みなさんこんにちは✨
今日は私の息子の食事について、最近の様子を記録します。
小学6年生のGW明けに不登校を選択し、それ以来、全く登校しなくなった我が家の息子は結局のところ塾も習い事も全て投げ出すように辞めてしまって(←そんなことなら絶対に不登校を認めなければ良かったという反省とともに…😭)、今は自宅で本当に細々とだけ学習をしたり本を読んだり、多大にゲームをしたりして過ごしています。
息子の今の生活は、世の中の一般的な小学6年生のお子さんの活動量と比較してしまえば、身体的な活動量も知的な刺激もほとんどの点においてとてもとても同級生のそれには及びません。
だけど息子の生活で、唯一褒められる点であるのは、家事能力の向上だろうと思います。
ええ、我が国では昔から『働かざるもの食うべからず』と言いますからね。我が家も息子が全てを辞めてしまった時にこの方針を適用し、自宅での家事を担ってもらうことに決めました。
最初こそやや難航はしましたが、今では息子の家事能力はなかなか良い感じに向上し、家族皆の食事の後片付けやお洗濯に加え、私が不在の日中においても自分の昼食は自分で用意をして食べることまで身につけました🙌
彼の昼食はカップラーメンやカップ焼きそばを作ることから始まって、
インスタントラーメンを茹でること→野菜炒めを作ること→簡単な炒飯を作って食べること、そんな進化を遂げました。素晴らしいと思います。
そう向上してきた息子の昼食スキルですが、この冬ごろには若干の後退(?)も見えてきました😨例えばそれはこんなこと。
今日のお昼は何を食べたの?
ご飯だよ。ラー油をかけて食べた。
。。。
いやいや。私も知らなかったのですが、世の中には“男飯(おとこめし)”というジャンルの料理(?)があるそうですね🤣とはいえね。食事は体の資本ですから、親としては子供にそれなりにバランスよく食べてほしいと願うのもまた当然だろうと思います。
私はしばらく息子の様子を観察しながら考えていました。
息子の昼食への意欲は、一時期はとても高まっていたとは思うのに、どうしてこんなにも波の上下があるのだろうか。
ご飯とラー油も結構ですが、お野菜も、できれば卵やお豆腐で構わないからタンパク質もとって欲しいと思います。
もちろん今は親元で過ごしているので栄養面では他の食事で補えます。しかし、いずれ必ず、彼は自立する日が来るのです。その時までに、私は息子に持続的な健康を保持するための食事の取り方というものを学んで欲しいと願っています。
さて、どうするか。
笑って見守ることも一つでしょうが、私は何かできることがないかを試行錯誤していく必要もあるだろうと思っていました。
そんな冬休み中のことでした。
そろそろお昼ご飯を食べなさーい。
この日は私は在宅でしたが、私自身は簡単なもので昼食を済ませてしまったので、お昼を過ぎて13時半を過ぎても一向に自室から出てこない息子に声をかけに行きました。
冷蔵庫にご飯があるよ、炒飯でも作ったら?😊
どう出る、息子。大人しく炒飯を作るだろうか。
あー、炒飯はいいや。だってその後フライパンを洗うのが面倒だから。
早速一つ、分かりました。
え、そんな理由!?
うん、そんな理由。
これは息子に食事の後片付けという家事を任せた弊害の一つとも言えるでしょう。
息子は炒飯を食べることは嫌いではないかもしれないが、食事の後にフライパンを洗うことをとても億劫に感じており、そうして炒飯を避けることとなったらしい。なるほどね、野菜炒めなら尚更でしょうね、まな板だって洗わなくてはならないし。早速一つ収穫です👍
ちなみにこれは、当サイトを読んでくださるSさんとの話題にものぼりました。良いアドバイスがもらえました。
分かります。ちなみにうちでは食事を作った人は後片付けを免除されるというのが内々のルールになっていますよ👍
結局この日、息子は買い置きの食パンにジャムをぬって食べていました。ラー油飯とそれほどレベルは変わらない。なかなか難しいところです。
また別の日。
やはりこの日も息子はお昼を過ぎても自室から一向に出て来ることなく、私は息子を呼びました。
そろそろ何か食べなさーい。
まだいいよ!
(なんか怒ってるな😩)いやいや、時間になったら食事をすることを、どうか忘れないでもらいたいよ。
うるさいよ!
ほいほい。
息子が怒っていることについてはおそらくですが、『親に言われて何かする』のが嫌であるという思春期によく見られるらしい一般的な現象であると考えられました。
だけど息子はしばらくしてから渋々ながらも部屋から出てきて、何らかを食べている間に徐々に落ち着いていきました。私は息子に尋ねました。
言われてやるのが嫌なら、言われる前にやったらいいよ。ところでお母さんには不思議なのだけど、お昼になったらお腹がすいたり、食べたいなという気持ちにはならないの?
ならない。お母さんが食べろっていうから食べてるだけ。
それでもさ、健康な体が何よりもの資本だから、時間になったら食べるようにはして欲しい。
いずれ一人暮らしをするようにもなるだろうけど、その時にお母さんは声をかけてあげられないよ。
あー、たぶん一人暮らしをしたら面倒臭さが上回るから食事はしないと思うよねー。(←コノヤロウ😭)
息子に見られる、食事への関心の薄さについては以前にも書いたことがありました(↓)
ここまでで、息子の昼食がグレードダウンを見せる一方であることの背景には、ある程度の理由があることが見えてきました。
- 調理をすると、調理器具や食器の後片付けが発生することが嫌らしい
- 親に促されるのも嫌らしい
- 食事の重要性を理解していない
- そもそもあまりお腹がすかない、または、空腹がそれほど苦ではない
2番目の、食べないものを促すことは必要なのでやめることはできませんが、それでも私の促し方は工夫できるかもしれません。
食事の重要性に関しては、思い返せば私も若い頃はそうでした。食べれば何でも良いと思っていました。おかげで家を出て一人暮らしを始めた大学生の最初の頃はてきめんにひどい貧血になりました。体重も減り、低血圧がひどくて体調も悪く、大学の健康診断では私の血圧は測定不能、『80代後半のおばあさん並みの血圧ですよ!』と医師に叱られたこともありました。そんな生活をしていた私が何よりも意識を改めたきっかけは、みんなで撮った写真の中で目立つほどに顔色が悪く不健康な痩せ方をしている自分を客観的に見たことにより『…私、ちっとも可愛くない😨』とショックを受けたことでした。本来は、一番綺麗で可愛い時期であるはずなのに。それからは自炊をしたり大学の学食で食事をとることを自ら義務付けるようになりました。なのでこれは私も人のことは言えません。いつか息子も痛い目を見れば気づく可能性が残っています。
また、お腹がすかないというのは、今は息子は家にいて活動量が少ないからで、これはいずれ外に出れば解決されるかもしれません。空腹が苦ではないというのも、考えようによっては強みです、笑。様子見で。
しかし1番目の、『後片付けが発生することが嫌である』という点についてはすぐに対策を立案することが可能であると気づきます✨
私は息子のために、まずはと冷凍食品のパスタなどを買ってみました。お皿の役割も兼ねてあり、電子レンジで温めてあとは全部捨てられる。なんて最適な食品だろう😎
だけどこれは息子の口には合わないようです😨
冷凍のパスタはどうでした?気に入れば継続的に買っておくよ。
なんだかあまり進まなかった。パスタならお母さんが作ったものの方がいい。
でしょうね。真っ当な感想だろうと思います。家のメシが一番美味いのは誰にとっても事実でしょう。
近くのコンビニやスーパーで好きなお弁当でも買うのはどう?
出かけるくらいなら食べなくて良い。
そうでしょうね。これもまた、今の息子の生活を想像すれば大変真っ当なご意見だろうと思います。
冷凍のお弁当などもあるようですが、一度は試してみても良いかもですがこれは実際自宅に常備しようとすると場所を取りそうで悩みます。
せめて野菜だけでも摂れないか。常温で保存できて、とにかく楽な何かはないか。
いくつか試してみた結果、ようやく息子に受け入れられて彼の昼食の補助として定着するものが見つかりました🙌(↓)
価格も安いしと試しに買って置いてみたら、息子が2日連続で食べていることが分かりました😊
お、そのポトフ、どうですか?
美味しい。
あと、量がちょうどいい。これとご飯とかパンとかで良い感じ。
洗い物がないのもいい。
いいねー。常備しておくから、食事の補助に積極的に取り入れるようにね👍
わかったー。
私は息子の昼食について、前進したことを実感しました。
まずは小さな一歩ですが、とりあえず飽きるまではこれを備えておきましょう。私は速やかにAmazonでまとめ買いしておきました。
こちらのスープは他にも種類があるようです。息子はクラムチャウダーは好まないのでクリームスープは避けてみて、それ以外のものをいくつか選んで買いました。息子はかぼちゃのスープも気に入っていたようでした。
『いやいや、息子の昼食くらい用意してやれよ。出かける時も何か作っていってやれよ。』
と、そんな声が聞こえて来そうではありますけれどもなんのその。
だって、いつか彼にも自立する日が到来することは確実です。
本当であれば今は彼は学校に通って勉学を優先させているはずの時期なのだけど、今はそれをしていない分、いずれ遅れた勉学を取り戻すために時間を使う日がくるでしょう(そんな日がきっとくると期待したい😭)。その時には生活力を教えることは二の次になってしまうので、今こそ生活力を先取りして教えているというそんな意図のつもりです。
電子レンジを使うのである程度大きくなったお子さんに向けてとなりますが、こんな試行錯誤もありますよという記録がどこかのご家庭の参考になりましたら幸いです。
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