みなさんこんにちは✨
私の息子は現在中学1年生。彼は、幼いころから本当によく本を読む子供でした。さらに彼は、一度本を読み始めるとスーッとまるで吸い込まれるように本の中へ中へと入り込んでいってしまう子でした。
親としては、幼い我が子が本に親しむというのは嬉しいものです。だけど一方、それは例えば出かける直前とかのタイミング:『わわわ!お願いだから、今は本を読まないで!』と私は時には彼が本を読むことを止めもしたな(←でももう本を開きつつある息子😭)と、そんな日々も今では懐かしくさえ思います😅
私の息子は、2020年のコロナ禍で大きく調子を崩しました。こちらは当サイトで一番最初に書いた記事(↓)ですが、この我が家における大事変は当サイトを開設するに至ったきっかけです。私にとっては本当に大きな出来事でした。
この異変を境にし、なんとなく思うのですが、息子は以前ほど、読書に没頭することは少なくなった印象です。
親というのは勝手なものです。読めば読まないでということもあれば、読まないなら読まないでまた以前のように好きなものを好きに読んで欲しいと思うのですから😅だけど正直、私は息子の読書への関心低下にどこかふと寂しささえも感じていることが実際です。
我が家では、本は好きに買ってOKという方針です。予算の都合もあるので月の冊数の目安は設けてありますが、以前は息子はその枠いっぱいにフル活用で本を買っていたものでした。今も私は好きに本を買うし、私は自分が本を買うついでとして毎回息子にも『何か本を買いますかー?』と尋ねることはしています。だけどそんな息子の返事は、この頃はやや消極的な感じです。
新しい本でも買ったら?
あー…読みたい本も特にないから要らない。
それでもね、小学生での不登校を経て、彼の心も少しずつ回復していると思うのです。
少しずつ、少しずつで構いません。そりゃあ食事や外出に支障があるのも困るのですが(←本当に親というのは勝手なもんですよね😅)、それでも息子にはいつかまた、以前のように読書を楽しんでくれたらいいなと私は密かに願っています。
我が家では、自宅の廊下が息子以外の家族3人分の本棚です。私の本、夫の本、娘の本が廊下にビッシリ並べられた本棚の中にミッシリと並べられている状況です。
[作戦その①] その廊下はもちろん息子も通過しますので、私は息子の目の高さになる部分にちょっと彼の気を引きそうな表紙やタイトルの書籍を敢えて並べたりなどしてね、私はそんな下手な小細工などをしています🤣
そして、息子の本棚は部屋の中。彼の本は多すぎるので、彼の部屋の中だけで収めています。
[作戦その②] 私は本当に時々ですが、彼に勧めたい書籍や友人知人から贈られた本や流行りの本をそっと彼の本棚の、特に目のつきやすそうな高さや位置に敢えて置いてみたりなどもしています。
その際に肝要であることは、なにか新しい本を置いても息子には声をかけないことです😎。彼も秋にはティーンエイジャーとなる年齢ですから、親にあれこれ言われるのも嫌だろうと思うから。だから私はこっそり侵入してこっそり本を置くことだけはするけれど、『新しいの置いたよ』とか『読んだら?』とかは言わないことにしています。
読んでもいいし、反対に、手に取らなくても全然いいの。私が勝手に置いているだけだから。それでももしも何かの拍子で、彼の手に私が選んだ本が取られたならば超ラッキーって程度です👍
そんな折のことでした。
つい先日に、私は当サイトにおいて息子が野球の大リーグや、F1に興味を持ったと書きましたところ(↓)、
本当にありがたいことに言えばこそ情報は入ってくるもので、当該記事においていつもお目通しくださるという ビリービーンさんより、このようなコメントをいただきました(↓)。
息子さん、野球に興味を持たれたとのことですが「マネーボール」とか読んでみたら面白く感じるんじゃないかと思いました。「統計データを用いた野球界の常識を覆す手法で球団改革を実行。チームを強豪へと変え」た人の話です。
興味ありそうならぜひ。
記事へのコメントより引用
よっしゃ、買うしかねえ👍私はすぐにAmazonにて購入し、手元に届いた文庫本を息子の本棚にそっと置いた、それがまだ暑さもおさまらぬ9月上旬のことでした。
それからしばらくした頃でした。息子が、彼の自室からドタドタと足音を立てて何やら走り出てくるではないか。
まざー!まざー!ちょっと!!(←彼の“変な英語”は継続中、我が家に定着しそうです)
この本、ずっと前からうちにあった?
息子は“ニヤニヤ”しています。これが彼の最大限の喜びの表情であることを、私はよくよく知っています。
あぁ、それはお母さんがあなたが大リーグが好きそうだってお話ししたら勧めていただいた本なのよ。割と最近に買って置いといたものだよ。読んだのかい?
いつ買ってたの!知らなかった!半分くらい読んだんだけど、めっちゃ面白いんだよ!
そーかそーか、よかったね、あなたが嬉しそうににしていることが私も何より嬉しいよ。
これはさ!つまりさ!大リーグでは高卒の選手と大卒の選手がさ!育成のコストがさ!だけどそれでお金をかけて成功するとも限らなくて!統計的にはさ!当時のドラフトのあり方がさ!!(←私にはよく分からないが、とにかくすごい勢いで喋る息子)
ちょっとあまりの早口で私にはその内容はよく分からないながらも、私は本当に久しぶりに息子の読書がらみのマシンガントークを聞くことができて驚きと喜びを感じました😭
お母さんは子供の頃とかにこの本は読んだってことなの?
いや、お母さんは読んでないのよ。でもそんなに面白いのねぇ、読みたいな。
あー、これは読んだほうがいい。読み終わったら貸してあげるよ!大体さ、才能を発揮するっていうのはさ〜!(←まだまだ喋る😅)
そうなのね〜。人がその人らしく才能を発揮するには環境や人に恵まれることがとにかく大事なんだよね😊(←息子の目を見て言ってみる)
そう!つまりそういうことなんだよ!(←それはあなたもだよ👍)
そうして息子はひとしきり喋ってニヤニヤしたまま、再びドタドタと自室へ帰っていきました。おぉ、嵐のようだ。
それでも、彼が小学校の低学年頃はこんなことは何度もあったと思うのです。当時は私も仕事をしていて特に帰宅後の夜の時間というものは分刻みや秒刻みで座る間もなく忙しく、そのせいにしてはいけないのだけれど私はそんな彼の話をゆっくり聞いてやることもできていない日々でした(←仕方なかったとはいえ、大いに後悔しております😢)。だけどまた、こうして息子が明るい顔で、生き生きとマシンガンのように喋る息子が再び見れるなんてと、私はとても感慨深いものがありました😭
息子もさ、「本を読まなくなった」わけではないのではないのでしょう。
関心と、そしてタイミングの問題だったと思いました。
時宜を得た良書の紹介に心から感謝しています。ありがとう!おかげさまで、最近の息子はまた生き生きと読書を楽しんでいるようでした😊
いま3回目を読んでるから、読み終わったらお母さんに貸すから。
ーー最近の我が家で読んだ書籍紹介ーー
↑いま息子が喜んで読んでいる“マネーボール”。映画にもなっているようです。
↑不朽の名著。ひきこもるから生まれるもの、という視点がとても素敵でした。何より著者の書かれる日本語が、とてもとても美しい…私もこんな丁寧な日本語で文章が書けたらと、そういう点でもお手本のような書籍でした。
↑きっかけは、これまた最近よく本を読む娘のために、私が図書館へ行くたびに棚の端からざっくりまとめて借りている(←マジで、笑)児童書のうちの1冊でした。これが、娘の心を大いに打ったようです。これについては娘が“マシンガントーク”をしておりました😅読み返し用に購入済み👍
不慮の事故により障害を負い皆と同じように泳げなくなったおたまじゃくしが、クラスメイトの配慮を受けながら運動会に参加するというお話です。だけど、みんなが良かれと思って考えてくれたその配慮は、当人にはあまり嬉しくなかったよう…結末にも大いに共感させてもらいました。大人も大いに考えさせられる内容であり、私も娘に色々な視点で考えられる子に育って欲しいと感じました。
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