みなさんこんにちは✨
私の息子は、選択的不登校を選んでから早2ヶ月が経ちました。過ぎてみれば、あっという間の2ヶ月でした。(ところで不登校でも給食費は支払わないといけないのかしらね〜?と、最近の私は少額の学校費用さえもケチケチしがちでいけません😅💦)
さて、学校はさておいても、私が心配しているのは“進路”です。中学校は、どうするの?
息子はただいま小学6年生の真夏です。東京の都心で育つ子供にとって、今の時期は“中学受験”をする子供にはもはや待ったなし!の状況です。
『地域の公立中学校に行っても良いよ、だけどシステム上どうしても“苦労”をするかもしれないよ。何よりあなたには、もっと広い選択肢だってあるんだよ。せっかくの広い選択肢だもの、活用したらいいじゃない。お母さんにはそんな選択肢が無かったから、本当に本当に羨ましいわ😊』
私は息子にそう言ったりもしてみますが、そんな私のアドバイスなどに息子は聞く耳を持ちません。その言い分も、ある意味もっとも(?)であるとも思うのです😅
お母さんは田舎育ちで私立中学とか中高一貫校とか通ったこともないくせに、お母さんだって知らないのにどうしてそちらの方が良いって言い切れるの!?
想像できない、自分が納得しないと動けない。そんな彼の特性が、進路選択においてもチラチラと見え隠れをしています💦
先人の知恵を借りてほしいと思います。大人だから見えることも、言えることもあるのです。
だけどそんな話もなかなか通じないのが“息子”です😩
中学受験のススメ
特性のある子にこそ中学受験をして欲しい
私の息子は小学5年生になる春ごろから個別指導型の塾へ通塾し、中学受験を目標として少しずつでも勉強を続けてきていておりました。
しかしそんな彼は今、小学6年生の5月頃より選択的に不登校となり、その直後こそ塾だけは行っていたものの、それも段々と難癖をつけていき、最近ではついに全く行かなくなってしまいました。
5月の末ごろより、塾に行く時間になっても息子は部屋から出てこなくなりました。
しかし私も、それを黙認するわけにも行きません。
塾に行く時間だよ、どうしたの?
うるさい!お母さんが悪いんでしょ!
そんなこんなで息子の意欲は落ちるばかり…。
だけど私は、本当に本当に心配です。通塾先の塾講師からも、息子はとても心配されています。
中学受験をしないということは、自動的に高校受験に決まってしまう。決めないということが逆に決めつけられることになる。それは君も嫌でしょう?(←塾講師も息子をよくわかってくださっています。)
何より高校受験はシステムがすごく複雑で、絶え間ない努力を要するよ。テストの点数だけでなく、宿題などの提出物、作品や出席日数、授業態度までもが君が思う以上に重要になってくる。
そうなのです。高校受験のシステムというのは、本当に息子のような特性のある子供には不利なのです💦
息子は今、小学校でドリルのような作業宿題なども出来ません。今は学校自体にも行けてません。息子の態度では外からはとても評価されづらい“授業態度”や“意欲”なども、それらは全て高校受験に必要な“内申点”というものに大きく関わってきてしまいます。
私自身も、大きな不利を強いられました。
30年ほど前の昔話かつ地方での話でもありますが、私は地元の公立中学校で“内申点”を人質にして生徒を思うように動かそうとする教師陣には大きな理不尽さを感じました。反発してしまったこともあるでしょう。
事実、私はそのシステムに合わなかったために『進学校への受験は難しい』と言われてしまいました。その頃には私も勉強のやり方のコツも掴み、テストでは点が取れるようにもなっていました。それなのに。
私はとても悔しくて、理不尽だしとてもやるせない思いを感じました(↓)。
私は息子に、そんな思いをさせたくない。謎の基準に合わないからと言って、自己肯定感を削がれる環境に入れたくない。彼は本来、ゼネラリストタイプではないのです。全てに平均点+αを取るような子ではありません。息子には大きな得意も大きな不得意もあるけれど、それを見極め自分らしく生きていくための自信をつけてほしいのです。
私や息子のような特性のある子供こそ、内申点という非常に相性の悪い評価方式から逃げる必要があるのです。幸い都市部であれば選択肢も多いです。私のような悔しい思いはどうか息子にはさせたくないと、ただそれだけを願っています。
さらに期待をするならば、もしかしたら私立の中学校に進学すればそこには“自分と似たような子供”が集まっているかもしれません。そのような環境であれば周囲から変に浮かず、安心して6年間の学生生活を送れる可能性が高まります。それが叶えば、それは息子の成長には大きな支えになるだろうと思っています。
それでも息子には伝わらない
中学受験の勉強を止める。
それはすなわち、内申点という彼にとっては窮屈な評価方式に自身を無理矢理合わせ、高校受験をなんとか乗り切る方向性に自動的に決まります。
今の息子が口にする、
テストで点が取れているんだから、学校に行かなくても良いでしょ!
そんな言い分なんか、当たり前のように通じません(↓)。
聞いた話ですが、公立中学校においては、どうやら14日ほどの欠席で通知表は『3以下』になると聞きました。『2』が付いて来れば、普通科への進学も狭き門となってくるようです。それはテストでいくら点が取れていても、です。
あなたの適性を思えばこそ、どうか中学受験をして欲しい。
私はそんな思いが捨てきれません。
もちろん私は、色々な方面から説得を試みたりもしています。押し付けでなく、損得勘定に訴えてみたり、好奇心を呼び起こせないかと思ったり。
この前に見に行った学校の図書室は、本当に充実していたね!さすがだったね!
校舎も綺麗だね〜。
私立中学では実験なども多いようだし、知的に好奇心を保てる授業がとても多いんだよ。
今はまだ将来にやりたいことが決まっていない人こそ、大学に進学した方が良いんだよ。成人後にもボーナスステージの猶予期間が生まれるってことで、ゆっくり考えられてめちゃくちゃお得!
大学進学を目指した進学校には貴重な仲間がいるはず。いい友達ができるかも。
だって大事なことだもの。あんまり言うとウザがられたりもするけれど、それでも私は何度もタイミングを変えて何度も何度も言いました。
しかし、そんな私のアドバイスなどは、息子には今も伝わりません😭
彼の言い分はこうなのです。
お母さんは田舎育ちで、お母さんだって私立中学を知らないじゃん!
お母さんも経験していないのに、それなのになんで『私立中学の方が良い!』って言えるわけ!?
それならば、と、私は“私立中学の良さを知っている”身近な人を想像し、ご自身も中学受験をされたという塾講師から息子に話してもらうようにと頼みました。
僕も受験をして私立中学に行ったんだけど、その時の仲間とは今も良い付き合いができている。そしてその時の経験のおかげで大人になった今もやりたいと思ったことに制限を受けることなく、とても自由に生きていけていると思っているよ。
僕としては、君には絶対に中学受験にトライだけはすることを勧めたい。
しかし、それもまだ一歩及ばす😭
それは“先生の場合”でしょ!僕は違うかもしれないじゃん!
結局息子は納得なんかしていない
最近息子は、その情緒の不安定さから発達に関するクリニックの受診をしています。
そこでの医師も、話の流れで驚くほどサラッと仰いました。
6年生、不登校。(心理検査の結果を見ながら)公立中学校は、まぁ合わないでしょうね、笑。
でも、君はなぜそんなことをしないといけないのかが、ぶっちゃけ全然納得できていないね?
うん。
オーケー、わかった。
言えることは、君は他のみんなと視点が違う。この中では僕だけが背が高いけど、それと同じようなものだ。君も同じで、多数の子とは景色の見え方が違っている。それが君の現状だ。
だけど君も、君と似たような子たちが集まる学校に行けば浮かないし、絶対に過ごしやすいはずだろう。それでも無理かい?
お母さん、彼を外から動かそうと思っても無理ですよ。内側からしか動きません。
せめて日中に動けるように意欲を取り戻していきましょう。そこから始めていこう。
なるほどね。
息子には、私のアドバイスが通じないのだと思っていたけど、(今のところ息子は)誰からのアドバイスも受け付けていないことがわかりました😭
彼が自ら動き出し、自走するしかないらしい。
そうは言えども、親としては辛いです。みすみす彼を満場一致で”合わない”と言う環境に向かう流れに乗せたくないと、私はまだ思っています。
だけど医師の言葉を聞いて、ちょっと諦めもついたことも事実です。
『内側からしか動かない』
まぁ人はだれでもそう言う面はあるでしょうけれど、息子の場合は“特にそうだ”ということなんでしょうね。
コメント