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突然ですが、
受験は、ドラクエだ!
これは先日、息子の口から飛び出してきた『名言』です。私はこれを『おぉ!』と感心しました。
中学受験を目指して日々勉強を進める我が家の息子。
そんな息子に、彼なりの受験の捉え方が出来てきたようです。
少しずつ受験生らしくなっていることを感じます。今日はそんな話を記録しておこうと思います。
模試は受けたら復習しなくてはなりません
『直し』を嫌がる息子
息子は日々、よく頑張っていると思います。
もちろん彼の特性から出来ることと苦手なことが極端だし、日々何かしらで大爆発や小爆発は発生するしその対応については毎度毎度手を焼きますが、こなす課題量は今やすっかり“尊敬”レベル。
学校、塾、英語学習に習い事。それに加えて趣味の読書やゲームの時間も作り、好天の日曜には私の趣味の登山にも付き合ってくれる息子です。
とにかく、彼は忙しい。
そんな忙しい息子ですが、なんだかんだと課題をこなし(気持ちが乗らずこなせない日もありますが、それはそれでヨシとしています)、月に1〜2回以上は開催される『模試』さえ彼なりの楽しみを見い出しながら嫌がることなくしっかりと受けてくれています。
うん。本当によくやっている。偉いもんだよ、本当に。
(↑息子のスケジュールとモチベーションの管理をしている私もすごいでしょ?出来ることなら私のことも褒めてほしいよ😂)
しかしながら、困ったこともあるわけです。
息子は受けた模試の結果が出た後の『間違い直し』を極端に嫌がることがあるのです。その点においては何かしらの画期的な工夫が必要だろうと、私はずっと考えてきました。
いや、わかるんですよ😅
彼は特性上、“繰り返し”とか“コツコツ”とか。そういうものがどうやら生理的レベルで苦手なよう。
そんな男が、終わって済んだ模試になんか、興味を示すわけがねぇ😩ってことなんだよね😅
とは言え、こちらも無策である訳にはいきません。
模試は受けることそれ自体でなく、それを活かすことに主眼が置かれているからです。
何が出来、何が出来なかったのか。出来ないなりにも考え方は合っていたのか、それとも知識不足か理解不足か、出来なかった原因はなんなんだ。
すなわち模試は、そんな直近で越えるべき“壁”を調べるためのツールでしかないのです。
そして目の前の“壁”がどんなものかを認識したらば、“どうすればこれを克服できるのか”をしっかり考え実行することこそが模試の意義。点数や偏差値などはおまけであって、参考値程度でしかありません。
それなのに、息子のように模試の直しを嫌がられると模試の意義は9割減にもなりかねません😭
こりゃいかん。本当にいかん。
なんとかしなきゃなぁ…と、私はずっとこの対策についてぼんやりと考えてきたのです。
『直し』をさせるための対策の検討
対策の一つとして、
いいから、きちんと直しをしなさい!
そう頭から叱りつけ、無理やりやらせることも出来るでしょう。というか、最初はそれしか手はないかもね。
だけどこれは悪手であります。私は痛感しています。
なぜならそれは、特に息子のような特性のある子には『時間の無駄』でしかないからです。嫌々やっても、そこに本人の気持ちが伴わなければなんにも身に付きはしないのです。親子共に消耗するだけ。例えば息子にとっては、夏休み前の計算ドリルなんかはそうでした(↓)。
“やればいい”というものではないのです。
“やらせたからOK”と勘違いしてはいけません。
ここがまた、難しいところ。
ちなみに我が家で奏功した対策の一つには、社会科に限った話ですが、父親と一緒に直しをすることは定着しました。
私の夫は歴史好きで、愛読書の司馬遼太郎をいつも手元に持ち歩いているようなオッサンです。地理や公民もお手の物であり、語らせると長くなるので取り扱いは要注意、笑。
息子はそんな博識の父親と話をするのが楽しいようです。だから模試を受けてそれを直すように促せば、
社会はお父さんと直すからいいよ!
と自分で引き受け、夫の都合を聞きに行ったりしています。
父親の得意科目くらいは担当してもらうことは良い対策だなと思いました。なかなか楽しそうにやっています。
実際に社会の成績も今のところは右肩上がりで来ているし、息子の知識が増えるほどに父息子の会話も弾む傾向が認められます。良い感じ。
ちなみに私は社会科はお手上げ💧かつて大学入試のセンター試験でも、3年間授業を受けた日本史は55点くらいだった気がする。興味が無いんだよね、根本的に。(←息子と一緒。興味が無いと取り組めない😅)
ついでに教科別で言えば、息子の場合は国語が概ね高得点なので、国語については直す箇所はいくつもないため自分で解説を読んで終わりです。
解説読んだよ。理解できた。
オッケー!
問題は、算数と理科なんだよね。。
これが本当に進まない😩いつも屁理屈やら私の言葉の揚げ足を取ったりしてギャーギャーと反発するし、私も息子も、毎度とても嫌な思いをしながら直しています。良くない状況。
だけど先日、息子の中で何かが切り替わったようでした。
それが、
受験は、ドラクエだ!
という発言なのです😊
受験はドラクエだ
私も息子も大好きなドラゴンクエスト
ゲームが大好きな息子は『ドラゴンクエスト』などのRPGゲームも大好きです。
ちなみにドラクエは私も大好き。
っていうか、私が大好きなゲームだから、息子も好きになったのかな。確実に私の影響を受けているとは思います。
そうそう、ドラクエといえば我が家ではこんな話もありました😅
私が娘(息子の妹、7歳年下)を出産したのは息子の小学校入学、いわゆる“小一の壁”を乗り越える手段として時期を合わせたこともあるのですが、ちょうどその頃、ドラゴンクエストの新作の発売も予定されていたのです。
私が退院したその頃がちょうど偶然(?)“ドラゴンクエストXI”の発売日。しかも私が予約注文までしており退院後の早々にセットアップを始めたことから私の夫などは、
お母さんの場合は、産休じゃなくて“ドラ休”じゃん!
とまで発言した(←仰る通りであるが、産休であることもまた事実である🤔)ことがありました。
まぁゲームは子供の頃に散々やったので、今ではドラクエくらいしかやらないですがね、好きなんですよ😅
レベル上げは本来つまらないが、攻略のためには必須である
それほど我が家で愛されているドラゴンクエストです。
そんなドラクエというゲームは“レベル1”から冒険を開始して、まずはスライムなんかの弱い敵を倒しながら経験値とお金を稼いでレベルを上げつつ、装備を整え冒険を進め、いずれはラスボスを討伐しようとするゲームです。
ドラクエは豊かな夢のある空想ストーリーがとても感動的な名作です。さらには作り手の才能や情熱を強く感じることも多々あって、それは私にいっそうの感動を引き起こしてくれます。
なによりシリーズを重ねるごとに、時空間的に重なって見えてくるドラゴンクエストの広くて深い世界観。私たちはその展開がいつもとても楽しみで、私も息子もワクワクしながら進めています😊
だけどね。
展開が楽しみだとは言いつつも、どんどん先へは進めません。
先へ行きたい気持ちを抑えて時にはコツコツと敵を倒してレベルを上げて、然るべき手順を踏んでいかないと先へ進むことが許されないように出来ています。
ドラクエにおいてこの“レベル上げ”ってさ、ストーリーを進めるために必須であるとは分かっちゃいるけどこれがまた、実に単調で面倒でつまらない時間だったりするのです。
ゲームの中でさえ、時には辛くて投げ出したくなったりしますもの😅
だけどこればっかりは、耐えて進めるしかないのです。
さらに私が“よく出来てるな”と思うところは、レベル上げにかかる時間は全てのプレイヤーに等しく求められる点ですね。“短期間で効率よく”も出来ないわけでは無いですが、やっぱり最初はコツコツやっていくしかないというのが実際です。本当に、良く出来た成長のシステムであると思っております。
苦手な作業も、自分なりの意味づけをすることで乗り越えられる
さて。以前、私は息子に、
『学力=武器』だ!
強い武器をゲットすることはあなたの身を助けることなんだよ。
と教えました。
これがジワジワ、息子に響いていたのかもしれません。
つい先日、やっぱり模試の直しを嫌がっていた息子をなんと説得しようかしらねと思っていた際。
息子が自分から急にシャキッとして、
レベル上げだと思えば、耐えられるかもしれない。
受験はドラクエだ!やるぞー!
そう言って模試の直しに取り組み始め、時間はかかりつつも一教科ずつ一教科ずつと自分の力だけで見直しを始めていったのです。
私は驚きながらもその様子を見守りました。急にどうした!?
でも、息子なりの受験像、モチベーションの持ち方が見つかったのだとだんだんと嬉しくなりました。
ひと段落して、私は息子にこう声をかけました。
おっ!レベル、ずいぶん上がったんじゃない!?😊
ん〜〜〜。それでもやっぱり、めんどくさいよ。
レベル上げはいつでもとても大事なことなのよ。気づいてくれて嬉しいよ😊
“自分の成長”を大好きなドラクエに重ねていくのは良い案ですね。
しかもこれを“自ら発見して口にした”ことを何よりすごいと私はとても感心しました。
何事も、『納得できないことには取り組めない』。それが彼の特性です。
息子に関する教育相談を担当してくださっている臨床心理士さんも、
そこが、彼の生きづらさなのです。
というふうに仰られるし、私も常々悩んでおります(↓)。
だけど今回、苦手な作業を“自分なりに意味づけ”し、“自分で納得を得る”ことを息子は出来たのではなかろうか。
そしてこれは、彼の成長にとってとても大きな一歩だったのではなかろうか。
そうそう、その調子。良いと思う。
どうかこれが彼の成功体験の一つになってほしいと心から願って見守りました。
今回思ったことはもう一つ。やっぱり好きなものがあるっていうのは良いことだなぁと思いました😊
息子は頻繁なテストも『=好きな読書』と捉えることで受けられるし、苦手にしていたテスト直しも『=好きなゲーム』になぞらえながら取り組むことができました。
これは読書とゲームのおかげです。好きなものがあるって本当に素晴らしいことなのだと思いました。
ってことはさ、これから息子が好きなものをもっともっと増やしてやれたら、彼はもっともっと生きやすくなっていくのではないだろうか。一理ある。検証の価値ありだろうと考えています🤔
彼の成長を驚きながらも感心した、そんな出来事となりました😊
コメント
息子さんのドラクエ理論、面白いですね!ゲーム好きにはぴったりハマりそうです。
一方で息子さんにはドラゴンボール理論は当てはまらなさそうですね。強い敵に会うとワクワクすっぞ、サイヤ人は死にかけるとより一層強くなる、精神と時の部屋、など。大学の研究室時代には、准教授の部屋(通称、精神と時の部屋)でボコボコに鍛えて貰って、強くなって(多少賢くなって)生還したことが懐かしいです。
コメントありがとう!『ドラクエ理論』はあまりに息子に似合っていて、本当に感心したものです。
そんでさらに『ドラゴンボール理論』とは!😂ウケました😂
いや、いると思う!そんなドラゴンボールタイプの子供(大人も)は絶対!そんでまさにスーパーサイヤ人級に戦闘力が高いと思う!面白い〜!他にはどんなタイプがあり得るだろうね😊
いろんなタイプの人がいて当然だし、モチベーションの持ち方や持たせ方もそれぞれ違って当たり前なのだと思えます。息子のタイプをしっかり見極め、適切に導いていくことが大事よね。
ってか研究室って、それ自体が精神と時の部屋感あるよね、懐かしい。レベル上げも下積みも、やっぱり大事なことなんだわよ。