みなさんこんにちは✨
今日は先日久しぶりに息子と一緒に歩いた天城山(静岡県伊豆市)の登山記録を紹介しようと思います。
この日はあいにくの雨模様であり私たちは道程半ばで撤退をする決断をしたのですが、それでも今回の山行においては息子の精神的な成長というか、一歩大人になった息子の姿が見えたような気がしたのです。
登山の様子は今回もyoutubeに動画をアップしています🙌ご覧いただき、高評価とチャンネル登録をいただけましたら嬉しいです😊
怪我なく無事に家に帰ることが大前提の趣味の登山です。今回は撤退して正解でした。山はまた晴れた日に行けば良いのです🌟
その中において、息子からは友達社会と繋がろうとする前向きさを感じました。さらには自分なりの目標を達成しようとする精神的な成長も見られたようにも思いました。私はそんな息子の成長が嬉しいのです😊
【天城山】必要体力度:☆☆ 難易度:B(道迷いには気をつけてください)
所在地:静岡県伊豆市
アクセス:東京からは東名高速道路と小田原厚木道路を抜けて伊豆スカイラインを目指す。その先の天城高原ゴルフコースの少し手前にある登山者用駐車場(無料、トイレと水道あり)からすぐのところが登山口。
親子登山:適)万二郎岳までなら低学年のお子さんでも歩けそう。その先の万三郎岳〜シャクナゲコースは少し険しくなりますので登山経験と登山装備が必要です。
登山装備:要)登山靴、雨の多い地域なのでレインウェアは必携
歩行時間:約4.5時間(休憩含まず) 獲得標高:約676m
感想:雨で撤退となりましたが、いつかまた晴れた日にリベンジしたいと思います。
夏の連休に天城山を目指す
息子をも動かす友達パワー
2022年7月17日(日)。この日は海の日を含む3連休の中日でした。何日か前にいつもの山友達のナイトウさんからLINEが入って、
どっか行こうぜ!
ということで、私たちは本当に久しぶりに山歩きに出かけようとしておりました。息子も行くかな?ダメ元でも誘ってみよう。
息子は不登校が長引いて、ここ最近ではすっかり出不精になっていました。運動不足も心配です。出来れば一緒に行けたら良いなぁ。
しかしそんな心配もなんのその。息子に声をかけてみれば、こんな感じで即答でした。
ナイトウさんが誘ってくれたんなら僕も行く。
嬉しいことです。最近ではすっかり多方面において意欲が減退している息子ですが、山友達とのお付き合いは重視しようとする息子の姿勢に彼なりの前向きさを感じました。本当にありがたい話です😭
ただね。。この日はどうにもお天気がイマイチの予報でした。この頃は梅雨が明けたのに戻り梅雨のような毎日でしたね。奥多摩や東北、甲信越。いずれの予報も雨だったんですよ😭色々な天気図を見ても、またTwitterや登山サイトのYAMAPなどを見回してみても、全国の登山愛好家たちがみな行き先を探すも条件の良い行き先が見つからずに彷徨っているという状況が見て取れました。みんな行き先を探しています。まるで『何かないか?』と冷蔵庫(天気図)を開けるも何もないから扉(スマホ)を閉じてため息をつくが、それでも何度も冷蔵庫を覗いてしまう。そんな3連休だったと思います🤣
数日前から行き先となる山を探していた私たちですが、
伊豆なら朝は雨だけど、午後に向かって回復傾向の可能性が高いです!
そんなわけで、今回の行き先は伊豆高原の天城山に決定です。
天城山といえば、川端康成の短編小説“伊豆の踊り子”の舞台であり、石川さゆりさんの情念こもった名曲でもとても有名ですね(↓天城山の風景が見られます)。それに加えて日本百名山にも指定されている名峰なのです。行き先として全く申し分ありません。
さぁ、楽しみな山行が決まりました。雨が降ることは承知の上で引き受けまして、レインウェアやゲイター、下山後の着替えもしっかり背負い、私たちは早朝4時前には都内の自宅をレンタカーで出発することができました。
雨の天城山へ入山
登山口で集合予定の山友達とも道中で全員無事に合流し、みんな揃って登山口に到着したのは朝の7時頃だったと思います。
だけどまぁ、着いてみれば現地は大雨☔️
それでもさすが3連休です。駐車場には何台もの車が停まっていますが、皆タイミングを測っているようでなかなか入山しようとする人はおりません。
トイレに行ったりちょっと外の空気を吸ったりしてみながら、
どうします?
そんな他のハイカーの方々との会話もどうにもあまり弾みません。
そうこうするうち、より早い時間に出発されていた登山者の方が戻ってこられたりもし始めました。
ちょっと登山道が増水していて厳しいです。引き返します。
そう言って装備を片付け、車に乗って駐車場を後にしてしまう先発隊をなんとも複雑な気持ちで見送る私たち。
それでも1時間ほど待った頃には(←仲間が一緒だと1時間くらいあっという間に待てますね👍)雨はどんどん止んできて、霧雨のような状態にまでなりました。
せっかくだし、午後から回復予報でもあるし、行けるところまで行ってみましょう。
とりあえず、『行けるところまで』『決して無理はしない』を確認し合って私たちは入山することに決めました。
霧雨の登山と撤退の決断
山に入れば湿った空気を纏った森がとても気持ち良く感じられました。風が吹けば空気はその湿気ごと動くようでとても清々しい気持ちです😊
天城山は、かつての台風などの影響か登山道の階段が少し崩れていたりもみられましたが、全体的には案内板も多くあってしっかり整備された登山道だったと思います。私たちはとても順調に最初の山頂:万二郎岳に登頂することができました😊
だけどまぁ、晴れていれば山々と海を見渡せるという眺望もこの日はゼロです💦さらにこの山頂に着いた頃から再び雨脚が強まり始めておりました。
ここでふと、私は息子の様子がちょっとおかしいことに気がつきました。なんだか具合が悪そうです。顔色が白く、ずいぶん息が上がっているように感じられました。
山頂に着くまでは弱音は言わないって決めて登ったんだけど、実はちょっと頭が痛い。
オーケー。よく頑張った。私たちはここで引き返しましょう。
そうなのです。息子は5月から小学校に登校しなくなり、以来通学も体育の授業もなくなった彼は大きく体力が落ちていました。
それでも良くここまでみんなと同じペースで歩いてきたと思いました。しかも山頂に着くまで頑張ろうと心に決めて弱音も言わず、ここまでは比較的易しいとはいえ登り調子の山道を本当によく歩いてきたと感心しました。
もしも息子の状態に気がつかず先を歩かせてしまっていたら。転んで怪我でもしようものなら。本当に動けなくなってしまったら。それこそどうしようもありません。
一刻も早く下山しよう。ここまで来られただけで十分楽しい登山でした。息子の心意気を感じられて、私はすでに大満足です👍
そうして私と息子はここで同行者のナイトウさんとMaiと別れ、引き返すことに決めました。同行の大人2名は先に進んで行きました。
登って来た登山道を引き返す頃にはますます雨は強くなり、普通に登ってきたはずの登山道は水が溢れ、まるで川のような状態になっていました。
川だ!やばい!笑
すごいことになってる!笑
危険を感じるほどではありませんでしたが、山のお天気とそれに伴う山自体の変化の大きさについて私たちは貴重な経験を積むことが出来ました。登山を趣味とする以上は悪天候の経験も積んでおくことはとても大切なことなのですが、どうしても普段は好条件を求めて山の行き先を決めますので私たちにはとても勉強になる経験でした。
体力不足が感じられた息子も大きなヒキガエルを見つけては喜んでみたり、とても順調に下山することが出来ました。
息子の意識変革もありました
そうしてお天気は予報が的中、
ええ、下山したらめっちゃ青空に晴れました😅
いや〜。
天気予報はさすがです、見直した、笑。
でもいいの。
息子が山友達の誘いを受けて一緒に伊豆まで来てくれて、一緒に山頂までを頑張って歩こうとしてくれました。息子が人の繋がりを大切に思っていることを感じられたことが、私はとても嬉しかった。
せっかくなのでとこの後は伊東まで移動して美味しい料理をいただいたり、海沿いをドライブしたりして帰りました。
さらに喜ばしいことに、息子の行動にもちょっとした変化がありました。
おれ、体力落ちてる。トランポリンすることにする。
そういって彼は帰宅後に仕舞い込んであったトランポリンをリビングに出してきて、翌日から数分ずつではありますが毎日跳び始めるようになりました。彼にも気づくところがあったのだろうと思いました。
何事にも“納得”が必要なのが息子です。息子の行動は、いつも彼自身の内側からしか変わりません。これもまた、そんな例の一つだったかもしれません😊
息子の内面に成長が感じられた、そんな雨の日の天城山登山だったと思います。
この日の登山の様子は動画で是非ご覧ください:(↓)
また、同行の山友達のナイトウさんの動画も配信されています。併せてご覧ください✨(↓)
今日も私の趣味にお付き合いくださり、ありがとうございました😊また書かせていただこうと思います✨
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