みなさんこんにちは✨
今日も当サイトを見にきてくださり、ありがとうございます✨
今日は先日に私が書いた記事に対して感想を寄せていただいたメールの中で、面白いご意見をお聞かせいただきましたのでそれを紹介したいと思います。
その方が小学生の時の宿題は“自由勉強”だったよという話です。
自分のやることに裁量を持つことはとても大事な経験です。
“自由勉強”という宿題
勉強の裁量を子供に持たせよう
先日に私が書いた以下の記事(↓)。
私が学生時代にお世話になった先生がこれを読んでくださり、とても良いことを教えてくださいました。
いずれ機会があったら息子が通う小学校で話題に出してみようとさえ思っています。
その内容がこんな感じ。
私が小学校高学年の時の宿題は、1時間程度何か勉強する「自由勉強」っていうもので。
計算ドリルやる子もいるし、漢字練習する子もいるし、歴史のこと調べてノートにまとめるでも何でも良かった。「今日は〇〇という本を読みました。」でも良かったのよ〜。
狙いは、毎日何かしら学びのために机に向かう習慣をつけることだったのかな。
これを聞いて、私は『ほえ〜〜〜!!私なら、そんな宿題がいいなぁ😲』と目から鱗が落ちました。
詳しく聞くと、その宿題は先生からのレスポンスをもらうところまでが大事なよう。
- 宿題は“自由勉強”ということで各自1時間程度何かに取り組む
- 翌朝に成果物(ノートなど)を担任教諭に提出
- 帰りまでに担任教諭が確認し、花丸💮やコメント📝、直しの指示などを得る
- (繰り返し)
こんな流れで日々の宿題が完結するようです。
いいなぁ。こんな宿題なら子供がそれぞれ自分に必要なことを考えるだろうし、スケジュールも考慮して、つまり習い事で忙しい日なんかにはそれなりの工夫をするだろうから生活力も育ちそう。
とにかく、子供自身に勉強の裁量を持たせるって、とても大事なことですね。
素敵だなと思う一方、このやり方では担任教諭のご負担がやや大きいかもしれません。具体的には、
- 毎日休み時間のうちに必死で全てに目を通さなくてはならない
- 課題がバラバラであるので、的確なコメントを返すことに頭を使う
- やり方がわからない子のフォローが要る
ってところが負担増。
みんなおんなじドリルでもやらせておけば、見て評価する方の負担は小さくて済むのにさ。
個々に合わせてやろうとすると先生の手も頭もガッツリそれに取られてしまう、ということです。
とにかく補助の先生が居るとか専科の先生に授業を任せる時間があるとか、そんな上手なシステムがないと回りません。
だけど可能であれば、これはとても良い宿題だろうと思うのです。
“自由勉強”はどうしたら実現可能か
条件1:高学年以降に適用可能
この“自由勉強”という宿題。どうしたら上手く回るだろう?
私自身のこと、息子のこと、見聞きした情報をもとに考えてみようと思います。
私はこの“自由勉強”という宿題を知った時、まず最初に『自分は小学生の時、どんな宿題をしていたのだろう?』と考えました。そしてそれをしばらく考えたけど、残念ながら学校の宿題がどんなだったかということを、全く思い出すことができませんでした💦
私が子供の頃の宿題は、ずっと通っていた『くもん式』の宿題の方が大変でした。そしてそれが終われば週刊ジャンプかファミコンのソフトに齧り付いていた記憶しか残っていません😅
ま、私は大した宿題はしていなかった、ってことだな。
ってことで思考終了。
それに私は子供の頃、学校という場所が好きではありませんでした。私は自分の“特性”に困惑し、小学生〜中学生頃までは全く集団に馴染むことができていなかったことも関係するかもしれません(↓)。それで単に覚えてないだけかも。
そして息子。
息子が通う小学校では、毎週“チャレンジデー”という曜日が設定されています。それは学校からの宿題が一つも出ず、その代わりに自分の興味や知見を広げるための学習に、各自が自由に取り組むための曜日です(↓以前にも書いたことがありました。ご参照ください。)。
そうそう、これよ!これはまさに“自由勉強”の一つのかたち!
だけど息子の学校の“チャレンジデー”は週1回だし、学んだことを提出する必要が無いため先生からのレスポンスがもらえないという点ではあまり張り合いがありません。
やっぱりフィードバックって大事なのではなかろうか。子供の人間性を理解するためのコミュニケーションにもなるだろうしね。
そんな息子の“チャレンジデー”。そういえばこれは今春、つまり5年生になってから始まったものでした。去年まではそんな曜日はありませんでした。それってもしかして学年の関係だったのかな〜?それともカリキュラムの関係かしら。
先のコメントでも、教えてくれた方は『高学年の頃の宿題は』とおっしゃっていました(↓)。
私が小学校高学年の時の宿題は、1時間程度何か勉強する「自由勉強」っていうもので。
良いシステムだなと思いますが、その導入にはやっぱりある程度の場数経験と分別がついてからでないと難しいのかもしれません。
高学年以降が導入適期ということでしょうか。それもわかるような気がします。
低学年や小さいうちは先生の言うことをよく聞く(傾向がある)時期だし、それまでに学習についてをしっかり教え、その下地を作る準備期間として活用したほうが良い気がします。
ーーーー
そういえば。息子が低学年(小2)の頃の話です。
思い返せば、今はこれほど『ドリル系の宿題に向かいたくない』と頑なな私の息子も、低学年の頃は先生に言われたことをめちゃくちゃ律儀に守る子でした(←今でもそうですが、今はもう“場合に寄る”って感じ😮💨)。
あまりにも律儀すぎて融通が効かず、私はしょっちゅう困らされました。当時は気づいていませんでしたが、今思えば息子の“特性”も関係していたかもしれませんね。
中でも困らされたのはこれ(↓)。
九九って81個しかないはずなのに、なんで100問も問題が出ているの?
と、私は毎日とても不思議でしたた。こんな計算をただ毎日延々とやらされましたが、7歳だった息子は文句も言わずに書き殴りのやっつけ仕事であっという間にこなしていました。親が丸付けをしていく必要がありましたが、どうせ全問正解なので私の丸付けも適当です。(←見ちゃいねえ😅)
息子は一旦理解すれば定着が良いので、九九もスッと覚えました。言っちゃなんだが、これで息子の学力にプラスになったかと言われると疑問です。むしろ伸びる余地があるのに同じところに留まらされたとさえ言えるかも。そんな子には応用問題に挑戦させてもらえるとありがたいなぁと思う。
そんでもう、本当に困ったのが、これですよ…(↓)。
加えて100マス計算のプリントが毎日課されるわけですが、これも同じことを何度でも。
時間を計測してやるのは良いよ。息子は4分程度でやってたみたい。両面合わせても10分以下。
だけど謎に“色塗り”の課題が出ていて、息子はこれを毎日何時間もかけて塗ったんです。。
当時、私は仕事をしていたので18時に職場を出て、娘を迎えに保育園に寄ってから息子を迎えに学童保育に行き、19時頃に帰宅、食事、入浴、それから息子はこの色塗りをやっていました。
学校で、色塗りを丁寧にやりましょう、と言われたらしいです(当時の息子談)。
だから息子は丁寧に隙間なく塗らないと気が済まなくて、入浴後から2−3時間、時には夜23時になっても『眠い、眠い』と泣きながらでも1マスずつを色鉛筆で塗りました。
大事なのは色塗りじゃなくて計算なの。計算はよく出来てるんだから、色塗りはやらなくていいよ。もう寝よう。
私は何度もそう言いました。だけどそんな話は通じません。7歳の子供にとって、どちらが本質とか、そういう問題ではないのです。
そうしたら明日先生に怒られるもん!
息子はそう言って全く聞き入れることができなくて、毎晩毎晩、ギュッギュッギュッギュッと色鉛筆で1マスずつを塗りました。
当時の我が家は、こんな日が何週間も続きました。必死に机にしがみつく息子に、
『そんな塗り絵は睡眠時間を削ってまでやるものじゃない!もう良いから寝なさい!』
私は息子の肩を叩いて正気に戻させ、なんとか机から引き剥がそうとしてきました。
だけど息子はその都度大きな爆発を起こしました。
塗らないといけないのーーーーーーーーーーーー!!!!
怒られるのは僕なのーーーーーーー!!!!
計算は10分もかからないのに、色塗りに3時間はおかしいよ。しかも宿題は他にも漢字ドリルと音読がセットであるのです。毎日23時に寝られれば良い方でした。
しかも当時の担任教諭は『(息子)さんの色塗りはクラスで一番濃くて素晴らしいですね✨色塗り先輩って呼びましょう✨』とかなんとかクラスの前で褒めたらしくてもう大変。息子はますます退けなくなった。
そんなもん色塗り先輩なんかどうでもいい!褒めるなら計算を褒めろ!小2の子供が眠い眠いと泣きながら、ただ指示を守るためだけにやった塗り絵を褒めるな!
どうしても納得できなかった私はこの時ばかりは担任教諭に進言しました。
『このような状況ですのでうちはもうその宿題はできません。睡眠時間を優先するのは家庭の方針ですのでご理解くださいますようお願いします。』と言いました。
担任の先生に話したから、もうやらなくて良いよ。先生もわかってくださったよ。
それでも息子は『絶対にやらないといけないんだよ!😭』としばらく納得しませんでしたが、単元が過ぎればこの宿題は出なくなりました。
…だいぶ話がそれました。だけど画一一斉授業ではこういうことが起こるということ。塗り絵もなんなら計算も、やりたい子だけやれば良いって明言して欲しいよ。そうしたら子供も『自分で決めて良いんだ!』って自主性を育む(かもしれない)のに。
つまり言いたかったのは低学年のうちは子供は先生の言うことを守るのだ(息子のような子供でさえ)という話で、その間にしっかり学習姿勢について準備できれば、高学年頃からは“自由勉強”も可能になるのでは?ということです。逸れまくった😅すみません💦
条件2:1人では出来ない(親の介入がない)子へのフォローが必要だ
宿題に“自由勉強”が出たとして。
放っておいても出来る子はOKですが、そうでない子が大半です。
そうでない子のうちで一番多いかな〜と思うのは、“何をやれば良いかがわからない子”だと思います。
そのような子に対してはフォローが絶対に必要です。
それは例えば、教員が『今日何をすれば良いかな〜?と迷った人は、計算ドリルをやるように!』などの例を挙げること。
もしくは親(やそれに準じる人)が介入すること。それぞれの家庭で必要だと思う学びを設定、それに対して課題を着々とこなしていく感じでしょうか。
親の負担が増えるだろうって?
いやいや、それなら今のシステムだって、“放っておいても自ら宿題をしていく子”なんて、ごく一部なんじゃないですか?😅どこのお家も声かけと見守り、たまには叱ったりくらいはしてるはず。その範疇の話です。
それでもやはり、どこの親も介入できるわけではないのです。家庭ごとに事情があります。それは仕方がないことで、家庭の事情で学びへの興味や意欲が左右されてはいけません。
それについてはやっぱり『学校が』個別に学習する子の『協働の場』として機能してほしいと願います。
先生に言われたことをやるのでなく、同世代の子供がやっていることを見て別の子が刺激を受けるかもしれません。
息子にも、時々あります。
クラスでこんな本を読んでいる子がいて面白そうだったから次に買って〜!
というリクエストなどがそれでしょう。
ドリルをやるにしても決められたところをやるのでなく、振り返って理解が十分でないページを何度やったって良いわけです。先に進んだっていいだろうと思います。個別かつ協働的な学習スタイルが実現すると嬉しいです。
最後にこれは我が家の課題ですが、息子のように特性のある子で“1人で切り替えることが難しい”子も大変かも💦(↓)。
我が家の場合はもう仕方ないと思っています😅私が息子にべったり付いて、フリーズしてたり注意が逸れているなと思ったらその都度声かけ、意識を引き戻すようにしています。
これはもう、特性なので仕方ない。私の時間に都合がつく限り、息子の環境を整えていくのは私の仕事だと思っています。
まぁこれもいずれ親が周りをちょろちょろすることをウザがって、息子の方から離れていくんだろうなーとは思っていますが😅(←そんな日は近いのかもしれません…)
なんだか長くなりました。今日も徒然と思うところにお付き合いくださり、ありがとうございます。
長々と書いたけど、“自由勉強”。やっぱりすごく良い宿題だと思います。先生方のご負担や教育環境への投資増は重要検討事項です。
子供にとっても自分の行動に裁量を持つことは超良いことだし、時には『今日はやらないでおこう!』と決めることを含めても、個々の成長につながるのではないでしょうか😊
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