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場面緘黙について、よく描かれた漫画

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場面緘黙症と育つ娘の成長記録

みなさんこんにちは✨

場面緘黙症という障害について、よくご存知だという方はいったいどれほどいるのでしょうか。

場面緘黙とは:

家庭などの安心できる場所では発語によるコミュニケーションが可能であるが、知的な及び発語に関わる機能の障害がないにも関わらず、学校や職場などの特定の場所や状況においては話せなくなってしまう症状。

一時的なものでなく、幼児期から大人まで長く症状が続くこともあり、当人の社会生活に著しい影響を与え得る。

その有病率は0.15~0.8%とも言われ(500人に1人いるかどうか)、珍しすぎるわけではないが、集団の中ではおとなしい子、(どちらかというと)手がかからない子と見なされがちで、学級内の生徒はもとより教師ですら場面緘黙への理解が乏しいことが現状

私の娘は、まさにこの場面緘黙症の当事者です。そして私自身も、かつて子供の頃はこの場面緘黙症の当事者でした。

私自身の話をすれば、私自身は時代的にも地域的にも配慮や支援というものに恵まれず、ある程度大きくなる高校生頃までこの困難を継続させてしまいました。本当に辛い経験でした。

何より、私自身も“場面緘黙”という言葉自体を知ることすら困難でした。

ずっと私は自分が緘黙症であることにすら気づかなくて、皆ができることが自分にだけができないことに苦しい思いを抱えたまま、すなわち私は自分だけが著しく劣っていると、そう思い続けて育ちました。

一言話す、それだけでも私にはとても大きな緊張でした。授業での音読や指名、今振り返ればそれらは些細な場面だったのかもしれませんが、何かを言うまで許されないと言わんばかりの状況に直面するたび、私は頭の中では言葉はぐるぐる高速回転で回るのに、そんな頭の回転と心臓の鼓動の激しさとは全く裏腹に私はどうしても喉から上に音が出ず、ただ、ずっと顔を下に向けて、ただただ相手が私から興味を逸らし諦められてしまうまで、その時間が過ぎるまでを消えてしまいたいほどの恥ずかしさで、ただ耐えることしかできませんでした。その時間が過ぎた後も、本当はああ言いたかった、こういうことが言いたかったという悔しい思いは何日も、何週間も消えないこともありました。

卒業式の“呼びかけ”は、なぜ全員がやらなければならないのだろうと思います。私はその練習で精一杯に声を出したことがありました。そうしたら、『喋った!びっくりした!』と周囲から言われました。まるで私が話したことが『気持ち悪い』と言われたようで、私はまたそのまま話せなくなりました。

不安や恐怖、それらから逃げるために私は表情と感情を自分の奥に引っ込めて、まるで自分がそこにいないかのようにさえ振る舞う癖がつきました。

そんな私の経験を通してみても、

最近目にした、こちらの場面緘黙をテーマに描かれた漫画(↓)が本当に場面緘黙というものをよく描いていると驚きました。

それは講談社の週刊漫画誌“モーニング”で連載中の“児童精神科医”の物語:『リエゾン-こどものこころ診療所-』において、最近のトピックとして場面緘黙を取り上げてくださったものでした。

ちなみにこちらの漫画は、今年の春にドラマとしても放送されておりました(↓)。私には少々夜遅い時間帯だったので私は見てはいなかったのですが、当サイトを読んでくださる方からお薦めいただいたこともありまして、いつかまた機会がある時に拝見したいと思っています。

さて、このリエゾンという漫画は、オンラインでも単話から購入して読むことが可能です。私は今回、こちらのマガポケというアプリを使って拝読させていただきました(↓)

マガポケ以外のサイトからも購入することが可能なようです。場面緘黙、及び児童精神科領域のトピックにご興味の有られる方はぜひ目を通してみてはいかがでしょうか。

場面緘黙に関する話に戻ります。もうね、この何がよく描かれているかって、場面緘黙の当事者であるこのお子さんの“この表情だと思います(↓)

リエゾン-こどものこころ診療所-:場面緘黙②より抜粋

ハッとしました。『ああ、まさにこの顔つきだ』。私は衝撃を受けました。

これが、まさに幼い頃の私であり、今の私の娘もまた、“この表情”をよく表出しているのです。これが、場面緘黙だ。

それは、意図的に焦点をずらしたように、何も見ていない、見たくない、逃避のような、どうしていいかわからないという混乱と、自分の意識を内へ内へと引き込ませて表に出せない、そうすることで時間が過ぎるのを待つような、そんな緘黙の表出がこの表情には本当によく描画されていると私は心から共感したし、驚かされた思いでした。

こちらの漫画は、本当に場面緘黙というものをよく観察し、よく描かれていたと感じます。

私は、今日のこの記事の冒頭で、場面緘黙を抱えるお子さんを『集団の中ではおとなしい子、(どちらかというと)手がかからない子と見なされがち』だと書きました。

だけど見て?

この子は本当に、“ただのおとなしい子供”に見えるだろうか?

そうではない。明確に、この子は本当に難しい状況をたった1人で抱えていると、読まれた方にはきっと伝わると思いました。

場面緘黙を抱える当事者には適した支援や配慮が必須です。どうか、場面緘黙を抱えるお子さんや当事者にその支援が届くように、私は改めてそう願う気持ちが強まったと感じます。

こちらの場面緘黙の話では、焦点は当事者であるお子さんだけでなく、それを見守るお父様にあてて描かれていました。子供の困難、親の気づき、働く親の葛藤もまた非常に細やかな視点から描かれていたと思います。

心強いトピックでした。場面緘黙を取り上げてくださって、それを丁寧に描いてくださった漫画の作者の方をはじめ関係者の皆様に感謝をお伝えしたい思いです。

ウェブサイトから単話購入もできますし、マガポケというアプリではなんだかんだで無料で読むことも可能でした。当サイトのこの記事を読まれた方におかれましては、是非とも一度お目通しいただけましたらと思います。

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