みなさんこんにちは✨
先週の話になりますが、私はこちらのWEBシンポジウムを聴講させていただきました(↓)。
こちらは学校に馴染めない、現行の教育システムに馴染めないお子さんのための居場所作り、及び幸福な学びのあり方を探求するプラットフォームを構築することを目的として、この夏に一般財団法人ロートこどもみらい財団、株式会社SPACE及び東京大学ギフテッド創成寄付講座が連携協定を締結したという、その記念シンポジウムとのことでした。
私はTwitterでこのシンポジウムの案内を見て、さらに息子の発達クリニックの主治医からも『こういうのがありますよ』と紹介を受けたことをきっかけとしてとても楽しみに聴講させていただきました。
最新の動向も含め、たくさんの話が聞けました。聞いて良かった。とても勉強になったと思います。
今日はその感想方々、感じたことを記録しておこうと思います。
本講演では、いわゆるギフテッド児と言われる子供たちや発達障害を抱える子たちの現状について紹介され、その包括的な支援にあたり、
個々の特性や興味関心を理解することの重要性、
児童期における二次的な抑うつを防ぐための方策や(←是非知りたい!)、
情報を啓発していく必要性が言及されておりました。
そうですね、その基本を子供に関わる多くの人が共有することが何より重要だと感じました。
私はこれまで、なぜ高IQ児やいわゆるギフテッドと呼ばれる子供が学校に馴染みづらいのかについて、分かったような、分からないような、なんだか漠然とした気持ちでした。もちろん個々に事情は多様であるはずですが、今回私はシンポジウムで一連の話を聞いて、その根幹に共通しそうな課題についていくらか想像し始めることもできたように感じています。
連携協定を締結した“ロートこどもみらい財団”及び“株式会社SPACE”においては、そのような子供たちを対象とした多様な学びのプログラムが提供されるとのことでした。
それはオンラインでも受講可能なものも多くあり、子供たちの住まいの地域環境に関わらず受講可能になるという点で素敵です。もちろんそれも全て“子供本人が興味のあるものがあれば”であって、登録だけでも見るだけでも良いようで、参加者が自由に選ぶことが可能です👍
私と息子もそのプログラムを一緒に眺めておりました。
本当に分野が多様であって、大人が見るだけでも面白そうなトピックスがありました。きっと自分のやりたいことがはっきりしている子のみならず、今は無気力気味になっている子供であっても“見るだけ”でもなんらかの刺激になりそうです。
なんと我が家の不登校息子(←しかも現在は学習に関しては“無気力のお手本”のような生活をしています😅)も、こちらのプログラムには少し興味を惹かれるものがあったようで、今のところ1つだけではありますが受講の申し込みをさせていただくことが出来たことはに私には大きな驚きでした🤣🙌
あ、これいいな。
これなら聞きたい。申し込み、してくれる?
嬉しいなぁ😊早速我が家も、この連携協定の恩恵を受けることができました。
オンラインでの学びというのは、まさに時代の恩恵です。今の息子にも利用可能な、本当にありがたい選択肢だと思いました。
今の息子は自宅に篭りがちであり、人との接触を極力少なくしようとしているようにも見られます。
今の息子が接することが可能な他人は、発達クリニックや成長クリニックの主治医の他には、英語を一緒に勉強しているお友達のR君(+R君のママ)、山友達のナイトウさんと、髪を切ってくれる美容師さん(←散髪には一人で行っています。偉い。)くらいです🤔
リアル開催のものもあるみたいだよ。
私はそう息子に促してみましたが、
それは行かない。
本当にあっさりと却下されてしまいました😅
そんな息子にもオンラインで、社会性や知見を広められる機会が得られることは本当にありがたいことだと思います。
ちなみにですが、オンラインでの学びという点ではこちらのサイトも息子には(今は眺めているだけですが)利用を勧めているところ(↓)。
学習機会は、“子供向け”である必要はありません。というか、もはや今の息子には決められた範囲を同じ地域の同い年であるというだけのクラスメイトと足並みを揃えて(しかも彼にはスローペースとも言えるペースで)学ぶことの方が無理なのだろうとも思っています。
気の向くままに、飛び石で、勉強したって良いでしょう。
私自身も『動けばこそ、情報は得られ状況は変わる』ことを実感しつつあります。息子にもきっと、今は“動き始めるきっかけ”が得られることが大事なのだと思います。
そんな息子には、まずは少しでも興味のある領域の専門家や学びたいという意志のある人の話を聞く機会があること自体が進歩です。そしていつか彼が本当に興味を持つものに出会えれば、きっと彼は自ら動き出すと信じています。
そのために今の私ができることは、
こういうの、あるみたい。
そんな情報提供をすることや、必要があればそのサポートだけで良いのだろうと思います。
それでもまぁね、日頃はゲームばかりの息子を見ては遠い目😐をする私がいるのも現実ではあるのですが🤣待つのも辛い。辛いけど、出来る仕掛けを置きながら、彼が動き出すことを待つしかないと思っています。
シンポジウムの話に戻ります。
シンポジウムでは、保護者や支援者向けの情報が得られたことも収穫でした。
このサイトを読みにきてくださる方々は、きっと実体験としてそのような経験をお持ちだろうとは思いますが、とにかく支援は上からは決して降ってこず、また、親は往々にして孤独なのです。
ギフテッドや発達障害の子育てに特化した情報を持っている人がどこにいるのかわからない。
東京に居てもさえ、どうしても自分で情報を取りに行かないといけないという状況に変わりはなく、ましてや住まいが地方であればあるほど情報はなく施設もなく、教育者や支援者でさえ東京ほどにはインクルーシブやダイバーシティへの理解が進んでいないことが現状です。
そのような保護者を助けるための保護者プログラムとして、シンポジウムではSENG(supporting Emotinal Needs of the Gifted)及びincluvoxというギフテッド・発達障害支援者に特化した動画メディアのご紹介がありました。
こちらは私もいずれ時間のある時に見てみようと思っています。きっとまた私に学びであったり気づきを与えてくれるのではないかと思います。
さて。
私がちょうどこのシンポジウムを聴講したあと、当サイトを読んでくださる方のお一人とその内容も含めてLINEで少しやりとりをさせてもらっておりました。その方は、今は高校生になられた特性のあるお子さんを支え育み、本当にお考えが深くていつもたくさんのことを私に教えてくださいます。
その方が仰っていたお言葉が、私にはとても強く響きました。
私が子供の療育で活発に動いていた頃よりも、今はずっとたくさんのサポートの動きがあって嬉しいです。
そうなんだ。
支援は年々増えている。
理解のあり方も、きっと日々、良い方向へ変わっていっているのだろう。
私と息子は、とても恵まれた時代に生きているのかもしれないな。
私はふとそう思えたことでとても前向きな気持ちになりました。私は息子を信じ、同時に私自身を一層信じ、自分にできることを精一杯にしていこうと思いました。
ま、大丈夫じゃないかしら?😊きっと、なんとかなるでしょう👍
にわかにそう思うことができた、そんなシンポジウム参加の機会となりました。
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