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動かない息子を動かしたい

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不登校

みなさんこんにちは✨

早いもので今日から5月になりました。おかげさまで我が家の転居、娘(6歳)の就学もようやくペースが掴めてきていて、私もボチボチ再始動すべく動き出そうとしています。

前回の記事で、私はこのように書きました。

今年はぜひ、“息子の一歩”を願う年にしたいというのが本音です。

無理強いしてもいい結果にならないことはわかっているので、そこをなんとかしていきたいと思っています。ティーンエイジャーだし難しいのはそうなのだけど🤔

そう。私はどうか、この先の息子の“一歩”を願いたい。心から。

しかしながら、そんな私の勝手な気持ちはそう簡単に当人には届きません。今の息子は本当に、全く動かないことが現状です😭

ヤバい、不登校の沼にハマってしまって抜け出せなくなりそうだ。

確かに、ここ数ヶ月の私たちは娘の就学に伴う入学準備、加えて転居、家探し、新生活の構築などなどそれらのことに本当に本当にかかりきりで慌ただしくて、私たちは息子のことを考える余裕は全く持てていませんでした。そのことは親としても反省すべき事柄です。

不安と共にでも就学する娘はどこへ行っても誰に会っても『おめでとう』という声をかけていただけるのに対し、兄である息子は蚊帳の外。そんな状況が続いていたかもしれません。

良くない状況だな、と私もどこかで感じていました。

お祝いムードに包まれている妹に対し、息子がポツリと、

『どうして俺は中学受験をしなかったんだろうな…でもどうせ無理だった』と呟いたことも気になりました。

だけどそれでも、私だって完璧ではないのです。

私も精一杯にやってはいるけど、体は一つだし目は二つだし、腕も二本しかありません、あれもこれもに目が行き届かないことはあるのです😭ましてや相手は思春期のティーンエイジャーの異性の子供で、親にしてみりゃ距離感さえも難しい(←言い訳させて😭)それでも義務教育期間である息子の転校手続きも親子面談も、滞りなく進められたことにはどこか安堵を感じていたところでした。

 

そうして4月も終わりに差し掛かろうとしている頃、ふと気づけば、私がようやく再始動できそうなほどに余裕を取り戻した時にはもう、息子は静止しておりました

息子のiPadでYoutubeの試聴時間が数日で25時間を超えているとか、一体何が起きているのかと驚きました。食事中もiPadを抱えるように離さない息子に度々注意をしましたが、彼はその都度不機嫌そうに背中を向けてしまいました。

もちろんスクリーンタイムで制限はかけていました。だけどそんなものはとうに突破されていて当然です。そういえば私と息子は内面のみならず面立ちも大変よく似ていて、私のスマホの顔認証(Face ID)が息子の顔でも開いてしまうことは以前に書いたとおりです(↓)

Youtubeを長時間、他にはゲーム(←新しいアプリの導入も制限してあったのに当然突破されていました)、ネットサーフィンなど、

息子も数々の経験を重ねてきてそろそろ自制できる年齢になっているのではないかと期待もしたけど、まだ彼は自制ができるほど成長してはいなかったことが分かりました。

すなわちここ数ヶ月の息子は、家族の注意が完全に逸れていたために、自室にこもり机に向かい学習しているようにも見えながら、彼のiPadの実際の使用時間は、息子はほとんど学習も、他には何もしていないことを思わせるものでした。

ほったらかした私も悪いが、こんなふうにただ時間を過ごす息子はいったい何を思い日々を過ごしているのだろう。

 

悲しいですが、これを頭ごなしに否定するのも悪手であろうと思われます。

つまり彼はなのです。彼のエンジンを動かしてエネルギーを向けられるものが全く見つかっていないということなのです。目標もない、評価や感謝を受ける機会もありません。

じゃあ好きに動けば良いのに、と他人が言うだけなら簡単ですが無責任な声かけです。“普通”のお子さんならそれがサラリととできるのかもしれませんが(?)、息子がそうできる子だったらそもそも今の状況には陥っていません。

そしてそれはおそらくですが、私としては彼だけの責任ではないだろうとも思っています。13歳の、年齢以上に大人びた面もありながら、一方ではとても幼い息子です。誰かが伴走していかないと、自分で考えて有意義な時間を過ごすことは彼にはまだ難しいのだと思われました。

そんな折、息子のiPad利用実態はまだ知らない夫が、息子に何やら話しかけているのが聞こえました。

親父
親父

最近ずっと机に向かっているようだけど、試験か何かを目指しているなら早めにスケジュールを教えといてね。

親父
親父

数学の先生(←家庭教師の先生をお願いしています)のご見解はどうなの?

息子
息子

あーうん、大丈夫。

なにがやねん。だけど私は片耳で、息子としてはそういうしかないだろうなと思いながら聞いていました。

 

さぁ、どうしたものでしょうか。

誰であれ、大人であっても人の意欲はその時々で大きく変化するものというのが前提です。『〜べき』という理由が分かるだけでは意欲はなかなか湧かないものだと、私自身も経験的に痛いほど重々知っています←🤣

それについては友人からこのような論文が出ていることを教わって、学術的にも探求されていることがとても面白いと笑いました。これはぜひ皆様にも読んでほしい論文なのでシェアします(↓)

余裕をもって早くやらないといけないのは分かっている。毎回反省するのに、今回もまた締め切りぎりぎりになる。なぜできないのだろうか?我々はあほなのだろうか?本論文では〜(解析・考察へ)

なぜ私たちはいつも締め切りに追われるのか

 

論文はさておきまして、今の息子はいわゆるアンダーアーチーブメント(:学業不振など、本来持っている能力には遥かに及ばず本人が苦悩している状態)という状態に陥っているのだと思われます。アンダーアーチーブメントに関してはこちらの書籍にも章があったと思います(↓)

私

ずっと家に居ないで、せめて1日に1回は外出したらどうかいな。

息子
息子

は?家の中にいるのと外に出ることの、本質的に何が違うの?

私

陽の光を浴びて少しお散歩するだけでも、心身の健康にとても良い影響があるものよ。

息子
息子

陽の光と心の健康の科学的な証拠は?いつだれが言ってるの?家の中で歩いてるのとお母さんは何が違うか説明できるの?!出来ないなら指図する資格はないんじゃないの?

私

(本当に、一体なんなの…😩)
それは、とにかくそうして理屈をつけて声を荒げてでも、あなたは外に出たくない気持ちだという意味なの?

息子
息子

出る意味がないっていうことだよ。そんな無駄なことをして一体何になるの!!全然意味がわからない!!

無駄も何も、それならあなたの今の生活の生産性はどうなんだとも言いたくなるけど不愉快な衝突が引き起こされるだけなのでやめときましょう😩

皮肉よねぇ…親が、我が子のためと思えば思うほどに、こんな“何にもならない”ような衝突の頻度だけが増えていきます。

私だってずっとあなたに理不尽を強いさせたいわけじゃないんだよ、それなのに、どうしてこんなに頑なに彼に話が届いていかないのだろうと不思議になります。何か言えば口の立つ息子はどうにかして自分を正当化しようともがき、癇癪を起こし、暴言とも取れる言葉も『事実だから』と言い捨てて、私から見れば抱えた問題は今のところ概ねが否定と他責で見て見ぬフリをしてるようにも映りますし、とても成熟していると言うには程遠い🥲(←私だって相手が息子でなければ二度と会話しない人認定したくなるレベル、なんなのもう🥲)

そんなことでは一時的には問題から目をそらせるしその瞬間は自尊心が守られるかもしれないけれど、

自分理論で一時的にはお母さんを言い負かしたぜとスッキリするのかもしれないけれど、

自分も環境も変わらないし、誰からの感謝も評価も生まれてきません。

そうして無力感に繋がっていっているのが今の息子なんじゃないかなぁ、とそんなことを考えながら腕を組んで天井を眺めているのがここ数日の私です。

 

今の息子の状況は、危機的なのだと思います。否定も他責も、何も生まない。

どうすれば意欲が少しは湧くのだろう。

意味なく外出することにものすごく抵抗があるというなら、役割を持たせて連れ出すしかないのでしょうか。アイツは散歩とか苦手なタイプやな、それは分かった🤔

私

前のお家を片付けに、荷物が多いからみんなで行くよ。

そう言って誘うと、息子は確かに一緒に来てくれました。外に出すにはそういう“理由”が絶対必要。そういうことなの👍

夫もまた、なんとか息子を外に出そうと理由をつけて息子を誘い出しておりました。

親父
親父

あー、ずっと家にいるから息子の洋服が全然ないな。このシャツとか小さすぎるしボロボロすぎる、笑。

息子
息子

それは気になってた。通院にきていく服が、洗濯のタイミング次第だけど全然ないことがあって困ってた。

親父
親父

一緒に買いに行こう。

息子
息子

えー、適当に買ってきてくれればいいのに。ネットで注文してよ。

親父
親父

サイズ的に今後は大人用になるわけだから、今回は必ず一緒に行こう。しばらく分を買っておけばしょっちゅう買い物に行かなくても良くなるはず。

息子
息子

えー。

そうしてやっとこさ家の外に一歩出るのが、今の息子の現状です🥲

 

そうだよなぁ…我が家の息子は、家から出るだけでさえ“理由”が必要な子であった🥲

それがここ最近は家族みんなが忙しくって彼から目を離していたら、そりゃあ息子は暇になるし、あっという間に静止してしまうのだ。賛成は全く出来ないけれど、理解できないこともないかなぁと私は改めて思いました。

動かない息子、意識を向けられている自覚を持たせ、いつも伴走をしてやらないと彼は動かじ。

私たちはこれからは特に意識的に、息子に注意を向けていかねばなりません。

ホンマに、手がかかるなぁ🥲

振り返っても、10歳になるまで彼の特性に気づかなかったのも遅かった。素直で親の言葉がよく届く小さい頃から手をかけていく重要性も、改めて感じたような気もしています。

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