みなさんこんにちは✨今日もご訪問いただきありがとうございます✨
今週、当サイトでは(なんとなく)私たちの“コミュニケーション”を考察しています。
自閉症スペクトラムの傾向があると思われる私(や息子、共に未診断)は、空気が読めない(読まない)し、曖昧な言い回しが通じない上に、言葉をその通りに受け取りがちという特性を有しています。
そんな私たちのコミュニケーションの傾向は、私自身はそれ自体は長所であると捉えています。
しかし時々、
『1時くらいに待ち合わせましょう』と言われたら、私は『絶対に1時!』だと思ってしまう。
『また誘ってください』って言われたら、“私が”会いたければ遠慮なくすぐに誘ってしまう。
そういうところで困難を感じます。
社交辞令、っていうんですかね?そういうものも、私にとっては難しいです(←今は慣れました。そもそも社交辞令って、一体何のために存在しているんでしょうねぇ?🤔)。
今日はそんな、“言葉をその通りに受け取りがち”という点について、息子のケースを記録しながら事例の理解を深めたいと思います。
様々な特性が絡み合い、互いに協働し阻害し、複雑な人柄を作っています。コイツもきっと苦労するだろうなぁ、って思いながら見守るのも親の役目でございましょうか。
言葉の通りにしか受け取れない
息子もまた、そうである
少し前になりますが、私は息子の特性に関して下記の記事を書きました(↓:別ウインドウで開きます)。
これは、私が登校前の朝の支度が遅い息子に何度も何度も言ったこと。
ねえ大変!もうそろそろ急いで朝ごはんを食べなきゃ!
早くしなさいってば!!急いで出ないと学校に遅れるぞ!!
しかしながら、そんな私の言葉たちは、のらりくらりと朝の支度をする息子に届くことはありませんでした。後に分かった、息子の言い分はこうでした。
急いでとは言われてたけど、時間に間に合わせないといけないなんて言われてないよ!
急ぎなさい!の意図が通じない
そう。息子もまた、言葉を言葉の通りにしか受け取れません。
彼は『急いで!』と言われていることは理解できるが、『急いで!』と言われる意図が『時間に間に合わせろ!』というものであるとは分からなかったと言うのです。
驚きました。びっくりです。
さらに言えば、以前に書いたこんな事例も(↓)そうかもしれない。
これは息子が小学校で“食品ロス”の重大さを知ったからには、
ご飯は絶対残せないよ!!食品ロスになるんだから!!
と言い張り出して、学校遅刻もなんのその!という状態になってしまったという事件です。
難儀なもんです。きっと息子は“社交辞令”とかも苦手だろうなと思えてきますし、その心配はきっと当たると思うよね。社交辞令というものが存在することそれ自体はいずれ理解するかもしれません。だけどそこに生じる彼の苦労が私にはありありと見えるよう(私もそうだったしな…)。
少し前。私は友達とランチをしていて、息子のそんな一面についてを話題にしました。その友人は大企業で管理職を務める大変聡明なワーキングママで、私たちは知り合った時から妙にウマが合い、アウトドア(登山⛰)から趣味(パン好き🍞)、仕事、子育て、結構何でも話せる間柄。彼女とは出身が近いために、ベースの言葉が近いというのも大きいです。
彼女の意見に、私はなるほどと感じました。
息子はさ、『急ぎなさい!』が通じないのさ。急ぎなさい=間に合わせなきゃ、という思考に直結してこないみたいなの。
えーーー!面白いと思うよ、それが息子君の良い面だとも思うけれどね!
でもね〜…例えばだけど、早めに外国に出た方が良い可能性もあるね。日本企業、もしくは減点方式の環境だと苦労するかもしれないよ。
(↑私は企業勤めをしたことがないので企業勤めの実際のところはわかりません。友人の経験を踏まえての一意見として紹介しています。)
ちなみにこの日の我々のランチ先はこちらです:素敵なお店でした🍷予約して行ってね😎
言葉の通りに受け取って欲しいが通じない
余裕を持って!も通じない
そんな息子ですが、つい先日も同様の事例が発生しました。息子、大爆発🌋
先日の息子の大爆発は、こんな感じで起きました(↓)
塾に行くため、息子はいつも授業開始の25分前(仮)には家を出ることにしています。その時間に出られるように私は息子を促すし、息子を動かし、できるだけ時間通りに家を出られるように準備のパターン化を目指しています。
しかしある日、いつも通り25分前に出発できるように促す私に息子がこんなことを言いました。
この前遅れそうになった時、走って行ったら15分で着いたんだよ!
アホかいな、と思ったけれど私はこらえて言いました。もちろん理由も説明しました。
余裕を持って、家を出なさい。
急ぐとそれだけで視野が狭くなって危ないし、時間に余裕を見ておけば何かあっても対処できるよ。何より、落ち着いた状態で授業開始を待てるでしょう。良いことだらけ!
だから、余裕を持って、家を出ようね。
だけど息子にゃ通じなかった😩
息子は顔に『??』を浮かべるだけで、私の言葉が入っていかない。
そんな状態なのに私が何度か繰り返してしまったために、息子はついに大爆発を起こしました😩
15分前で、間に合うのーーーーー!!!!
様々な特性の複合的な現れです
私は息子に『急ぎなさい!』が通じなかったという経験を踏まえ、今回はその意図を一緒に説明したつもりでした。
その方が良いことがあるよ、と損得にも落とし込むことで息子に“メリット”や“お得感”を感じさせようとも計らいました。
だけど私の言葉は届かなかった。そういうこともあるのです。
敗因は明らか。彼自身の納得が得られなかったからに他なりません。
これにはきっと、彼の“先の見通しを持つのが苦手”という特性も別枠で絡んでいますね。
加えて、こう!となったらこうなのだ、という彼の“強いこだわり”が私の言葉を阻害しました。すなわち彼の様々な特性が複合的に関連しあい、彼の人柄を形成します。ましてやそこに、“かつての謎の成功体験”が加わったもんだから私の言葉は届きもしない😭そういうわけで、息子には『余裕を持って』が通じなかったという訳でしょう。
しかし私も譲れません。だって事情は全く違うもの。
- 25分前に出ることを前提として、結果15分前に家を出たこと
- 15分前に出れば間に合うや、という気持ちで準備をすること
これらは実際、天と地ほどの差があるのです。後者の場合、息子は絶対に15分前には出られないと私は断言できます。
しかしこの日は息子も断固譲らず。揉めに揉めたその結果、
じゃあ、15分前には必ず出なさいよ?
と私が一時退避をしてみたそばから、
やれ『クリアファイルを逆さまにして持ち上げたらプリントが全部出てバラバラになった!』だの、『メガネが汚れている!』だのと言い始め、結局息子が家を出たのは授業開始の5分前!
それでもさー。息子はどうにも分かっていないみたいなんだよなー。。
15分前に出たんだから(←出てないがな)、間に合うに決まってるでしょ!!
とプリプリしながら私に悪態をついて塾に向かって行きましたけどね…😩
息子の場合、言葉通りに受け取りがちだという面もありながら、やっぱり自分が納得しないとどんな言葉も届かないということなのでしょう。特性にもそれぞれの人に“強弱”というのがあるのでしょうね。
難儀なもんです。それでも強く、逞しく。健やかに育って欲しいと願っています。長期戦はもとより覚悟してるしね。そんな彼を、私は支えて行きたいと思います。
コメント
ほんと苦労するよねー٩( ᐛ )و
息子くん、15分前に出たのに間に合ったよって自慢したかったんじゃない?
私だったら…
「めっちゃ早いじゃんすごい日だったんだね‼︎」ととりあえず褒める。成功したその瞬間だけをね。
「でもママは走ると疲れるし、車とか危ないから歩きたいなぁ、やっぱり25分前かなぁ。雨降ったら走れないしさー」
とアイメッセージでぼやきつつ、言いたいことを言う。
最後に「ママについて、どう思う??」って投げかけとく。
息子くん賢いし、他の人のことにしたら冷静にリスクを考えられるんじゃないかなー!
後は息子くんの選択に任せるしかないんじゃない(゚ω゚)?もちろんこうして欲しいってのは何度も何度もめげずに伝え続けるけどね!
うちの息子も屁理屈並べて独自理論振りかざしてくるけど、正面からぶつかるのはさけたいなぁ。ストレスでこっちが死ぬ。
のらりくらり、へぇーすごいねぇと煽てつつ、リスクも折込み話し合うってね。
これも計算かな?
本音では叱りつけたいよね笑笑
コメントありがとう^^本当に、いつもこれ!というやり方が定まらないので苦労します。(そんな定石のようなものは存在しないとわかっているとはいえ、ね…)
もちろん私が一段上に立てればいいのだけれど、私自身もそんな臨機応変さは持ちづらいのが実際です💦ホンマにできることならガツンと叱りつけたい😂
おっしゃる通り、一瞬だけ認めて褒めて、リスクについても話し合うよう、今一度タイミングを測ってみようと思います。パッとそれができない自分が情けなーい😭だけどやってみるー!私は女優である。台本を得たので、やれる気がします。ありがとう!