みなさんこんにちは。
今日も当サイトへお越しくださり、ありがとうございます。
すっかり11月も半ばですね。朝晩が肌寒くさえ感じられるようにもなりました。
私の愛息子は11月生まれですので、もうすぐに15歳を迎えます。息子は学齢期の長い期間を不登校の状態にあり、経験とチャンス、具体的には社会の仕組みと自分を擦り合わせて利用するための学習の機会が少ないままに育っていることはとても心配ではありますが、在籍している私立中学校からの働きかけもあり、今の彼は正念場の一つを迎えようとしているだろうと思います。どうなることやら。なるようになるとは言えど、親ができることはそう多くないことが実際です。
そう、それが“思春期”という時期なのですね。
息子の思春期をずっと観察してきていると、大雑把に言って終えば、こんなどちらかの両極端を瞬間ごとに行ったり来たりしている印象です。

自分で決める!うるさい!ほっといて!

親なんだから、なんとかしてよ!

誰にも何も言われたくないのに、依存できないことも同時に辛い。行き場を無くしてダンゴムシの形態を取りやすい。息子はなんだかそんな感じ。ある意味、とても素直な子だとは思います。
そんな理不尽にも生暖かく付き合わねばならぬのが、思春期小僧の親というものなのでしょうか。タイミングを誤ると即座に地雷が大爆発をしてしまうので大変です。
もちろん彼も惑いが多いのだとは思われますし、不登校の状態はじわじわと本人を不安にもさせるでしょう。親の不安は、この年齢の本人のそれと比較すれば微々たるものかもしれません。
かと言って彼は、自力で一歩を踏み出せるほどには自己肯定感を積み上げてきていないところがもどかしくも感じます。
動けない子に「動け」と他人が言うのは簡単ですが、実際は、とても無責任で酷なことだと思います。リハビリもそう。それは転んだりうまく行かなかった時に的確にフォローをしてやれる人だけが言って良い言葉ですが、残念ながら親ですら、もう全面的なフォローはさせてもらえません。
そう、それが“思春期”という時期なのです。

今の私が息子に何かできることがあるとするならば、『待つ』『動かざるを得ない状況を作る』くらいだろうと思っています。どこかで彼なりの納得が得られた時、または彼が何かを知りたくなった時にのみ、彼は動くと思われます。地道な親の活動が、いつか実を結んでも結ばなくても構わないのですが、続けていくしかないだろうと思う他はありません。
さて。今月は息子の誕生月にあたるので、私は毎年、息子が生まれて元気に健康に育っていることの感謝のために、ささやかながら献血に参加することにしています。女性は年に2回のみ全血の献血が可能ですので、私はそれを自分の誕生月と息子の誕生月のそれぞれに紐づけて、忘れないようにしています。
私の献血活動は、けっこう長く続いています。私がかつて、生命科学を専門とする大学院生だった時、医学部でこのように教わったことがきっかけでした。以来、毎年続けています。

献血はもっとも手っ取り早い社会貢献です。
献血をできる程度には健康な自分の体にも改めて感謝を感じられることも良いことです。いつかしたくても出来ない日が来るわけですからね。
今年も健康な自分と健やかな家族があって良かった、お陰様の気持ちです。そしてそれがどこかの誰かの助けになれたら最高です。
そんなわけで今月も献血に参加してきたのですが、面白いことに、子供の思春期話は、それを経験した全親の共通話題だということです。今回は担当してくださった看護師さんと、ついつい盛り上がってしまいました。

本当に、聞いてくださいよ、息子がさ〜。

素直な子じゃない!笑える!!
今は子育てを終えられたという先輩である看護師さんは、それはそれはまたご苦労を重ねておられたようでした。
それに何より、そうなんだよね。男の子の思春期って、大変だけど、過ぎてしまえば笑える話になりやすいのはそうかもしれない。

男の子の思春期は、聞いてる方からは本当に笑えることばかり。でも、女の子の思春期は笑えないケースがたまにあるよね。
それはそうだと、本当に思う。
当サイトでも、たまにオンラインでみなさんでお話しする機会を設けていますが(←ご関心のある方は公式LINEにご参加ください)、高IQ児の思春期についてはよく取り上げるテーマです。やっぱり女の子の事例は深すぎて、考えさせられることが多いです。
男の子の思春期は過ぎれば笑える。だけど女の子はそうではないケースもある。それはそうなのだろうと思う。
とはいえ、どちらがどうとか比べることでは決してないし、比較は何も生み出しません。頑張っているのはみんな同じだと励まし合って、話を聞き合い、親は親なりに乗り越えて行くしかないのだと思います。
頑張ろうと思います。
もう少しで私の愛息子の彼も大人になって、自立して、もうこちらを振り返らずにきっと歩いていくのだから。






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