みなさんこんにちは✨
先週の記事において、息子が『思春期早発症』の診断を受けるに至る経緯を少し書きました。今日はその続きも兼ねて、思うところを少し書いておこうと思います。
子供の高IQと思春期早発に関係があるのかはわかりませんが、当サイトを介して知り合った高IQ児のママたちは口を揃えて『思春期がすごく早かった』と口にすることが思い出されます。統計とかってあるのでしょうか🤔
高IQと思春期の早さの関連性は?
成長クリニックを受診して
髭、生えてましたよね?まだ11歳ですよね?
息子がそう指摘を受けてから、私たちはその内分泌科医からの紹介を受けて成長クリニックを受診することになりました。それからすぐに予約を入れたのですが、クリニックの医師が新型コロナウイルス感染症の影響を受けるなどで初診が伸びて、ようやく受診したのは8月下旬のことでした。
早ければ早いほど良いのではないか、1ヶ月も何もせずに待つなんて。
私はその約1ヶ月ほどの時間を、今か今かとずっと悶々として過ごしていました。
そうしてようやく初診が叶った成長クリニックにおいて、私が記録がある限りに詳細に書いて持参した息子(と娘)の身長と体重のデータを見た医師はやはり、
- 息子の思春期はもう終わりかけとも言える時期であること
- 息子の身長の伸びしろはもうあまり残っていないこと
- 少しでも対応をするのならば、最早一刻の猶予もない“待ったなし”の状態であること
についてを告げられました。
娘ちゃんはまだ5歳なので、時間的には余裕があります。半年に一度程度の経過観察で十分ですし、今の予測身長もやや小柄ですが十分に標準の範囲です。ただし、もしも思春期開始の兆候が9歳以前に見られるようならすぐに対応を開始しますので気をつけて見ていてください。
そしてお兄ちゃんはもう本当に“待ったなし”です。男の子の思春期はだいたい11歳後半ですが、彼は8歳時には思春期に入っていたと見て良いでしょう。
思春期早発症の診断がつきます。それで保険適用になる治療もありますし、かなり高額ですが自費の治療の選択肢もあります。ご家族でよく話し合ってください、開始するなら早い方が良いので週明けにまた来てください。
そうして成長クリニックの医師によれば、息子の成人時点での予測身長は160cm前後、今から男性ホルモンを抑える治療を開始しても165cmには届かないだろうが幾分の伸長は期待できるだろうと見積もられました。
私も不確実なことは言えなかったので、この成長クリニックには息子には十分に目的を説明せずに連れてきてしまっていたのですが、医師の話に息子も大きく驚いていたようでした。
僕、そういう状態なんだ…知らなかった。
それから息子は前のめりで医師の説明を聞きました。その姿勢が、私にはなんだか急に大人びて見えたように感じました。
私としては、今すぐにでも治療を開始してほしいと思っていました。
しかしそのためには男性ホルモンを抑える注射のために頻繁にクリニックへ通わなくてはならないし、服薬も、数年単位で毎日欠かさずに続ける覚悟が必要です。やるのは息子です。治療を受けるのか受けないのかは、彼が決めなくてはなりません。
息子、どうだろう?注射と服薬はできそう?
できるよ。っていうか、やるしかないでしょ。
そうだね、お母さんも最大限にサポートするよ。
すぐに治療を開始してください。よろしくお願いします。
それから採血があり、その翌週の診察ではやはり息子の思春期はかなり進んでいることが血液検査の数値からも示されました。
以来、息子はこまめにクリニックへ通院しては注射をしてもらい、自宅での毎日の服薬は自らAlexaにリマインダーを設定するなどして続けています。
早すぎた思春期を、少しでもゆっくり過ごせるように。息子は自分で能動的に考えて、自分で工夫をしながらこれに向き合っていると感じています。
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息子のこういう面を見ると私は、『なるほどなぁ』と思わされます。
私の息子は幼い頃からずっと息子にしか通用しない“自分理論”を通してきたのだと私は思い込んできたけれど、そしてそういう面こそが息子の“発達障害の特性”なのだと私はずっと感じてきたけれど、
しかしひとたび息子自身の中で深い納得が得られさえすれば彼は本当によく出来る子なのだと私は強く思い知らされることも多いです。
彼はやはり高IQ児としての特性を強く持っています。今後もきっと大波小波はあるのでしょうが、彼の行動原理のとても重要なキーワードは『納得』なのだと、私は今後もしっかり留めておこうと思います。
発達クリニックの医師の言葉と私の直感
この件は、ずっと通院している発達のクリニックの医師へも報告しておかなくてはならないでしょう。
私はその次の診察日において私と息子の主治医にその旨を説明し、まずはこちらで処方していただいているお薬との服薬上の配慮について確認していただくように話しました。
するとそこで、発達クリニックの医師はこのようなことを仰いました。
ギフテッド児の非同期発達が体に出ることもあるってことかなぁ。
わかりました、治療の情報は今後も共有をお願いします。
もちろん私には詳しいことはわかりません。
だけどこの主治医の独り言のようなつぶやきは、なんだか私のぼんやりとした認識に触れるものがありました。高IQと思春期の早さは、何かしら関連性があるんじゃないか?
まず、私は私の弟のことを思い浮かべました。
私には3歳下に弟がおり、検査をしたわけではありませんが彼はきっと私と同程度以上には高IQだと思われるような、そんな特性の持ち主です。
そんな弟が、かつてこんなことを言っていました。
俺は声変わりが周りよりも異常に早かったんだよね。声変わりが恥ずかしくて学校には本当に行きたくなかった。
だけど行かないわけにいかなかったから、宿題をわざとしないとか、授業中に当てられても喋らないとかで対抗してたくらいだったもん。
また、この夏に当サイトで主催した勉強会でも“思春期”や“二次性徴期”は重要なキーワードになったことも思い出されます。
娘は思春期が来るのがすごく早く、9歳で初潮を迎えました。
うちもです!息子が思春期が早かったです。
私の息子もそうです。声変わりは3年生の時でした。
ギフテッド児のそんな意外な共通点に話が盛り上がったりもしておりました。
また、最近では世間話的にこんな話も聞いたりして。
もちろん全ての判事の方が小柄なわけではないと承知しつつも、それでも“多そうな印象”を与えていることが今の話のポイントです。
ちなみにですが、息子に思春期早発症の診断をつけてくださった成長クリニックの医師にも高IQと思春期早発の関連性を感じたりするか?とちょこっと聞いてみたりもしたんですが、
いやぁ。ここにはギフテッド児と言われるようなお子さんも含めてたくさんのお子さんが受診されますが、そういうことは感じませんね。
と、特にそういう印象はないというご意見でした。まぁだけど、面白いね、私は興味深いなと感じました。
思春期早発症はさておいても、今の私は高IQ児の困難の本質はまさにその“非同期発達”にあるのだろうと捉えています。
それは大人になってしまえば周りと足並みが揃い問題にはならなくなることも含まれていて、しかし『今、この時期に』揃っていないことが彼ら/彼女らに困難をもたらしており本人の情緒面や心理面で大きな負担になっていることが生きづらさの本質です。
これまでも、そしてこれからもきっと大波小波で難儀な生き方をしていくであろう息子です。
私にできることは最大限に彼を支え、今後もよくよく気をつけて成長を見守っていくことだと思っています。
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