みなさんこんにちは✨
今日も当サイトを見にきてくださり、ありがとうございます✨
今日は前回の記事(↓)に関連し、体調管理の重要性について印象深かったエピソードを共有したいと思います。
少し前に、ある大企業で経営に携わっている私の先輩が話していたことがとても印象的でした。とにかく生存することが重要なのだというお話です。人間は全力疾走はし続けられません。健康を維持して長くsurviveすることこそが重要なのです。
真に優秀な方は自身の体のことをとても大事にしておられるのですね。
精神科医というプロはしっかり休むのです。それをどうして素人が休まずおれようか。
私は何年か前に先輩が話していた『surviveすることの重要性』に関する話もまた、忘れることができません。
心身の健康の重要性を
先輩の話
もう6-7年ほど前になりますでしょうか。
その頃の私はまだ北海道大学で教員として働いており、たまたま機会があって出身の学部のイベントに出席しました。私はそこで、私よりやや年長の同じ大学学部出身の先輩という方に出会いました。
その方のお仕事は、研究領域に携わる人なら誰もが必ずお世話になっているに違いない、世界的にも大きな科学サービス企業の日本法人の経営トップ。恰幅の良い立ち姿や幅広い話題を溌剌と話すお話しの仕方が印象的で、私はその方としばしお話しをさせていただきました。
あんなに大きな会社で意思決定の仕事をする人は、一体どんな人なんだろう。
私は興味がありました。そして話はとても弾みました。
学生時代のお話しや、最初に就いた仕事、失敗談、家族の中で大切にしていること、今の仕事に至った経緯などを聞きました。きっと大変だった時期もあるのだろうと感じました。それでも前向きに、並々ならぬご努力をされてきた方であることを知りました。
大事なのは、1日8時間寝ること
中でも、こんな話をされていたことがとても印象に残っています。
大事なのは1日に8時間は寝ることで、これは絶対に守る必要がある。24時間のうち、8時間を睡眠、8時間を仕事、8時間を自分の時間として確保する。そうしたら心の健康が保てるから。
僕が今のポジションにいるのは、Surviveしてきたからだと思ってる。
僕はこれまで僕よりもあらゆる面で優秀で秀でた人たちと競ってきたのだろうとは思っている。だけど彼らは潰れていって、僕は潰れなかった。これはとても大事なことだと思う。
この頃の私は、夫はドイツに単身赴任をしていたし親族も遠方で、まだまだ男性社会の研究者集団の中において単身で息子を育てながら必死でした。
働く母親が感じがちな、仕事をする上での葛藤などもありました。基本的には研究職の仕事は好きでした。だけどそれだけでは回りませんでした。保育園閉園後の夜7時から始まる会議には、出れないならば出なくて良いと言われました。海外出張の話も、義両親の都合を聞き、自費で神奈川の義実家に息子を預けに行ってからしか受けられません。その移動時間は有給休暇を消費しました。女性の学生には「子供を産んだら大西先生のようになるんでしょう?」と言われて、何だか私が後進にネガティブな印象を与えているように感じてしまって寂しい思いを感じました。そうして頑張っているつもりなのに、息子と過ごす時間は全く十分には取れないのです。
精一杯頑張っているはずなのに、どうしても孤軍奮闘になっている。
そして私は体力的にも精神的にも疲れている。
だけど私は高度な教育を受けた者として働くことは当たり前のことなのだと考えており、その一心で出来ることをしていました。もちろん支えてくれる同僚や友人たちもおりましたし充実していたのですが、時折感じるモヤモヤを振り払うために私は少しムキになっていた節がありました。
私は、寝る間を惜しんででも頑張っていくしかないのだろう。
そう思っていたところに、私は先輩からそのような話を聞いたのです。
その言葉の重要性をすぐに理解することはできませんでしたが、とても印象に残りました。
心身の体調は分かりやすい
『大事なのは、1日に8時間は寝ることだ。』
今の私は、先輩がこう言われた言葉の意味もよく分かるような気がしています。
自分自身の体調管理にもっと気を配ること。それは細くとも長く生存しようとする意思が公私共に上手くやっていくためにもとても重要なことなのだということです。そうして続けていければこそ、いつかきっと細かった道もしっかりとした道になっていくのだと思います。
私は先月に主治医が休職をされたことから、この時に先輩から聞いたお話しを改めて思い出しました。
とはいえね、現実的には8時間眠るってのも、なかなか難しい場合もありますよ。
子供が小さければ子供を寝かしつけた上で残りの家事をやっていればどうしても睡眠時間は削られていくし、仕事だって『あと少しやっちゃいたいのに』といって持ち帰ることもあるでしょう。翌日にお弁当が必要であれば早起きだってしなきゃだし。
だけどさ、『寝食忘れる』ことも時には必要なのは重々実感してきたし理解することもできるけど、どうかくれぐれもほどほどに👍
“死ぬ気でやる”なんて思い込みは間違っていることを共有したいと思います。生きる気でやらないと、心も体ももたないってことだと思うのね。
8時間の睡眠時間を確保するために、そのほかの時間内の効率化を工夫したり努力をすることも大事なことです。そんな工夫に挑む前向きな時間が“充実した生活”って奴なのかもしれないなって今の私は思っています。
例えば、我が家は今も家の掃除は外注です。
共働き時代よりは頻度は少し減らしましたが、今も隔週でお掃除の方に来てもらっています。それも工夫の一つでしょう。家が綺麗だと気持ちがいいし心が軽くなることを感じています😊
私は今は決まった仕事をしておりませんが、それでも息子のことで悩んだり考えたりすれば睡眠時間は減ってしまうし気分が沈むことも起こります。一方で、スッキリ眠れれば絶好調だと感じることも多いです。心身の体調って、実はとても単純で分かりやすいものなのかもしれません。
8時間眠れる余裕と健康を、今一度重要視するべきだろうと思いませんか😊
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