みなさんこんにちは✨
今日は、中学生になった息子が『絶対にやらないから』と言ってどうしても受け入れることができなかった中学校の学習指導の一つについて記録したいと思います。
あらかじめ申し上げておきますが、これはあくまで息子個人の意見であり、私には学校の指導を批判する意図はありません。読まれた方はきっと分かってくださるとは思っているけど、一応そんな前置きで記録させていただきます。
少し前のことでした。
中学校から帰宅してきた息子が、『ねぇ、これ見てよ😩』と一枚のプリントを持って私のところへやってきました。
これ、絶対にやらないけど、いいよね?
なんじゃいな。一体何が起こったの。私は自分の作業の手を止め、そのプリントを受け取りました。
どうしてもやらないという息子の意見
これまでは健気に頑張ってきた息子だが
私の息子は“元”不登校児というやつで、いわゆる学校に馴染みにくい子供です。彼は小学校から困難を感じており、ついに小学校6年生の1年間は完全不登校で過ごしました。
彼の生存戦略のつもりで勧めたかった中学受験も、最終的には叶いませんでした。彼は今、地域の公立中学校へ通っています。
公立中学校に入学してみれば、保育園時代に仲が良かった男の子と6年ぶりに同じ学校同じクラスになれるなど、本当にありがたい巡り合わせがありました。また、理解を求めることを目的として入学前に設けられた保護者面談からのご配慮もいただき、なんとか彼は今のところ週に3〜4日のペースでは登校することができています。
彼は、きっとこれまでの自分から生まれ変わる気持ちで中学校に入学したと思っています。不安だったと思います。勇気がいったと思います。親の私から見ていても、彼は彼なりに頑張りすぎるほどに頑張っていると感じていました。
それは学習面でもそうでした。小学校では彼があんなに全力で歯を食いしばり涙を流し嫌がっていた反復練習さえ、彼は中学英語の範囲を既に独学で理解しているにも関わらず(←彼は小学6年生になるときに英検3級を取得しています)、
中学校では宿題として出たアルファベットの書取りを大文字と小文字の10回ずつ、26文字、きちんと書いていきました。
おー!丁寧に書いたね、やるじゃない!
だけどもし辛かったら無理しないで、先生に「やらなくていいですか」って聞いたらいいんだよ。もしも理解してもらえなかったら、お母さんから話すこともできるから。あなたはあなた自身のための学習をして行けばいいとお母さんは思っているよ。
もしくはさ、そういう課題はお母さんが左手ででも書いておこうか?それはあなたが確実に習得しているものだけだけど。
あー、うん。でも書いてみたら結構あっという間だった、大丈夫。
健気なことです。息子は中学校の課題に向き合い、自分自身の特性を制御しながらできる限り達成しようと努力をしているのだと思いました。
だっておれ、もう中学生だから!
そんなセリフは息子の最近の口癖です。何かにつけて私が心配するそぶりを見せるたびに彼はそう返事をします。
大丈夫かな、無理してないか?その作業には、意味を見出せているのだろうか?納得の上でやっているか?
私は内心ハラハラしつつ、健気な息子を見守るように、そしてなにかあれば察知できるようにと気をつけながら様子を見ておりました。
絶対にやらないけど、いいよね?
そうして入学から2ヶ月ほどが過ぎました。運動会も無事終わり、クラス内にも団結感が生まてきたのでしょうか、
クラスに話せる人が増えてきた!
息子はそう言い、以前よりも学校に馴染みつつあると言いました。
だけどそんなある日、彼は帰宅時するなり『ただいま』を言うより何より先に、
…ねぇ、これ見てよ😩
となんだか浮かない面持ちで私のところに一枚のプリントを持ってきました。
これ、絶対にやらないけど、いいよね?
私はプリントを受け取りました。なんじゃいな。
私は『へー』と驚きました。
え。なにこれ。
つまり中間考査まで毎日の学習計画を事前に立てて、その達成度を毎日自分で評価して、さらに先生に提出してハンコをもらうところまでという課題かな?
そうらしい。だけど僕は絶対にやりたくない!
へー。お母さんが子供の頃はこういうものはなかったけどなぁ〜。
僕は!テスト勉強なんて、しようがしまいが勝手だって思ってる。なんでこれをわざわざ書かなきゃいけないのかがわからない!!
まぁ、気持ちはわかる。あなたのおっしゃる通りだと私も思う。
じゃあ、そこでどうするかを考えよう。
お母さんが適当にそれっぽく書いておくから提出する?
それともこれはもう忘れる?
または、きっと先生にもこれの狙いがおありのはずで、お母さんがそれを聞いてみよう。それがあなたも納得できるものなら取り組めるかもしれないし。
いい!何もしなくていい!もうこの話は終わったの!!
もちろんこれは私もいつか起こるだろうと覚悟していたことではありますが、入学後の最初の考査をきっかけにして、いよいよ息子と中学校との間で微かな不協和音が聞こえたように感じました。
先生にこの課題の意図を聞いてみた
息子にはこの話はもう終わりだとは言われたけれど、それでも私は息子と学校の橋渡しをする支援者です。彼にはどうにもできなくたって、私ならなんとかできることもあるはずです。
まず、この課題の意図はなにか。
提出することのメリットや、提出しないことのデメリット、お互いに譲歩できる落としどころはないのだろうか。
せめてそれの確認だけはしておかなくてはならないだろうと思いました。
私は息子に黙ったままで、その数日後の放課後に、そっと担任教諭に電話で話を伺いました。
ところでその、配布された中間考査の学習計画表なのですが、息子がこの課題にはどうしても納得できないと申しておりまして提出が難しい状況です。提出できないことへの本人なりの明確な理由もあるようです。
なにぶん全てに納得しないと動かない子供ですので、どうかその点ご理解いただきたく思いますが、私からも今一度彼と話をしたいと思っています。
そこでこの課題の狙いと言いますか、どういった意図で出されているのか、差し支えなければ改めてお教え願えませんでしょうか。
はい、息子くんは確かに一度も提出しておりません。何度か提出を促したのですが、黙ったままになりますので気にしていました。
意図としては、考査まで日が近いのでやるべきことを可視化するという狙いです。社会に出ても仕事のToDoリストは作りますし、便利ですよね。それと同じ意図でタスクの可視化の習慣化を目指しています。
また、振り返りにも有効です。これくらいやったからこの成績だったとか、次回にむけて計画を改善していくことができます。
よくわかりました、ありがとうございます。その材料があれば息子にも理解できるかもしれません。今一度息子と話してみたいと思います。
気負わずにやってみてください、と伝えてください。
ちなみに、提出しないことで成績評価に影響などは…?
それは全然ありません👍あくまで成長を助けるためのものだという位置付けです。何も書かずに毎朝提出だけしているお子さんもおられますし、気楽にどうぞ。
なるほどね。ToDoリストは確かに便利だし必須でしょう。
だけどまぁ、息子は納得しないことに対しては動かざること山の如しでありますので実際は難しいものがあるでしょう。しかし私はやらねばならない。何よりも、これから3年間の中間・期末考査のたびに“こんなこと”で息子がイライラ、機嫌を悪くするのは不憫というほかありません😅
最初のうちに、きちんと決着をつけましょう。私は息子と話し合おうと思いました。
彼は聞いてくれるだろうか。
だけど、きっと大丈夫。私たちには信頼関係があるのです。きっといい話し合いができるでしょう、だって私は息子に尊敬される母なのだから💪
私は、私がやらねば誰がやるという心持ちでその夕方に息子に声をかけました。
っと、ここですみません😅続きを書きたいのは山々ですが、ちょっと所用が入りましたので、この続きはまた次回にも書かせていただこうと思います👍
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