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こういうのは好きじゃない、と

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小学生

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皆様、体調などお変わりないでしょうか。自治体によって対応に差はあるようですが、学級閉鎖や休園などが未だ続いているようです。伴い出勤できない保護者も増えているわけで、どこのご家庭も辛いところだろうと思われます。

我が家も今日から、子供も(夫も)通常営業に戻りました。

私は今、“家に1人”の状態です。家事などしながら、なんとも言えないホッとした気持ちを感じました。できるだけ気にしないようにしてきたけれど、やっぱり私も気を張っていたのかなと思いました。家族は何より大切だけれど、こうして自分のペースで過ごす時間も精神的にはとても重要だということでしょう。これまでは、“仕事に行ってる時間”がそんな役目を果たしていたよね。だけど今は家にいるので、意識的に気をつけなければなりません。

心身ともに健全に、なんとか乗り切りたいところです。

さて、今日は息子の読書で気づいた話。

読書好きで多読な我が家の愛息子ですが、そんな彼には読めない本もあるらしい。面白いものだなと感じたので記録しておこうと思います。

わたし
わたし

こういう類の本は苦手である、と覚えておきます。毎日発見だらけだね〜。

こういう本は好きじゃない

伝記を探して

先日の夕食時でしたか、我が家は食卓で南極大陸の話題になって、いつぞや上野の国立博物館で見た“ジロさん”の剥製の話を経て、地球儀を覗き込みながら話題は南極点初到達の話へリズム良く展開。

南極点への初到達を争ったのは、みんな知ってる、著名な冒険家のアムンゼンとスコットです。

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その初到達のレースの様子に私たちはとても興味を持ちました。

以前には息子と一緒に剱岳の初登頂を争った物語も楽しんでいたので、なんだかそれに重なって見えてワクワクしました。(私は小説を読み、息子と一緒に映画を見ました。喜んでいました↓)

アムンゼンが先に到達できた勝因は何だったのか。それではスコットに敗因があったとすれば、それはどのような判断だったか。気象条件や生物学的、エネルギーの観点などなど、ウィキペディアに書かれているそんな話を読みながら、家族でやいのやいのと盛り上がる中、息子が早速言いました。

息子
息子

アムンゼンについて載ってる本があったら読んでみたい!

私

おっけー!明日図書館に寄るから、ついでに借りてくるよ。

翌日私が図書館の検索機で探してみると、あいにく伝記は全て貸出中。私はその貸出の順番待ちに登録をして、この日はとりあえずキーワード検索でヒットした“アムンゼンのことも少し載っている”本を1冊借りて帰りました。

それは小学生向けにさまざまな事項を少しずつでも紹介している本らしい(↓)。そういやこんな類の本は今まで勧めたことはなかったのではないかしら?😊と、私はやや新鮮な気持ちで持ち帰り、帰宅してきた息子に渡しました。

だけどね、読んで息子はなかなかの勢いで怒り出した

私はとても驚きました。

広く浅くはいやなのだ

借りてきた本をパッと開いて読み出す息子。

目次を開いて、アムンゼンの項を探しました。他のページには目もくれません。

サッと目を通す息子

そしていきなり怒り出す😅

息子
息子

こんなの、何にも載ってないのと一緒だよ!!

ぼくは、どういう気持ちで南極に行ったのかとか、そういうことが知りたいの!こういうのを読みたいわけじゃない!

そうなのね!!お母さんは大発見だよ!!!

そうして本は閉じられて、そのまま返却となったのでした。

なんかね、発見したなぁ、って感じでした😅

本書はさ、小学生が知っておいてもよさそうな“教養”のもとが一度にたくさん読めるわけ。興味があればそこから探求していける、辞書のような位置付けの良書だろうと思われます。

だけど、うちの息子はそういうのは好きじゃない。

私は息子が幼い頃からあまりによく本を読むので、すっかり油断をしておりました。本ならなんでも良いのかなとさえ思った私の浅はかさ。彼のニーズに合わない本もあるのです。

まぁね、単に“今は”それを求めていなかっただけで、これから大人になるにつれて彼がどんな本を読むかは分からないしそれも私の関知するところではないのですが、今回は私にとってちょっとびっくりした発見でした。

息子はきっと広く浅くの表面をザッとさらうより、何かのテーマをグッと掘り下げていく方が好きなのですね。彼の人柄は、そういう指向を強く持っているとは感じています。

聞けば、息子のような傾向をお持ちのお子さんで、フィクションのような、誰かが作り上げたお話を読むことをとても苦手とする子もいるよう。

なるほどね。読書にも指向がある。面白いなと感じます。

私はちょっと反省し、今後の本の推薦に役立てるため、しっかり覚えておこうと思いました。

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