みなさんこんにちは。
今日も当サイトへお越しくださり、ありがとうございます。
今月は、私の愛息子の誕生日がありました。おかげさまで、我が家の息子ももう15歳。早いものです。
15年前のこの日のことは、今もよく思い出します。
前夜から16時間以上もかかってやっと生まれてきた息子に会えて、私は『幸せ』という言葉などではとても言い表すことのできそうにない、あまりに大きな感動の中でただただ涙が溢れました。とても不思議な感覚でした。これが“子供を持つ”ということなのか。それまでの人生には感じ得ない、とても複雑な幸福感と責任感と感動でした。私の人生の最良の日です。15年が経ちますが、息子が生まれてきてくれたことを思い出せば、今なお涙があふれます。
この15年、いろんなことがありました。
なぜか寝ない赤ちゃんでした。
3歳児検診では指摘を受け、大きく年齢相当以上の課題ができる一方でとても簡単な課題ができないなど、そして自閉傾向があるかもしれないと言われました。
5歳でわかった、不同視弱視。彼は左目がほとんど見えていませんでした。
この頃から、息子は本の虫となりました。
就学すれば、理解が早く、学業は良くできるのに、提出物に完璧を求めて提出できない、繰り返しの漢字や計算の練習に著しい怒りを示す、学習の本質以外で学校には馴染めていないようでした。
10歳で知った高IQ、11歳で分かった思春期早発症。
小学6年生の春に彼から出た『もう学校へは行かない』という言葉、それから息子は不登校の状態を続けています。
付随するいくつものエピソードを重ねながら、息子は今に至ります。
振り返るだけで、思います。
息子はずっと一生懸命、彼の全力で子供時代を過ごしてきました。
本当にそうだと思うのです。
よくやってきた。
よく生きてきた。
よく15歳まで、健やかに育ってくれました。真っ直ぐで素直で、善意に溢れた優しい子です。
私はいまなお未熟だし、完璧からは程遠いほどの母親ですから、息子に対して間違った対応をぶつけることもしょっちゅうです。
それでも私は、あなたがいるから私も生きてる。
優しくて繊細すぎて苦労が多い愛息子を、とても大切に思っています。
どうかきっと、幸せに恵まれて人生を歩んでほしいとただ心から願います。
今日は私の最良の日です。私も歳を重ねました。
15年前の今日の朝、私のところに生まれてきてくれてありがとう、と今年もまた思っています。



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