みなさんこんにちは✨
今日も当サイトを見にきてくださりありがとうございます。
今日は愚痴です。すみません。
以前にも息子が”促されないと出来ない”と書いたことがありました(↓)が、やっぱりどうしても気になってしまう。
今朝の出来事を記録します。
はぁ、不安。。。
促されないと出来ないのよね
消しゴムを取っておいで
4年生の2月から通塾を再開し、再始動した我が家の中学受験。
息子の部屋にある学習机では目が届かないので、ニトリで折りたためるデスクを買ってきてダイニングに置きました。
ニトリはいいね。私の第二の故郷、ホームグラウンドである札幌発の企業だから、頑張って欲しいと応援しています。
最近息子は朝に30分だけ早起きして、漢字や計算などの”朝学習”の時間を取るようになりました。
朝学習自体は、息子も慣れてきて順調です。
でも今日の朝、ちょっと不安がよぎる出来事が。
今朝もしっかり目を覚まし、息子は漢字の学習に取り組み始めました。
1年遅れのカリキュラムを巻き返すため、今は4年生のテキストを毎日1-2ページずつ進めています。
ふと見ると、手が止まってフリーズしている息子を発見。
「どうした?」
と声をかけると
「消しゴムが無い」と彼は言いました。
「そっか、消しゴムがなかったね。じゃあ部屋に行って取っておいで。」
私がそう促すと、ようやく息子は立ち上がって消しゴムを取りに行きました。
消しゴムを取ってきたら再び朝学習に取り組む息子。
う〜ん。これも、促されないと出来ないのか…。
そんな思いが湧いてきて、同時に大きな不安がよぎりました。
考えて動く
『消しゴムが無いなー』と思ったら、『取ってこよう』ってなると思いません?
普通なら。
いや、”普通”とか”みんなは”っていう言い方は好きじゃないしできるだけしたくないとは思ってはいるんだけど申し訳ない。
でもそんな時って、『めんどくせーけど、取ってくるか』ってなって、立ち上がるんじゃないかと思うんですよ。普通に。だってそうするしかないじゃん、って私は思うんですよ。
でも、うちの息子はそういう時はフリーズするらしい。
以前書いたおにぎり事件もそうでした。
今朝も声をかけなかったら、ずっと座ってたんじゃないかと思います。
無かったら用意する。
足りなければ代用品を探す。
なんとかして目の前の困難を解決しようと試みる。
キャンプとかテント泊の登山なんかいくと、道具が限られるのでわりとそのような思考に慣れていきます。困難と工夫がアウトドアの面白さの一つでもあるとも思います。
アウトドアはさておいて。
これはスムーズな日常生活を送る上でも社会に出て仕事をする上でも、とても大事なことだと思うんです。
でも、どうやら今の息子は、これがまだとても苦手らしい。
不安がよぎりました。
不安の正体は
いい学校を出てるのに
ちょっと周りを思い浮かべると、こんな人いませんか?
いい学校を出ているのに、自分では動けないヤツ。
ここで”いい学校”というのは、例えば偏差値の高い難関校、東京大学をはじめとした旧帝大やそれに準じるような、所謂”高学歴”と言われる大学等をイメージして書いています。
私は今朝の息子の様子を見て、息子もそうなるんじゃないかという漠然とした不安がよぎりました。
あぁ、たまにいるけど、学歴が高くても社会で「使えない」と言われてしまう人というのは、もしかしたらこういう人なのかもしれない…と、そう思ってしまったのです。
今でこそ私は息子の背景に発達障害があることを知っており、それもひっくるめての大切な息子であるので『息子には得手不得手があるのだ』ということを重々理解しています。
だから、”消しゴムが無い”と息子がフリーズしていれば、私は彼を促すし、代わりに消しゴムを取ってくることだって可能です。
でも、彼の発達障害がわかる前は『消しゴムが無い!?だったら取ってきなさいよ!それくらい考えて動いてよ!🌋』って怒っただろうな〜、って思うんですよ。申し訳ないけど、きっとそうだったと思うんです。
また、息子は高IQで知的障害は伴わず、学業に関してはこれまでずっと問題なくやってきました。
そんな息子は本人次第ですが、きちんと勉強すれば所謂”いい学校”にも入れてしまうと思うのです。
得手不得手のある子だから、まずは得意な勉強面を伸ばせばいい。
高い学歴が、息子のアイデンティティの一つになればいい。
息子は知的水準の高い人たちが集まる環境で刺激を受けて、人生における何か目標を見つけるチャンスを得られるかもしれないし。
私はそう考えて息子に中学受験を勧めているのですが、
自分の消しゴム一つ取ってこれない男が、高い学歴を身につけて一体何になるのだろう…
と、今朝の出来事でへこたれてしまいそうになりました。
以前に参加したLITALICOのセミナーで、
発達障害を抱える人が社会に出て適応できずに仕事を辞め、その結果として精神疾患や引きこもりになることがあるという”二次障害”の話を聞きました。
そのような方の1人の話。障害者雇用の枠で社会復帰をされましたが、その雇用は低賃金であるし、能力に見合っていないことが多々ある、特に日本では障害者雇用の扱いが未だ手探りで上手く機能していないのだという問題点が指摘されていました。さらにそのご両親が『この子にこんな高い学歴は必要だったのだろうかと思います。だったら、もっと他のことをさせて育てれば良かった。』と語ったことが紹介されました。
非常に考えさせられる例の一つであると思います。
先のことはわかりません。何が正解なのかもわかりません。
息子は息子なりの成長をしていくので、私はそれを見守り支えていくだけです。ありのままに成長していく息子を、ありのままに受け入れていくつもりです。
”ありのまま”というのは、”何もしない”ということとは全く違います。
今朝のことで不安はよぎりましたが、素敵な青年に育った息子を思い浮かべながら、今できる支援・サポートについて引き続き考えていきたいと思います。
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