コロナ休校から1ヶ月近く立ち、息子の精神状態は落ち込む一方です。
息子は日中の時間を、ただ一点をずっと見つめて過ごし、本当になにもせずに過ごしていたことがわかりました。また、ふとした拍子に息子は興奮し、パニック行動が見られるようにもなりました。
4月になる直前。そろそろ私も在宅勤務の指示が出る気配。春休みが終われば小学校も再開します。
学校が再開すれば、きっと息子の生活にもハリが出る。小学校の再開を心待ちにして、なんとか息子を立て直そうとそればかりを考えていました。
小学校の終業式。久しぶりの登校で息子に笑顔が見られました。
2020年3月24日は、3年生の修了式でした。
とはいえ午前9時前に登校し、修了式を行って教室の荷物を整理したら10時には下校するという非常に短い登校時間でしたが、3月2日に一斉休校が始まって以来なので本当に久しぶりの登校でした。
学校生活ではそりゃ夏休みなどで1ヶ月くらい登校しないことはありますが、このコロナ休校は背景が全く違いますよね。そういえば当時、休校で子供の預け先がないと困る共働き家庭の悲鳴のような発信に、「状況は夏休みと一緒でしょ」「今まで長期休暇はどうしてたんだよ」なんて、見当外れも甚だしい意見があるとニュースで見聞きして憤慨したことを思い出しました。ひどい話。夏休みは学童もやってるし外出して友達と遊ぶことも自由。親だって事前に子供のキャンプや学習イベントに申し込んだりと万全の準備をしているしね。
話が逸れましたが、この日たった1時間の登校でも、息子は生き生きとした顔つきで帰宅してきたよ、と在宅していた夫が話したことを良く覚えています。
今日は仲の良い友達と一緒に話しながら下校してきたんだ、ってニコニコ話す息子と、みんな元気で良かったね、それは楽しかったねと話しました。
やっぱり学齢期の子供が学校や友達から離れ、自宅で一人で過ごすことは精神的に極めて不健全なことだし、学校が再開すれば息子もきっとすぐに元気になる。息子が復調する明るい見通しが立った、私のとってそんな1日になりました。
小学校再開の見通し
3月24日時点における見通し
修了式で息子がもらってきたお知らせのプリントには、新年度の予定が書かれていました。
4月6日(月)から登校。その日は屋外で始業式を行いそのまま朝9時には下校。そして8日(水)からは給食(通常授業)が再開されると案内がありました。よし!なんとかこのままの予定であって欲しいと願いました。
しかしこの頃東京都では日々100名を超える感染者数が報告されるようになり、さらに悪いことにその過半数以上が感染経路が追えていない状況でした。これは、すでに人間が感染を制御できるステージでは無くなっていることを示しています。従って当時の感染者数は指数関数的な伸びはまだ示していないものの、今にもオーバーシュートとなるのか、それとも社会的な外出自粛や行政のクラスター潰しの対策が効果を上げるのかについては誰も判断することができない非常に難しい状況でした。
一両日中にも緊急事態宣言発令の可能性も示唆されることから、学校のプリントにもこの予定は変更される可能性があることが併せて記されていました。
4月2日: 始業式は実施。その週は分散登校となる連絡がありました。
年度が変わった4月2日、小学校からの一斉連絡メールにおいて始業式の予定は変更無し、しかしながらその後の登校については学年ごとの分散登校となる連絡がありました。
新4年生になる息子は、6日(月)に始業式で登校したのち、7日、8日、9日はおやすみとなり、10日(金)に午前登校となることが記されていました。また、翌週13日(月)以降の予定は検討中であり、予定は学年ごとの登校日において都度連絡すると書かれていました。
小学校や教育委員会も判断材料が少ないなか、精一杯の検討をしているのでしょう。新型コロナウイルス感染症への対応を考えるとやむを得ない措置だとは思いつつ、見通せない予定に我が家もまた気を揉んでおりました。
4月3日:5月6日(水)まで分散登校となる連絡がありました。
4月の始業式直後の連絡が定まった翌日4月3日、再び小学校からの一斉連絡メールにおいて4月中の予定について連絡がありました。
内容は、5月6日(水)まで 臨時休業(登校日あり)を実施すること。登校は学年ごとの分散登校で、概ね各学年が週に1日ずつ、午前のみ登校するというものでした。
一斉休校が開始した3月に、私の息子はみるみるうちに調子を崩して行きました。
それを思うと、たとえ週に1日でも登校日が設定されていることは十分ありがたいことです。
私は安心と不安が混在した複雑な気持ちで予定を見ておりました。不安というのは、人が集まればそれだけ感染の機会が増えるため、たった週に1日それも午前だけの授業のために(登校してもまともな授業は出来ないでしょう)息子を学校に行かせても良いのだろうか、という気持ちです。
精神的な健康を取り戻すために是非登校させたいけれど、感染を防ぐという点では登校させたくない。
複雑な心境でした。
5月7日(木) 以降の取扱いについては決まり次第お知らせします、と付記されておりましたが、もはや誰にも見通しが効かない状況であり、それぞれが事情に合わせて最善の状況を自ら考え行動を決定していかなくてはならないと考えていました。
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