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変わらない地方都市

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徒然思うこと

みなさんこんにちは✨

少し前に当サイトで書いた下記の記事(↓)について、お目通しいただいた何名もの方からご意見を寄せていただきました。誠にありがとうございます。

今日はその中から印象的な部分を少しずつでも紹介させていただき、皆さんが思われる地方都市の現状を共有したいと思います。

振り返ればこの記事は、当サイトを読んでくださっているというRさんからLINEをいただいたことをきっかけとして記録したものです。Rさんはある地方都市において高IQ児を育てておられ、その環境が私が書いた都市部とのリソースの違いに大いに驚かれたとのことでした。

Rさん
Rさん

地方都市の現状と東京との違いにただただ狼狽えています。

私はとても不思議でした。

なぜ、東京と地方都市では、インターネットがこれだけ普及した時代においてなおこうも情報量が違うのか。

何が障壁になっているというのだろうか、それともただの怠慢か?

私はそうとまで思いました。

そんな先日の記事に対し、ありがたいことにいくつものご意見をいただきました。それらを読むうち、努力とか、情報収集とかの問題ではなくただ地方都市の環境がそうであるのかもしれないという実態が私にも見えてきたように感じています。

誰が悪いわけでもない。ただ、環境がそうなのだ。そういうことかもしれません。興味深いのでもっと色々な話を聞いてみたいし、一度皆で一斉に話し合ってみたいテーマでもあります。

今日はそのいただいたご意見を一部分ずつだけでも紹介していきたいと思います。

都市部と地方都市の違いについてのご意見等

地方都市は人材不足である

先の記事を公開した直後、いちばん先にパッと寄せられたのがこちらのご意見でした。地方都市では人材が不足しており、それこそが都市部と比して変化が遅い要因であろうというご意見です。一部を抜粋してご紹介します(↓)。

Aさん
Aさん

究極に言うと、地方は『人材がいない』のですよ。
地方は若い人がとても少ない。オンライン授業も、まず先生がITに明るくない。やりたくてもできないんです。さらに自治体の財政も悪い。人を雇うのも設備を揃えるのも大変。

あとはそもそも考え方が保守的なので、というのも大きいかもしれません。

分かる。

分かる気がする。

人間の絶対数も少ないし、意欲的な若い人の数もまた少ない

もちろん若い人の居なさっぷりは地方度合い(?笑)に依存しますが、だけどね、地方へ行くと本当に驚くほどに歩いている人の中にも若い人が少ないことは私自身も実感として感じてきたように思います。札幌市内に住んでいた時に北海道内をドライブしていても、また、登山のために登山口付近(←えてして地方です)に向かう時にもそう感じることが実際です。

年配の方には難しいこともあると思います。そうなると、『やりたくても出来ない』『やれと言われてもやり方がわからない』となり実現までのスピード感が遅くなることも想像できる気がします。

そもそもニーズが少ないのでリソースも増えづらい

また、別の方からはこのようなご意見もいただきました。

Sさん
Sさん

地方では、都会よりも同一性を重視しがちです。地方ではみんなが行くべき学校に“普通”に通わないという子は都会よりも特別で少数派なのではないでしようか。

だから、オンラインを活用する必然性が少ないのでは…と思いました。

これは上でAさんが仰った『考え方が保守的である』と同義のことかもしれません。地方都市では、なぜか“みんな”とか“普通”という考え方がいっそう強いように感じたことはないでしょうか。個としてよりも集団を優先しがちというか、目立ちたくない、異端になることへの嫌悪というか、そういう感情が都市部よりもさらに強く存在するのが地方都市の土壌のような気もします。←偏見だったらすみません😅

これは私も地方都市の育ちなので、子供の頃に度々にも感じたようにも思います。話は少しそれますが、『出る杭は打たれる』という言葉もおかしな言葉だと思いますよ。たとえ隣の杭がどうであろうがそれは自分とは別の話であるにも関わらず、なぜ他人がそれをわざわざ打つ必要があるのだろうかと私は思う。地方都市はそれが少し顕著だと思ってしまう。

そのような環境では、他のみんなが粛々と登校するなかで『自分は学校に行かないからオンライン授業をやってくれ!』とは言いづらくなるでしょう。

だから、ニーズが少ないと捉えられてしまい、伴いリソースも増えにくい。

学校の先生等も、ニーズの少ないオンライン授業を手間をかけて構築しようとは思わない。

そこへトップダウンの強制でもあればもちろん組織としては動くのでしょうが、ニーズがないと認識されているところではスピード感も上がらないのではないでしょうか

Sさん
Sさん

地方在住の読者の方で、教育相談などがあまり機能していないというようなお話がありましたね。これもニーズとリソースの関係かと思いました。

支援が必要な方はおそらく割合としては地方も都会も同じなのでしょうが、それをニーズとして声を上げる割合が違うのかもしれないです。特性や困りごとがあつても隠したり無理に適応させたり…
あと、絶対数も違うので、「支援が必要だと認知されている人数」はすごく少なくなってしまうのかなぁ。

なるほど。

良く分かります。

私が高校生の頃、大学受験の準備期間においても私も、同級生も、塾などには全く通っていませんでした。(田舎すぎて)近くに塾はありませんでした。だけど今の東京の私たちの住まいの周辺では小学生から通う受験用の学習塾が乱立しており、多くの子供たちには通塾はもはや当たり前です。

地方都市では、そこに住む人のニーズの少なさ自体が環境を作っていたのだろうと思います。ニーズが少ないから、私が育った町では教育関係のリソース(塾や教室、働き口やそれらに関わる人材)が増えにくかった。

それと同じような構造があるのではないかというご指摘に、都市部と地方都市の環境の違いも当然かもしれないなぁと私もようやく納得できたように感じました。

選択肢が物理的に遠い

ところで今回、ある離島での話も聞けました。その島では、どうやらほとんどの生徒さんが高校卒業後には就職されるとのことでした。

Sさん
Sさん

大学進学するには島から出るしかないです。受験するにも飛行機に乗らないといけない。英検だって、都市部に住んでいれば学校帰りに毎週でも英検CBTが受けられるのに、地方で学校実施以外で受けるにはこれも飛行機に乗らないと…

教育機会の格差は、経済面だけでなく、居住地によるものも大きいのを実感しました。

Sさん
Sさん

地方では、受け身だとなんとなく周りと同じ流れに乗っていくことになりそうです。一方で、人と違う選択をしようと思っても、その選択肢が物理的に遠いのです。

これは私も感じます。

東京でなくとも都市部であれば、かなーり受け身であっても近くに大学生は歩いているし、多様な選択肢が自ずと目に入る機会が多いと思われます。自分の同級生の進路も多様であることを見るでしょう。

一方で、私も地方都市で育ちましたが、そこでは外国人に会う機会もほとんどない、なんなら大学生にもほとんど会わない。そんな“情報”自体にとても遠い育ちだったと思います。

そうして選択肢があることを『知らない』『知らないことすら気づいてない』ままに過ごしていくのだと思います。

なるべくして、そうなっている。もちろんそれで本人が納得していれば不幸ではない。

一方、かつてよりも格段に情報が得やすくなった現代において、積極的に情報を得ようとするような文化度の高いご家庭においては情報の豊富さと環境でのリソースの少なさのギャップに大きく戸惑われることが起こります。知ってしまった故に、という事態ですね。現代は各地の文化度の高いご家庭において、これが起きている段階なのだろうと思います。

このギャップは埋まっていくことはできるのだろうか🤔

このようなご意見もありました。

Sさん
Sさん

コロナ禍をきっかけに、人材派遣会社が本社機能の一部を淡路島という小さな島に移し社員が1000人規模で移住されました。島の経済も活性化されているのですが、私はそれにプラス、島民の意識(文化度)の変化も見込めるのではないかと思っています。

今まで島ではあまりいなかったタイプの人(社員)が目に入るようになり、多様な選択肢に意識が向くのではないかなぁ。そうすれば、「普通」の概念が揺らいで、さまざまな情報にアクセスしようという土壌ができるのでは…?
そして、他にも地方に移転する大企業が増えれば、都会と地方がボーダーレス化していくかも⁇

そういう”きっかけ”があると環境にも変化が起こりやすくなるのでしょう。

地方都市に多様性が生まれ新しいニーズが生まれることでリソースも増える、受け身の進路にも多様性が生まれ、機会への物理的距離も小さくなる。そのような流れが実際に起こっているのか、機会があればそんな変化を私も実際にフォローしてみたいとも感じました。

ここまで、一部ではありますが寄せられたご意見を紹介しつつ、私もなぜ都市部と地方都市が今なおこんなに違うのかを理解できたようにも思います。

私はてっきり、地方都市の保守的さに代表される、つまり地方都市側の内因的な問題だと思い込んでいたのですが、そうではないかもしれません。そうなるべくしてなってしまっているという、ある種の外圧も存在しそうだと思いました。

選択肢があることが重要

ところで最近、私は今も富山県内に住んでいる高校時代の同級生とたまたまLINEで話していました。『コロナで息子の学校が学級閉鎖なんよ〜』と話す彼女に私は、

私

そちらでは学級閉鎖中はオンライン授業って、やってる?

そう尋ねてみました。彼女は富山県滑川市という地方都市に住んでいます。どうだろ、やってるかな、この流れだと厳しいかな😅と私は誠に勝手にハラハラしながら(?)尋ねましたが、

富山に住む同級生
富山に住む同級生

オンライン授業、やっとるよー!

8時〜15時半とかで、休み時間も学校通りの時間割。見てて大変そう、息苦しいっていうか。

人口3万人の町でもオンライン授業はやっていた。大変だよねー。
富山に住む同級生
富山に住む同級生

でも、学校へ通うとかとは違った、こういう形の方が向いている子も居るんだろうなぁとは思う。

さすが。いまそれを言おうと思ってたのよ。私もそう思う。
富山に住む同級生
富山に住む同級生

選択肢増えたんは良いことやわ✨いろんな当たり前がある世の中になったらありがたいよね。

って、言うのは簡単だけど実際応用効かなさそうな自分もいるけど😅

そうなのよ。

選択肢がもっと身近で当たり前になったらいい。

やはりその点では都市部は本当に色々な人がいるし、ニーズに合わせた変化を起こそうとする人間の数も多いので恵まれているのだと思います。

私には、地方都市の話を聞いてここにちょろっと記録することくらいしかできませんが、どうかさまざまなきっかけを経て、地方都市にも多様な選択肢や考え方が当たり前になるようにと願っています。

全ての子供が必要な支援を受けられるように、思った通りの人生を歩んでいけるように。

また色々な話を聞いてみて、考え続けていきたい課題だと思います。

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