みなさんこんにちは✨
この5月から開始した、私の息子の“選択的不登校”は今なお順調に(?)継続中という状況です。
私はいまだに不思議です。登校することの、何がそんなに嫌なのかしら。
もちろん私は“登校することが全てではない”とは心から思っています。大切なことは彼が学び続けるという意欲を保つことだと思っています。
しかし息子の場合は不登校に伴うデメリットも発生してきている現状においてなお、『登校しない』という息子の意志の固さもなかなかのものであり、なぜそんなにも登校を嫌がるのかが実はまだ私には理解しきれておりません。
そんな中、最近の彼の様子からは『今の息子』と『学校』というシステムとの相性の悪さも見え隠れするような、そんな出来事がありました。
学校が退屈なのか、嫌なことがあるのだろうか、それともただ行かない方が楽なのか。登校を嫌がる理由の一つが見えた気がしました。
学校の何が嫌なのか
学校へ行けないわけではなさそうだ
登校しない。
だって授業を受けるのが面倒だから。
息子はそう言って、小学校に行かなくなりました。
親から見れば、なんじゃそりゃ、って感じですよ😩
とはいえですね、息子は学校に“行けない”わけでもなさそうです。
我が家では、当初の不登校を認める際の“3つの条件”の一つでもあった、
『友人やスクールカウンセラーさん(または担任教諭)、医師などの外部の人とのつながりは積極的に持つこと』
について(だけ)は今のところはしっかり守られており、例えば息子は定期的なスクールカウンセラーさんとの面談のためにはスッと自然に学校へ入っていくことも出来ています。
(3つの条件についてはこちらです↓)
スクールカウンセラーさんと面談し、自分の足で学校へ行って帰ってくることは出来るらしい。
スクールカウンセラーさんとの面談はどうだった?
有意義だったー!(←何が、とは教えてくれないけどね)
なるほどね〜。息子は“学校へ行くこと”自体が嫌なわけでも、足が向かずに“学校へ入れない”というわけでもないようです。私は一つ発見でした。
どうして登校をそんなにも頑なに嫌がるのかに関しては、何かしら別の要因がありそうです。
配布物を受け取りに学校へ行ってきて
息子は5月のGW明けから登校しておりません。私は6月に入ってすぐに、5月分の配布物等のプリント類を受け取るために小学校へ担任教諭を訪ねました。
保護者にとって、学校だよりや学年だよりなどはそれは重要な情報源です。子供が登校していないことでこれらへのアクセスが不便になるのは辛いですが、まぁ私が取りに行けば済む話なのでOKです。(一部は配信されますが、手渡しのお知らせもまだあります。今は2022年なのだから、全てを配信してくれればいいのになぁとは思いつつね〜😅)
私は事前に連絡してあった指定の時間に教室を訪ね、担任教諭とも久しぶりにお話しすることができました。お話を聞くと担任教諭も色々と検討してくださっている様子で、とてもありがたいと感じました。
スクールカウンセラーとの情報共有は出来ています。
こちらでは彼の希望に合わせた配慮が可能なので、それを彼に伝えてみてください。
ありがとうございます。息子は思うように行かないことがあると暴れたり声を荒げることもありますが、何事もなければずっと本を読んで過ごしています。
実際のところは私もよく分からないのですが、息子は授業を受けることが面倒臭いのだと言っております。
例えばですが、私としては授業に価値がないと思ったら退室しても良いし好きな本を読んでいても全く構いません。席も退室しやすい後ろの方に移しても構いませんし、私は以前に受け持ったお子さんには避難場所のようなダンボールハウスを作ったこともありました。いつ来てもいいし、一声かけてくれればいつ帰っても良いとも思っていますよ。
彼は授業中にも本当によくアウトプットをする子です。クラスのためにも、気の向いた授業だけでも受けて欲しいと願っています。彼だけのために、というわけには行きませんが可能な限りの配慮はしたいと思っております。
ご配慮いただきありがとうございます。そのように提案を受けたことを伝えます。
担任教諭の話を聞いて、私は対応の柔軟さにとても大きく驚きました。
もちろん高学年だからある程度を本人に任せられるということもあるでしょうが、かなり自由な登校から始めていくこともお認めいただけることに驚きました。これはこのコロナ禍においてオンライン授業が当たり前になったことも関係するかもしれませんね。学生の通学スタイルにも、時代に即した“多様性”が生まれつつあることを感じました。
私はなるほどと感心し、考えながら帰宅しました。
帰宅後、私はもらってきたプリント類の仕分けをしていて、保護者向けのお知らせ類と、学習プリントや小テストなどの学習教材、受けられなかった単元テストを分けました。それから息子に声をかけて、
学習プリントやテスト類は、一応やっても良いんじゃない?やった分はお母さんが今度先生に渡しにいくよ。そうして学習成果を見ていただくことができるから、時間のあるときに進めていける?
と伝えて、息子に学習プリント類をドサッと全部渡しました。
はーい、やっておくー。
息子はそのまま机に向かい、パッと取り組み始めたようでした。
夕食時の話
その日の夕食時。私は息子と話をしていて、この日に担任教諭から受けた“提案”についてを話しながら登校再開へのきっかけを探ろうとしていました。
自分の興味がある授業だけを受けることでも構わないし、意味がないと思えば退室しても本を読んでいても構わないって。それに、たとえあなたには意義がわからなくても、学校や教師という職業が社会において重要な役割を担うことも事実なのだから、学校というものを尊重する気持ちは絶対に忘れてはいけません。だから先生から提案いただいた方法も、一度は検討しなくてはならないよ。
私はそんなふうに話しました。
だけど息子はケロッとしたまま、特に響いた様子もなく聞いていました。
それでも行かない。
プリントもテストももうやった。丸つけしてみて、出来てるから。
私は息子が書いた単元テストの採点をしてみました。
なんてこった、字は汚いしケアレスミスはあるけれど、理解が不足している印象はありません。ほとんど全てが満点でした。
驚きました。特に社会や算数などは塾で学習済みだった部分もあったでしょうが、彼は自宅で教科書を読み、少なくとも5月の小学校での学習内容については息子の理解度は十分であることが素人の私の目にもわかりました…。
ほら、行かなくてもテストで点が取れてるでしょ。だから、行かない。
なるほどね。
だから息子は学校に行かなくても良い、行く必要はないのだとさえ証明したいのだと感じました。
もちろん学校は、テストのためだけに存在するのではありません。しかし学校行事等のイベントだったり友達付き合い等については、今の息子は全く重きを置いていないので引き合いに出すことはできませんし、あまり効果を見込めません。
とはいえ、なかなかどうしたものか。
息子の不登校は、何か劇的なきっかけでもなければこのままずっと長引きそうな気配だなぁと、私は黙り込んでしまいました。
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