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[新5年生] 中学受験を考える (後編)

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中学受験(撤退まで)

4年生の春にコロナ休校で精神的に不安定になった息子。中学受験どころではなくなり、SAPIXを退塾した経緯がありました。

しかし4年生が終わろうとする2021年2月、我が家は考えた末に息子を再び通塾させることを選択しました。

その動機は、公立中学校からの高校受験に必須となる「内申点」の制度は彼にとって不利でしかないと考えたためでした。

私自身も、内申点には嫌な思い出しかない

私にも息子と同じ発達障害がある

息子に発達障害があることがわかり息子の特性を知るにつれ、私は自身にも同じタイプの発達障害があるだろうことに気づきました(まだ検査はしていません)。

私も、息子のような子供でした。少し違うのは片付けや整理整頓は人並みに出来たことですが、本当に似た性質があるなぁと息子を育てながらずっと感じてきました。

指示がよく理解できなくて何をすれば良いのかわからなかったり、なぜ今提出物を出さないといけないのかがわからなかったり(まだ出来上がっていないのに出せるわけがない。)、なぜ合唱コンクールのためにみんなで放課後に残って練習しないといけないのかがわからなかったり(興味がないので「あ、私、そういうのいいんで✋」と言ってスッと帰ってしまう。)、なぜ自転車に乗る時にヘルメットを被らないといけないのか(装着がなぜかすごく不快でした)など。

私は教師に何度か注意を受け、その都度尋ねました。「どうしてそれをしないといけないんですか?」って。

「そういうもんだろ」と教師は答えましたが、どうも理解しきれなかった私は教師と話すのをやめ、教師も私を見なくなり、中学では友達もほとんど出来ずに概ねひとりで好きなことをして過ごしました。

内容は聞かされていませんが、私の母はかつて「あの頃は何度も中学から呼び出しがあった」と言っていました。(そのことをうるさく私に言わなかった母はすごいなと今さら思います。私なら絶対自分を棚に上げて息子にガーガー言っちゃいます💦)

高校受験が近づき、私の成績は学年450人の中で上から20~30位台をキープしていました。目立つほどではありませんが、まぁまぁ上位です。その中学校では上位50位以内なら概ねどこでも好きな学校を選べるというのが進路選択の目安でした。

内申点が低すぎて、当日点だけでは進学校に合格できないと言われた

しかし担任教師は、「内申点が低過ぎて、県下の進学校はどこも受けられない」と言いました。

私はびっくりして「県内に私より高得点が取れる中3がその高校の定員以上に居るとは考えられませんけど?」と嫌な感じで言い放ったことを覚えています。(今思えば本当にどうしようもない子供すぎて、思い返すと恥ずかしくて泣けてきます😭💦無難にこなせればなんにも苦労はしないのですが😭)

正確なことはわかりませんでしたが、私の時代・地域では内申点と当日点の配点が5:5に近かったような気がします。すなわち私は人より50点近いマイナスを抱えて100点満点の試験を受けるつもりだった。それはたとえ当日試験が満点であっても難しい気がします。

結局、私の進学先は自宅から近い、比較的新しく設立された中堅校に決まりました。

時代も地域も違いますが、私自身も内申点には嫌な思いがあります。

鶏口となるも牛後となるなかれ

大集団の末端よりも、その次の集団のトップの方が環境は良い

しかし、進学先がその高校に決まったことは、私の1番の幸運でした。

私はその高校で今も生涯の恩師と尊敬する素敵な先生方に出会い、自分の良いところに気づいて人格も育ててもらいました。そして支え励まし合えるかけがえのない友人と出会って充実した高校生活を過ごし、きっと私は上手くやっていけると常に思える高い自己肯定感を身につけさせてもらいました

高校生の頃も「なおちゃんは少し変わってる」と言われることもありましたが、高校生になれば自分も皆も大人に近づいているので「別に良いんじゃない?」という感じで流してもらっていた気がします。そして受け入れてもらっている(?)安心感から私は挑戦することへのハードルが下がり、興味があれば手を挙げるようになり、そして挑戦は私の目をどんどん開かせてくれました

学内での成績は良く、学習に不安を感じなかったことも良い点でした。それぞれの得意分野を持った友達が何人もでき、自分の知らないことは友達や先生方が快く教えてくれることを知りました。一人で悩んでいるよりもそれに長けた人を頼った方が解決は早いのだと知って加速度的に勉強が進み、そして先生方も私たちが楽しく勉強していることを面白がってくれて、我々を育てようとする強い熱意を持った学習指導をしてくださいました。

鶏口となるも牛後となるなかれ(▽大きな集団や組織の末端にいるより、小さくてもよいから長となって重んじられるほうがよいということ。)という言葉があります。私の高校生活はきっと鶏口として恵まれたのだと思います。一目を置いてもらい、多少のことは大目に見てもらいながら友達や先生方に育ててもらったのだと思います。

本当にありがたく幸運なことでした。

私は、環境の重要性を知っている

このような幸運がいつかきっと息子にも訪れて欲しいと願っているのですが、どうなるでしょうか。

息子の場合は、もし公立中学校で内申点が取れなかったら、中学校で浮いて友達に恵まれなかったら。進路の選択肢が狭くなるばかりか最悪の場合は学校そのものが嫌になってしまうかもしれません(発達障害の二次障害)。

二次障害:発達障害の特性を理解してもらえないことで過剰なストレスや自信喪失により引き起こされる二次的な障害。一般的に、身体症状、精神症状の悪化、不登校、ひきこもり、暴言・暴力などがあり、思春期以降に現れやすくなるといわれる。

私も中学生の頃は困難が多く生きづらかったような気がします(今はほとんど忘れましたが)。しかし私は高校で良い師と友人に恵まれたことで、発達障害を持つ子が健全に育つ上で周囲の環境がいかに重要であるかを知りました。

どうか息子にも充実した学校生活を送って欲しいと願っています。息子にとって適した環境とはどのようなものだろうか。そう考えると、受験するしないに関わらず、中学受験の準備は再開すべきという考えが、私の中で概ね固まってきました。

さて、次回は再通塾への息子の反応と、息子の特性を踏まえてどのように塾を選んだかについて書こうと思います。

 

 

中学受験を検討する上で必読の一冊↓

中学受験に取り組むことは「家族全員の大プロジェクト」であることが詳しく書かれています。「本人が塾に行きたいと言うから」というのは大間違い中学受験は我が家の方針として取り組むものであり、親はそれを全力で支えてやろうという覚悟を持つことが重要であるという主張が勉強になりました。

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中学受験(撤退まで)
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10歳から向き合う発達障害/ギフテッド

コメント

  1. 774 より:

    私もボーダーですが、また同じように公立トップ高には内申が悪すぎて受けさせられないと言われました。
    その結果、公立二番手と私立進学校の補欠合格の二択を迫られましたが、私は後者を選びました。私にとってはそれが大正解でした。
    二流のトップで偽りの満足の中に埋もれるより、一流の末端から上を見上げることが出来て本当に幸運でした。
    人それぞれですね。

    • Naomi Dr.Nao より:

      こんにちは。ご覧いただき、コメントをいただきありがとうございます。
      内申点の制度は、有利に使える子もいるのでしょうが、発達障害の傾向があるとやはり難しいです。結果的に良い環境を得られて、私たちはお互いにラッキーでしたね!本当に人それぞれだと思います。
      環境は重要ですが、飛び込んでみないとわからないと言う点が私をあれこれ心配させています。東京は地方と違って選択肢が多いのも、ありがたいやら大変やらです。

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