みなさんこんにちは✨
私の息子は、この5月から選択的に不登校となりました。そうこうするうち意欲を失い、塾にも、好きで続けていた習い事にも全く行かなくなりました。今は勉強のみならず様々な学びの手が止まってしまっているという状況です。だけど仕方がありません。今は待つしかないのです。
さて、そんな状態の息子には、せめても“働かざるもの食うべからず”という諺を適用したいと思います。
hiropさんからのアドバイスにもありましたように、まさにそれ。私と夫は息子に対し『少しずつでも家事を担当するように』と言いました。
いきなり全部は大変だけど、まずはお洗濯と、食事の後片付けを担当してみてはどうだろう。
私たちは息子に、確かにそう申し伝えたはずなのですが💦
家事はねぇ。やりゃー良いってもんじゃないんです。
“何時やるか”もとても重要なことなのですよ、とそうは言えどもなかなか息子には伝わりません😅“彼なりの常識”が、そんな理解を阻んでいます。
朝食の後片付けが進まない
家事をやるということ
“働かざるもの食うべからず”
まさにおっしゃる通りでございます。真面目に働くことを奨励する、いつの時代にも普遍的な言葉です。
ちなみにですが、これは新約聖書に由来する言葉のようですね。時代を問わずの普遍的っぷりには驚きました🤣これを英語でいえば、“He who does not work, neither shall he eat.”となるようです。おっしゃる通りでございます。
我が家においても、学校にも塾にも行かないと言って癇癪を起こす息子に対して『それならば、家の仕事を責任もってやるように』と言いました。
息子には、家族の中での役割は必ず何かしらを果たしてもらいたいと思います。子供の本分は学業であるのですが、それは今は置いときましょう。
そしてここで意識すべきは、親はいつか必ず先に死ぬという事実です。その時までに、息子は必ず自分で生きていけるだけの生活スキルを身につけなくてはなりません。目安としては成人の18歳までには家事スキルの修得を完了してほしいなと思います。
今は不登校でちょっと大変な状況ではありますが、時間だけは十分あります。家事を覚えるための好機であるとも言えるでしょう😊👍
食事の後片付けが進まない
ある日の朝。
我が家では滞りなく朝食が完了し、私は娘を連れて保育園へ向かいました。お洗濯も、食事の後片付けも息子に任せてしまったので私はとても身軽です。時間に余裕が生まれており、私は娘の長くて綺麗な髪を丁寧に編み込んでやることもできました👍
行ってきまーす。
私は娘を送っていきました。
数十分後に私が家に帰ってきた時、キッチンのシンクの中は予想に反して今もまだ使った食器でいっぱいでした。
あれ、朝食の後片付けが終わってないわね。
しかしここで重要なことは、“待つ姿勢”であるでしょう。(←大事。学んだ。)
つまり私は不用意に息子に指摘するべきではありません。息子も分かっているはずです。彼は気持ちの中で、実に今にも取り掛かろうとしているのかもしれません。しかし私がここで不用意に指摘をするから息子は癇癪を起こすのだと、私はこれまでの経験から学びました😎取り掛かったらしっかり褒める。そちらの方が重要です。
息子の様子を確認すると、どうやら彼は自室で読書をしているようでした。お洗濯物も、洗濯機の中で洗い終わったものがそのままです。こちらもとても気になりますが、まだまだ言ってはなりません。
ま、午前10時になってもそのままだったら、『そろそろお洗濯を干せる?』と言えば良いさ。食器はその後でも良いでしょう。
そんなわけでこの日の朝は、私はコーヒーを淹れ直し、息子のことは気にしないようにと私は私で自分の活動に集中しながら過ごすことに決めました。
時間が経って
午前10時頃になりました。
この季節です。そろそろお洗濯は干してしまわなければなりません。もしくは乾燥機をかけてしまうとか、とにかくそのまま放置はいけません。
ねえ息子、そろそろお洗濯物を干せるかい?
私がそう声を掛ければ息子ははいはいと言って、部屋から出てくると思っていました。だけど返ってきた言葉は、完全に私の予想外のものでした。
なんで!?まだ大丈夫でしょ!
え、なんでそう思うの?
この前も忘れてて12時過ぎてから干したじゃん!
前は失敗例です。あの時は洗濯物も臭っていたし、これは良くない例だから今度から気をつけようって話したよね。
なんで前はよかったのに今日はダメなの!
だから、良くなかったんだって。
そんなに言うならお母さんが干せば良いじゃん!
あなたに任せたはずです。責任もってやりなさい。
それから少し時間を要しましたが、息子はなんだかんだと洗濯物は干しました。
そうなの。息子は少し前にも洗濯物を干し忘れてしまったことがあり、洗濯機の中で生乾きの匂いがし始めていて『臭い』だの『捨てる』だのとすったもんだしたことがあったんです。その時の息子は、“もう一度洗い直して干す”という選択肢を取りました。だけどどうやら、その時の話が息子の意識に“成功例”として入ってしまったようですね…😩
なんでだろう?どうして失敗の前例が彼にとっては成功例になるのだろう🤔
洗い直せばオッケーだと思ってもらうわけにはいきません。
とにかく私は①朝できるだけ速やかに洗濯物を干す、のみならず、②臭くなるまで放置は失敗であるということまでも彼の意識をアップデートさせる必要があるのだろうと、なんだか課題が増えたような感覚さえ覚えました。(…経験を積むほどに面倒なことになるのはどうしてでしょうね😭)
食事の片付けもしてくれない
それからさらに昼食時。
相変わらず、キッチンのシンクはそのままです。朝食の後片付けは全く進んでおりません。私は息子に言いました。
ねえ、これじゃあお昼ご飯が作れなくてお母さんは困るよ。
だからー!!やるって言ってるじゃん!!!おいといてよ!!
そうは言っても、まな板もお皿もそのままです。私はどうやって昼食を作れば良いというのだろうか。
とはいえね、昼食なんかは適当なものでOKです。お昼ご飯は使用可能な食器を使って食べまして、
じゃあ、お片付け、お願いしまーす。
私は息子にそうお願いして自分の活動に戻りました。
そうして夕方になりました。私は保育園に娘を迎えに行って、お風呂に入れて、時刻はもう18時をとっくに過ぎています。キッチンのシンクは、朝からずっとそのままです。昼食時に使用した分も増えています。
ねえ…これじゃあ夕飯が作れないよ。
だからやるって言ってるじゃん!!!そう言ってるのに、なんで待ってくれないの!!
わかっていると思うけど、家事はやればいってもんじゃないの。生活をスムーズに回すために、“いつやるか”も大事だよ。
だから!!やるって言ってるの!!待ってくれないなんてひどい!!
(なんで待たされてるのにひどいねん…)
分かった。待つから、出来るだけ早くやってほしい。夕ご飯が作れない。
わかってるよ!!
だけど息子はムスッとしたまま動きません。結局私は予備のまな板を出してきて、食器もお鍋も使えるものだけで準備をし、息子と娘と3人で夕食を食べました。
21時。22時。
息子は結局、この日の食事の後片付けをしないままに自室で電気を消して眠ってしまいました。
さぁ、ここは一体どうしたものか。
第一案:私が洗っちゃ、意味ないよね?そうしたら息子は『ゴネればやらなくて済む』と思い込むかもしれません。これは無しやな。
第二案:置いておいたらどうなるだろう。明日の朝、起きたらすぐに取り掛かってくれるだろうか。期待薄であろう。
第三案:やろうとはしていたことを認め、それでも体が動かなかったんだよねと励ます。これしかないか?
そんなことを考えていると、ちょうど夫が帰ってきました。キッチンの状況を見た夫はすぐに息子の部屋のドアを開け、
食器洗いが終わってない。今すぐにやりなさい。早く起きなさい。
やるって言ってるじゃん!置いといてよ!明日じゃダメなわけ!?
ダメに決まってんでしょうが!
ダメに決まってんだろうが!
分かったよ!やれば良いんでしょ!!
いつの間にか、彼の中では『あとで』が『明日』になっていました。なんじゃそりゃ。だけど息子はガチャガチャと音を立てながら、見るからに不機嫌そうに食器を片付けてくれました。
食洗機に全部入らないよ!
そりゃあ、1日分の全員分の食器だからね〜。入らない分は手で洗って。
手で洗うとか、意味わかんないでしょ!
なんていうかね、家事をやるならやるで、それにも手間がかかるというのが実情です😩
息子もね、嫌な思いをしただろうとは思いますよ。しかし家族も嫌な思いをしています。私は食事の支度に不便を感じたし、結局この日は皆んなが後味の悪い思いをしたのです。本当にがっかりだし、ぐったりでした。
それでも何が辛いって、こんな息子でも“食器を結局洗ってくれたこと”に対しては笑顔で褒めばならんところだったりもしますよね😅(←これで褒められるってどうなの?このレベルで誉められてて良いわけ?って私はまだ思ってますよ💦未熟者にはペアトレは難しいのです!)
とにかくね。家事はさぁ、やりゃ良いってもんじゃ、無いんです。
“いつやるか”も大事なの。そうでないと生活に影響が出るんだよ。
息子に家事(新しいタスク)を頼むということは、彼の思い込みだったり彼の常識、彼の意識。そういうものを同時に塗り替えながら進めていかないといけません。教え、正し、刷り込ませる。思った以上に大変です。
どうせやらなきゃいけないのだから、1回で覚えてサッサとやって仕舞えば良いのに…
そんな大人の考え方は通じません。ホントにもう…ひとつなにかをやるにしてもなんでこんなに手がかかるのかしらねと、不登校息子の毎日は私にとって驚きと発見、そして苦難の連続だなぁと思っています😩
コメント
こんばんわ。
なかなか難儀なことになってますね。
すでにできあがった常識を塗り替えるのは大変ですよ。なので、普段のなにげないやりとりも
変な常識にならないように注意深く子供の相手をすることが肝心だと思います。
で、常識というのは各家庭で温度差があるというか、違いがあるものです。
赤信号で横断歩道を渡ったり、自動車が行き交う道路にふらふらと出て行って息子さんに
注意した後に今回のような反応をされたらどう対応しますか?
あるいは、小さい子供が駆けずり回っているところで、刃物を使って工作をし始めたので
注意した時、台所で揚げ物をしている後ろで暴れて注意した後に「危ないかどうかなんて
わからないでしょ!」なんて反応されたら?
上記のような子供の身の安全、他人への迷惑をかけさせないとか絶対に身につけさせなくては
ならない常識は厳しく教えるでしょ。ブログに書いてあることからの印象ですが、息子さんに
家事をさせる、約束を守らせることを常識にさせようとしてるにしては、それほど厳しくない
はっきり言えば温い印象でした。そんな温度差を感じたら子供はちゃんと聞かないんじゃないかな?
あと、部屋で読書の合間に家事をさせるんじゃなくて、家事の合間に読書という風に意識を変えさせないと同じことの繰り返しになると思うよ。夢中になるのはいいことだけどね。
例えばだけど、本を買い与えるんじゃくて、家事をすべてこなしたら図書館に連れて行くとかはどう?本を読むために、家事をする(約束を守る)。自分で動いて本を手に入れに行く(行動する)。
じゃね。がんばれ、かあちゃん。
こんにちは〜!ぬるいですよね。わかる😭そうなの。確かに親が怯んでいる(癇癪を避けたい)部分はあって、あまり強気に出れていません。
今一度息子ともよく話し合ってみようと思います。難しいですーー😭
こんちわ。
Cherさんが提案している感謝の気持ちを伝えるのは大事ですね。
ただ、感謝の気持ちを伝えるのって意外に難しいのでご注意を。
子供に何かしてもらっても、大人目線で見ると不備があってついつい、感謝を適当にすませて不備を指摘しがちです。最初のうちは感謝10、不備指摘0で少しずつ指摘をしていくぐらいがいいです。指摘する時も、ありがとうの気持ちが子供に伝わっているのを確認してから少しずつ。反論されたりキレられても咎めず残念だね〜と交わして次の機会を待つ感じで気長にやることです。
以前、その気が無いなら言わないでみたいなことをブログに書いていたけど、感謝の気持ちに子供が納得する前に不備を指摘されると、したことを否定された気分になって感謝の言葉も本気じゃなかった、真意はなんなの?!みたいな感情で混乱するかも。息子さんも似たような気持ちになってるかもね。
注意深く丁寧にね。でも、厳しくする時は厳しくね。
じゃね。
いつも息子さんの対応に、お疲れ様です。
うちも不登校時家事をさせておりました。
まず、大人は仕事をして家族を守っています。
それが親の役割です。
子供は学業が仕事です。
それぞれ、役割があると息子には説明をしました。
学業(学校に行かない)のならば、あなたの役割はどうなりますか?
それを説明した上で家事を命じて役割を果たす事を達成させました。
最初はしたりしなかったり。
私はお昼間家を出てひたすらカフェで夕方になるまで待ちました。
なんで私は毎日カフェで待たなきゃならんのだという葛藤と共に…。
息子は自分しかいないのでやらなければいけないという状況をやっとわかり夕方までに完了するようになりました。
多分ですが、お母さんは必ず口を出してくるからとも思っているのだと思います。
Naoさんも待つという事をされているのは正しいと思います。
ただ私も家にいると臭くなるなあ、夕方までに出来ないなあ…と考えて…。
もうそれを考えず、夕方までじっと外で待ちました。
出来ていなかった時は悲しいと伝え黙々と家事をやりました。
出来ていた時は褒めるよりありがとう、お母さん助かる〜って笑顔で言いました。
反抗期って睨めっこみたいなもの。こちらもそうですが相手もこちらの出方を見ています。
「食器を結局洗ってくれたこと”に対しては笑顔で褒めばならん」
褒めるより感謝を伝えてみるのも一つの方法かもしれませんよ。
誰しもありがとうって言われて嫌な気分にならないから。
ありがとうの積み重ねで、息子さんの自分には役割があり自分を認めれる材料になるかもしれません。
時には厳しさも必要。
厳しさのバランスは本当に難しいと思いますが絶対に必要なものだとおもいます。
ある程度の制限が子供には必要なのでそのバランスも探ってみてくださいね。
あくまでもうちの方法なので、息子さんに合う方法が見つかればいいですね。
ありがとうございます。
我が家でも、息子には役割を果たしてほしいことと、自分を認められる材料としても家事はこのままやってほしいと思っています。ただ、こちらが思うように動いてくれない時の葛藤というのはとても大きいものでした。そこを見ないために、カフェに出るというのはなんと忍耐強いやり方だろうと感じました。
『ありがとう』と感謝を伝えるやり方も真似してみたいと思います。『仕事が早いね』『丁寧だね』などの声かけもするようにしています。ハマれば息子に届きますが、感謝の言葉は不足していたと思いました。
厳しさの塩梅についてはとても難しいところです💦根気よく探ってみたいと思います!