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この記事が公開される頃、私と息子はきっと標高3,700 mの付近にいます。夏の極めて短い時期しか行けない、しかも感染症流行の影響で2年ぶりに開山したあの山へ、私と息子は行っています😊
夏休みは貴重ですね。お勉強も大事ですが、この時期しかできない経験があると信じています。
しかも10歳になった息子は、身体の成長だけでなく、ある程度の知力、判断力も育みました。私たちはこれまで蓄えてきた経験を糧に、これまでは憧れるだけだった“挑戦の登山”にも行けるようになりました。
今日はそんな“挑戦の登山”の記録をします。
2021年7月17日-18日、私と息子は長野県の八ヶ岳連邦を歩きました。
例によって登山の様子を動画にまとめました。特に“後編”はちょっとスリリングで、楽しかった登山の思い出が蘇る動画になりました。
1日目:赤岳登頂までを動画の『前編』にまとめました。
こちらは後編、2日目の南八ヶ岳縦走〜下山まで。
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憧れの八ヶ岳
八ヶ岳の最高峰:赤岳(標高2,899m)を目指して
八ヶ岳は、長野県と山梨県にまたがる山域ですね。日本では『八』という字を『たくさんの』とか『数えきれない』という意味合いで使うように、南北に連なる八ヶ岳連邦は非常に個性的な山々を多く抱える山域です。いずれも標高は2,500mを超えてきます。立派な高山の部類です。
ところで八ヶ岳って、真ん中あたりでスッパリと、北八ヶ岳と南八ヶ岳に大きく二分されるんですよ。
北八ヶ岳は比較的なだらかで、苔生した森が美しい、大人から小さな子供までゆっくり歩ける素敵なコースが多いです。
一方、南八ヶ岳は主峰赤岳を擁しており、荒々しい岩稜帯や急登の多い地形です。南北で全然顔つきが違います。
これまでに、私と息子は北八ヶ岳の蓼科山を歩いたことがありました。岩場もありましたが、とても癒される良い山でした。
それからずっと心に思っていました。
いつか、私たちにも南八ヶ岳、特に最高峰の赤岳を狙うことができるだろうか。
行きたい気持ちは山々でしたが、岩場のある南八ヶ岳は長く稜線を縦走する、非常にダイナミックな登山になります。
息子の、体力と運動能力は大丈夫だろうが、果たして気力が足りるだろうか。
そんな思いで躊躇していた赤岳ですが、私は春に行った丹沢蛭ヶ岳での息子の様子を見た時に確信しました(↓)。
今夏は、大丈夫。八ヶ岳でもどこでも行ける、ってね。
登山計画
せっかくなので、南八ヶ岳の主峰赤岳(標高:2,899m)から、横岳(2,830m) 、硫黄岳(2,760m)までを縦走するように計画しました。
6月半ばには山小屋を押さえました。今年は多くの山小屋が完全予約制なのでまずはこれを決めないことには始まりません。
テントを持っていってテントベースの縦走も考えましたが、せっかくなので標高の高いところで泊まろうよっていうことで、赤岳直下の赤岳天望壮を予約しました。インターネットで予約できる、しかも個室らしい、すごい。
日程は悩みましたが、7月17-18日で予定しました。梅雨明けすぐを狙いたかった。
今回はレンタカーを借りて、公共交通機関で到達するバス停よりももっと登山口に近い場所まで行っちゃいます。
その駐車場代が2,000円/2日。
山小屋代が大人13,000円+子供10,000円、夕食と朝ごはんも付いてます。
山小屋泊だと、食事の心配がぐっと減るのが良いですね。やっぱり夏山登山の荷物の中で食料と水が占める割合ってすごく多いの。
それに今回は、息子のために新しく買った登山用ザックの試運転もしなくてはなりません。
ちなみに、私のザックも衝動買いしたのよ😅
これが良かった!軽いし体に密着する作りだし、最高に使い勝手の良いザックでした。私も息子もすごく気に入りました😊日帰りか小屋泊1人分ならこのサイズ(↓)ですね、めっちゃお勧め。日帰りだけなら(↑)のサイズで良いと思う。
計画は万全。ザックも買った。ヘルメットも出してきた。
あとは祈るしかありません。どうか梅雨が明けてくれ!😅たまに長梅雨があるのでヒヤヒヤしつつも、そこは私たちの日頃の行いが抜群なので大丈夫👍その直前に梅雨が明け、絶好の条件の中、私たちは南八ヶ岳へと向かいました。
1日目:行者小屋から赤岳まで
地蔵尾根を登った達成感
詳細は動画をご覧ください(↓)😊なんといっても初日のヤマ場は“地蔵尾根”の登りだったかなと思います。
美濃戸口の登山口から赤岳山頂に至るには、地蔵尾根または文三郎尾根のいずれかを登るコースがあります。
距離が短いのは地蔵尾根。だけど鎖や梯子が連続するめっちゃ急登だという話です。
一方の文三郎尾根は、ずっと階段が続くルートらしい。
私と息子は登りの階段を苦手としており、
だったら地蔵尾根で一気に上がろう
という安易な理由で決定しました。
若干、危険かな?という箇所もありましたが結果的に地蔵尾根の登りで良かったと思います。手を使って岩場を登るような場所もありますが、(慣れている子は)小学生であれば十分対応可能な感じ。(←まぁでも急登です😅動画にその急っぷりを撮っているので見てみてください💦)
地蔵尾根を登り切った“地蔵の頭”にはお地蔵さんが建っていて、その先の絶景は目を見張るものがありました。
こうして順調にこの日の宿泊先である赤岳天望壮に到着し、赤岳山頂への往復がまた急な斜面で息子の気力が切れかけましたがこれもなんとかいってきた。
ビールを飲みながら眺める八ヶ岳連邦の綺麗なこと。
翌日はこの山々を、まずは横岳、硫黄岳へと歩いて行きます。
赤岳ー横岳間は岩場歩きの少し難しいコースです。気を引き締めて臨むことを心して、この日はゆっくりと休みました。
2日目:赤岳から横岳、硫黄岳への縦走
ダイナミックな岩場を歩き通した高揚感
ぜひ動画の後編は見てほしい!😊(↓)私たちが歩いてきた冒険が、お天気にも恵まれて最高の思い出になりました。
翌朝、私は少し早めに起きて荷物の準備をしておいて、息子は眠そうな目をこすりつつもなんとか朝食はしっかり食べ、念願の南八ヶ岳の縦走路に向けて張り切って一歩を踏み出しました。
動画(後編)、見てくれました?
すごいところを歩いてきたよ。
よく無事に行ってきたなって、動画を見ながら自分でも毎度思っちゃう。
だけど息子は何にも心配いりません。しっかり足場を見つけて体を支持し、とても楽しんで歩いていました。頼もしい!😊
一応、危険な箇所では私がバックアップになるわけです。
例えば岩場の切れ落ちた箇所では私が先に行き様子を見たり、もしくは息子の真後ろにピッタリ付いていつでも支えられるように手を出せる位置に控えています。
そして垂直のような梯子や岩を登るときには私が後ろ、即ち私が真下で備えるわけです。万が一、息子が落ちてきても何かができるように。また、私が落ちても息子を巻き込むことがないようにという意味も込められています。
そうして私は息子を注視しながら歩くわけですが、今回はなんていうか、息子の歩き方が、去年までとも全然違うなって思いました。
体も大きくなったけど、それだけじゃない。ちゃんと自分で考えて歩いていると思いました。
今までは“親についてくる”感じだったのにな。
すごいな、立派だな。自分で楽しんでいることが伝わってくるようです。
それに骨格がしっかりしてきたから、もう本当に大人と変わらず歩けています。自分の荷物もしっかり持って、それでもとても安定している。
自信を持って歩く様子が頼もしくて、あとで息子に聞いたらこう言っていました。
僕だって山は結構歩いてきてるんだよ?山歩きにはちょっと自信が出てきたんだよね〜。今度また友達も誘って行きたいな、色々教えれるし。
そうかそうか、良いんじゃない?😊
経験を積んで、息子の山歩きはもう1ステージは上がったね。ここまで成長しているとは思わなかった。頼もしい。
そんな我が家の夏の登山。今頃我々は富士山頂。本日8月2日(月)に御殿場口へ下山します。
今回は息子のどんな成長が見れるかな。
楽しみにして、気をつけて行ってきたいと思います😊
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