みなさんこんにちは✨
今日も当サイトを見にきてくださり、ありがとうございます✨
通塾にも慣れてきて、家庭学習にもだいぶ取り組めるようになってきた我が家の息子。
彼は集中すると、いつも歌を口ずさみます。
夫はそれを見て『歌いながらやるんじゃない!』と叱ります。
でも、これってもしかして発達障害あるあるなのでは?と思うのです。
だって私もそうだもの…。私が集中すると歌うことは夫も知ってるんだけど、息子だけ叱られるのが不憫です…。
集中すると、歌を歌う
私も歌う
最近明確に気づいたのですが、私の息子は勉強に集中した時に、歌を歌います。
ふんふんふん〜♪
みたいな鼻歌の時もあれば、明確に流行の曲のこともある。
しかしハタから見ればそれは不真面目な態度としてうつりがちで、夫はそれを『真面目にやれ!』と叱ります。
私も、自分のことを棚に上げて、息子に『集中しなさい!』と言ってしまったこともありました。
だけど、それって発達障害の特性あるあるなのでは?と、ようやく思ったのです。
私も、そうなんです。
Twitter上を流れてきた↓のツイートを見てハッとしました。
発達界隈で有名な脳内で音楽流れる脳内BGMってのがあって定型は音楽流れないって話聞いたんですけど、流石に嘘ですよね?って聞いたら、流れてないし、むしろなんも考えてない「無」の時があるって言われた。
— あびこあひる@絵日記ブログ (@ABIKOAHIRU) April 8, 2021
「無」の時ってなに…?
ほかの人はどうか知りませんが、私はいつも頭の中に音楽が流れていて、何かに集中するとそれが口から出てきます。
または、私は『今から集中したいな』って思う時には、ごっついヘッドフォンをすっぽりあてて、大音量で音楽を聞き始めることもあります。
するとスッと集中モードに入っていって、その大音量で聞いている音楽が口から漏れる。つまり、歌う。
ハッとさせてくれたツイートにはこうリプライしておきました。
私も脳内音楽流れてます…みんなそうだと思ってました💦
— Dr.Nao@10歳から向き合う発達障害 (@NaomiOhnishi) April 9, 2021
集中すると脳内の音楽が口から漏れる(歌う)ので、周りに不思議がられていることにも最近気づきました。
そして同じ様子が最近受験勉強をし出した息子にも見られます。
これも発達の特性なのでしょうか😱
大学受験の勉強をしていた高校時代。
私は塾に通わず(田舎すぎてそもそも塾なんかなかった)に、全て通っていた公立高校で受験勉強の面倒を見てもらいました。
高2までは部活動でバドミントンに熱中していたため、高3の夏からのスタートでした。
高3夏からは私や友達の何人かは大学受験モードに入り、進学校ではありませんでしたが、高校の先生も喜んで上手に導いてくれて、以来土日も学校を開けて自習室を使えるようにしてくれたり、勉強したい人だけが参加すれば良い補講や自習プリントを作成してくれました。
私は家にいるのがあまり好きではなかったし、家は裕福ではなくて暑さをしのぐエアコンもありませんでした。
そんなわけで私は毎日高校に行って勉強をしていたのですが、よく一緒に勉強していた友達にこう言われました。
『なおちゃんの勉強方法って、変わってるね』
当時、私がよく聞いていた音楽は”Culture Club”と“ブルーハーツ”でした。
私はこれらの曲を聞きながら、そしてこんな迷惑な歌を歌いながら、自習室や教室で1人”超集中モード”に入っていたのです。
今考えれば普通に超迷惑だよね…友達もよく許してくれてたよ😭
私にとって脳内の音楽が口から漏れることは、自分の集中を妨げるものではなく、むしろ超集中モードに入っている証拠です。
大学生の時、卒業論文を書きながら大音量で音楽を聞く私に、指導教官は私を呼んで言いました。
『そんなんじゃ、耳を壊すぞ。ヘッドフォンをしていてもなんの曲か分かってしまう。程度を考えなさい。』
博士号を取得して大学教員として働き出した頃、指導していた学生さんやアシスタントに雇っていた子にも言われました。
『いつも歌っているのはなんの曲ですか?』
えっ?歌ってた?あぁ、歌ってるかも。
あなたたちは知らないかもしれないけど、これは昭和の名曲、ランナウェイよ😎
しゃあしゃあと、私はそんなやりとりをしていました。
ちなみに眠くて眠くて仕事が進まない時はこの曲を聞いて集中します。スイッチみたいなもんです。
東京の研究所で勤めていた時も、私がゴツいヘッドフォンをして仕事をしていることを後ろの席に座っていた同い年の医師(←京都大学出身、とてもいい人)によく不思議がられました。
『無音じゃないと、集中できなくないですか?』
いや、私は無音は苦手で。
それに私の頭の中にはいつも音楽が流れていて、口からその歌が出ることも多々あります。気に障ると思いますが、そんな時は私は周りの声が聞こえなくなっているのでどうか私の肩を強めに叩いてください。
『いえ、構いませんよ、でも変わってますね』
そんなやりとりもよくしたなぁ。申し訳ない。
でも、この時に初めて『無音でも集中できる人間が居るんだ…』って思ったことも事実です。たった数年前、30代後半になって初めて知った、私にとっては衝撃の事実でした。
そんな自分を振り返り、勉強中に歌う息子を見ると、どうもこれは他人事ではなくて私と息子に共通する”発達障害の特性の一つ”なのではないかと思ったのです。
私と息子の違いもある
似ているようで、私と息子の特性は完全に一緒ではなさそうです。
大きな違いは、音源です。
私は昔から、音源が2つ以上あることを気持ち悪いと感じて耐えられません。
例えば、テレビが付いているのに誰かが音楽をかけているとか。音楽を聞いているのに、電話が鳴るとか。
ゾワゾワして、気持ち悪くて気持ち悪くて、表には出しませんが心の中では「うわーーー!」ってなって、とにかく大急ぎでどちらか近い方をいきなり消すので、そんな時は家族にはえらく驚かれます。
人の声は結構平気です。
たとえばテレビがついている部屋で誰かが会話していても、それは全然大丈夫。
だけど、息子はその複数音源は全く平気らしくて、例えばNintendo Switchでゲームをしながら別の音楽を聞くということもやってのける。その際、耳で聞いている音楽の方を息子はふんふんと口ずさんでいます(たぶんすごく集中しているということ)。
私なら、ゲームのBGMと別の音楽があるのは耐えられないことなのだけど…。
そんな時は私は速やかに退室し、別室へ避難して自分を落ち着かせます。
そして、ふーん、違うもんだなぁ。と思って息子を見ています。
息子なりの集中の表れであると理解する
夫にもよく話し、家族で今一度確認し合おうと思う
さて、長々と書いてきましたが、とにかく息子が勉強中に歌うことは、おそらく私に似てしまった特性であろうと思われる。
このことを夫は息子だけを叱るのですが、それについては今夜か今週末のうちには必ず話し合い、相互理解を深める必要があるだろうと思うのです。
夫は必ず分かってくれる。
夫は私ともう15年以上一緒に暮らしています(結婚してからは単身赴任だったので数年間のブランクあり)。
知り合った時は、お互いに大学院生でした。貧乏だったので、6畳のアパートに一緒に暮らしていました。
だから夫は私が超集中の時に歌うことをよくよく知っているはずで、だから息子もそうなんだ。これは無意識で仕方のないことなのだから叱ってはならない、と改めて話さなければなりません。
また、息子にも、そうして歌うことは周りから不思議がられたり、不真面目にさえ見られることがある事実をここで話さなくてはなりません。
その対策として、自分はどうしていくことができるのかも考えさせなくてはなりません。
ヘッドフォンをする、周囲にはあらかじめ伝えて理解を仰ぐなどが考えられるところでしょうか。
これも彼の特性であると認識できればこそ、対応策が立案できる。
今回はTwitterに感謝。
上手く付き合っていきたいと思います。
コメント
はじめまして、時々読ませて頂いてます。
うちの娘は中学から①リビングに
寝転がって②音楽を聴きながら③時には歌いながら(鼻歌とかではなく普通に歌ってました)勉強してました。①②はともかく③が理解出来なくて、「それで勉強できるの?」と尋ねたところ「脳の別々のところを使ってるから大丈夫」というので、好きにさせてました。時には黙って集中している事もありました。現在娘は卒業した大学の附属病院で2年目の研修医として働いています。結果的に娘にとってこの勉強方法があっていたんだと思います。息子さんは勉強意欲(これが一番大事だと思います)を取り戻しておられるようですし、どうかご本人のやりやすい方法で勉強させてあげて下さい。長々失礼しました。
しのさま。
初めまして、当サイトをご覧いただき、コメントをいただきありがとうございます。
お嬢様も歌いながら勉強されたんですね。『脳の別々のところを使っている』というのが良く分かりすぎて…唸りました。私も、歌うことは脳が活性化されるような超集中を誘導する気がして、逆も然りで、集中に入ると歌も気持ちよく歌えるような気がしています。合っているのだと思います。
Twitterで見かけたからと安易に発達障害に結びつけてしまいましたが(お気を悪くされたらすみません)、一定の割合で合う人がいる効率的な勉強方法なのかもしれませんね😊息子にもやりやすいようにやらせてやりたいと思います。
とても前向きなアドバイス、ありがとうございます!