと構わないと思いました。
発言主は悪気はないと思われます。
しかし、世の働く母親チームの一員だった者としては、これをそのまま見過ごしてはいけないような気がしています。
働く母親の他の誰かが、ひいては将来母親になった私の娘が、今後このような発言を受け得る可能性を、私は無くしていかなくてはならないと思いました。
私がなぜ複雑な気持ちになったのかは、ここでしっかり考えてみる必要があるのではなかろうか。
今日はちょっと予定があるので、この続きは明日にでも書こうと思います。続編へ続きます。
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