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場面緘黙:就学相談の進め方

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場面緘黙

みなさんこんにちは✨

ところでですが、私の娘(6歳、年長)は来年度にはいよいよ就学を迎えます。早いものです。幼い娘が来年にはもう、小学生になるなんて。

健やかに成長してくれて私は嬉しい。

その娘は、“場面緘黙症”という不安症に分類される困難を有することは、当サイトでも時々書いているところです(関心の有られる方は、これまでの記事をご参照ください:↓)

娘の場面緘黙に関しては、私たちは昨年の初夏頃よりその対応を開始して、1年が経つ今ではその成果も得られていると確かな手応えを感じています。親のみならず、娘本人も幼いながら自身の困難に自ら向き合うことを実感し、彼女のその成長ぶりが本当に心強いと感じています。

もちろん、手応えは得られていると感じつつ、まだまだ彼女のコミュニケーションは同年齢の他のお子さんのようにはいかないことも多いです。たとえば、彼女はまだ挨拶ができません。

しかしその“代わり”としての会釈やペコリ(お辞儀)はかなり自然なレベルまでに習得するなど、私も彼女への声かけの仕方を学んでいるし、彼女なりに出来ることが増えていることを喜びたいと思います。

娘の表情は日を追うごとに明るくなり、前向きに、時には家の外でも我儘を言って譲らないなど、彼女の彼女らしい自主性が表面上にも現れるほどに成長していることを感じられ、親としても、そしてかつては同じ困難を有していた大人としても本当に嬉しい思いです。

そんな我が家では、母、兄と同様に知的な認知能力は年齢相応以上に高そうであり、一方で不安の強い繊細な娘少しでも安心して過ごせる環境を探すために、加えて、少しでも娘に刺激となり成長の糧になればという願いも含め、都内の私立小学校の受験についてもずっと検討しています。

一方で、やはりどうしても現実的には、場面緘黙症の克服に向き合いながら日々努力をし成長する娘にとっては地域の公立小学校への就学、およびその支援学級情緒学級を利用しながら育つこともまた、並行して考えていくことが必要です。私たちはその準備もしていかなくてはなりません。

就学後の支援学級、及び情緒学級の利用には、就学前のこの年度に地区の“就学相談”という機会を利用して、相談と判定を受けることになっています。

【就学相談とは】

主に就学や進学する前年度に、お子さんの心身の状態や発達段階、障害の特性などに応じて適切な教育を受けられるようにするために受ける相談です。この相談は教育学的、医学的、心理学的な観点から、お子さんにとってよりよい就学先について相談、協議する機会となります。

それは子供の発達等に気になることがない方には、もしかしたら“聞いたことさえない”ものなのかもしれません。実際に、かつての私もそうでした。7年前に今は中学一年生の息子が就学する際、私は彼の特性や困難、配慮や支援の必要性に気づいてさえもいなかったため、『あの時、果たして就学相談の案内などはあっただろうか?』と記憶にも残っていないことが実際です😅(←絶対あったのだろうけど、私の目には留まらなかったということでしょう🤔)

例年、その申し込みは年度明けの5月頃から、10月頃までが期間です。申込先は地域の学校を管轄する教育委員会等になるでしょう。

また、この就学相談は“今”の子供の状態が分かることや、入学先の小学校への事前連絡のパイプとなるので、個人的には、必ずしも支援級や支援学校を希望されない場合にも受けてみても良いものだろうと思っています。

もちろんそれも色々なケースやご家庭ごとのお考えがあることなので(←私も“色々なケース”のお話をいくつも聞いています)、あくまで“そういう選択肢もある”という情報を掴んだ上で、どう行動するかを判断するのはご家庭次第

だけど、知って最大限に活用すること、知ってものは試しにと体験すること、知って利用しないと決めることと、知らないままに通過するのは雲泥の差となるでしょう。情報には、計り知れない価値があります。アンテナだけはいつも高く張っておくことは重要です。

と、前置きが長くなりました(←いつものことで🤣)。

我が家では、困難を有する娘の就学を迎えるにあたり、今回の就学相談は必ず受けるつもりでおりました。その情報をキャッチしていくにつれ、私にとって本当に嬉しい再会などもあり(↓)、今年度には安心して、むしろ心強さも感じながら私たちは就学相談を受けるための準備を進めておりました。

その初回の第1次相談が、我が家の娘はいよいよ今週に予定されます。

今日はその心づもりや準備について、記録しようと思います。

娘の就学相談で私は何を伝えるか

就学相談を受けるにあたってのまずは必要となる下準備

私はこの5月早々に、娘の就学を見越しての就学相談の申し込みを済ませました。それ自体は簡単でした。住まいの区のWebサイトから必要事項を記入して、後日先方からのお電話をいただき“第1次相談”となる日時と場所を決めました。

その第1次相談では、担当の相談員さんと心理士さんの2名が同席されるそうで、

  1. 子供本人の発達検査
  2. 親の面接相談

がそれぞれ別室で行われる予定です。

書類を書く

事前準備に必要であるのは、教育委員会の就学相談部門から事前に郵送されてきた(または既に地域の発達支援センター等に繋がっている方はそちらでももらえることがある)就学相談票生育歴、(現時点での)就学先の希望票などに丁寧に記入をすることです。

しかし手書きで記入するこれらの書類では記載欄はそう大きくありませんので、各論よりも総論を意識して記入していくことになると感じました。細かいことは、当日の親の面談や、第2次相談、第3次相談、さらには就学先が決定した後の学校との直接の面談の場でお伝えすることになるのだろうと私は理解をしています。

私は特に「就学後の希望」や「学校に期待すること」の自由記入欄は何度も下書きを重ねながら、伝えたいことを控えめかつ丁寧に、しかしできるだけ明確に記載できるようにと心がけ、集中する時間を取りました。

地域の子ども発達センターから「発達相談報告書」をもらっておく

私たちは昨年に娘の場面緘黙症への対応を開始して以来、医療と福祉、療育に加えて、スムーズな就学へと繋げるために地域のこども発達センターに繋がって、そちらでも定期的な発達相談を受けることを続けてきました。

地域の小学校に進学する際、こちらは連携の柱となる機関だろうと捉えてました。

また、就学相談の申し込み時に『もしも現在こども発達センターに繋がっていれば、そちらの発達相談報告書をもらっておいてくださいね』という案内もいただいておりました。

はい、次回の相談時に依頼しておきますー!

発達センターで担当してくださっている心理士さんも慣れたもので、これまでの約1年の娘の経過をまとめてくださり、細かい言葉の表現では親(←私ね)の意見も取り入れながら、就学相談の第1次相談の日程に間に合うように、とはいえ直前まで娘の様子を見てくださって、正式な提出書類を作成してくださいました。

尚、地域の発達センターには通所していないお子さんも、就学相談を受けることは自由です。専門家によるこちらの書類は大変心強いものではありますが、『可能であれば用意する』という位置付けのもののようでした。

本人に意義を伝えておく(最も重要)

また、第1次相談では母子分離での子ども本人の発達検査も行われます。娘の不安を軽減するため、そして娘がいつもの力を出せるように私は彼女にその意義についてよく話して伝えておくことは大事なことだと捉えていました。

私

今度、就学相談というところに行きます。そこは次に小学生になる子供たちがいくところで、(地域の)〇〇小学校に通う時にどんなクラスでどんな先生に教わるかを決めるための大事な大事な相談です。

そのために、娘ちゃんはお母さんと離れて別のお部屋でゲームのようなテストを受けます。その時にいつもの力を出せるように、今から気持ちを準備しておいてほしいのよ。

その日は初めて会う先生たちばかりだけど、心配しなくて大丈夫。“娘ちゃんがどんなに素敵な子供か”をしっかり見てもらおうね!

娘

わかったー。それじゃあ娘ちゃんがテストを受けている間、お母さんはどこにいるの?

私

すぐ近くの別の部屋で、お母さんも面接を受けているよ。

娘

え、お母さんもテストなんだ!お母さんもがんばってね!(←可愛い娘だ😭)

私

うん、頑張るよ😭終わったら近くに良い焼肉屋さんがあるからさ、ランチに2人で焼肉を食べるのはどうかな?😊

娘

やったー!🙌絶対に焼肉がいい!!(←焼肉大好き娘)

おぉ、なんと優しい娘だろう😭自分もテストを受けるというのに、お母さんのテスト(面接)まで応援してくれるではないか😭

そうして私も娘も共に、就学相談を受ける準備を粛々と進めてきたという状況です。

場面緘黙に関する就学相談に向けて、参考となるサイトや書籍

なお、私自身も就学相談を経験するのは初めてです。緘黙の方のための就学相談を含めた新年度への準備については、こちらのサイトがとても参考になりそうで事前に何度も拝読しました。“かんもくネット”の角田圭子先生による記事です(↓)。

かんもくネットは包括的な支援と訴求活動をされており、昨年度より私自身も入会させてもらっています。

こちらのリーフレット(↓)は本当によくまとまっているし、会員向けには無料で発送もしていただけます。私はこれをいつもカバンの中に持ち歩いているし、今回の就学相談においても持参して、作成した書類と一緒にお渡しさせていただくつもりで一緒に準備をしています。

また、書籍ではこちらが具体例が多くあり、実態把握や伝え方の準備に有用です(↓)。

必ずこれらは一読しましょう。親は子供の状態を、大きすぎず小さすぎず、正しく他人に伝えなければなりません。それは頭で想像する以上に、実際はとても難しいものだと思います。

我が子の状態を説明するために適切であろう言葉の選び方は学んでおかなくてはなりません。そのためにこれらの書籍は有用です。さらには実際に試されている支援のケースを学んだり、もしも上手に説明できないかもと不安があれば付箋を付けたこれらの書籍を持って行って、その場で読み合わせをしても良さそうだとさえ思います。

他にも場面緘黙に関する書籍はいくつも何冊もありますが、就学相談に関してはこれら2冊を読んでおけばまずはカバーできるだろうと思います。図書館などでも借りやすいと思うので、是非目を通しておいてはいかがでしょうか。

そうして知識と現状を整理して、自分なりの言葉を使って、就学相談のための書類を丁寧に書きましょう。まずはそこまで、頑張りましょう。私もここまでやりきった👍

就学相談の目指すところと話し方

資料となる書類が用意できたところで、何よりも重要な準備については、私は当日にその場で何を、どのように話すべきかということだろうと思います。

どのように話せば、私たちのことをよく理解してご協力をいただけるかを考えよう。

私もこれまで、息子のことでも娘のことでも、本当に色々な方に話をしたし、ご理解いただけたケースもあった一方で、誤解を抱いたままにただすれ違いとなる“上手くいかなかったケース”も少しは経験してきたように思います。

そのような際、私がいつも本当に考え抜くのは私たちのことを適切にご理解いただいて、どうかご協力をいただくための話し方。

それは今後を左右する、慎重になるべきであり、本当に重要なことだと捉えています。

その中で、私が大事にしていることは、押し付けることなく、話し合いをする姿勢です。

今の私たちは、確かに娘は就学に向けての不安や困難を有しているし、私たちは困っているのです。しかしこれまでの経験的にも分かることは、一方通行で配慮をお願いすることは、まずうまく行きません。“なぜ必要か”を話し合うことが重要です。

これも“人と人”とのことですからね🤔相手にも自分にも個々に人生が、事情があるのです。しかしマイノリティの事情は一般には知らないことも多いので、どんなことで困っているのかを正しく伝えようとるすことは必要です。

しかしそこで私はこうなの!当たり前でしょ、配慮して!なんて押し付けのコミュニケーションは、相手にとっちゃ『知らんがな😩』となるわけです😨そうならないよう、気をつけるのは我々親の力量です。

気を張る必要はありません、普通の会話と同じです👍

  • これまでの経緯をよく整理して、医師からの診断書や意見書、検査結果を示しながら客観的に伝えていく
  • お互いに事情があるという立場を忘れず、互いに共感できる部分を探し出す
  • 性急に100%を求めない
  • 目的は未来に向けた密な連携体制の構築とし、ゆっくりとでも着実な信頼関係を築くことを目指す

場面緘黙に関してさらに言えば、配慮だけでは改善に繋がらないケースも多い上に、環境変化と子供の成長や状態は日々どうなるかも未知数です。

だから最初に意識するのは、これから何度も会っても良いと思っていただくために“話し合える関係性”を作ること。

そして子供が日々どれだけの努力をしているのかをお伝えし(←重要:決して怠けてるわけではないことは必ず伝えます!!)、『これから一緒に頑張っていきましょう』という流れを醸成することが肝要です。

そうして、後々に繋がる緊密な連携体制を想いながら相談する時間が持てればそれはとても理想的だと、私としてはいつもそんなふうに考えながら準備をしたりしています。

さぁ、いよいよ私たちにとって今週は、初めての就学相談、その第1回目の相談です。

何よりも娘が自然体で楽しめるよう、私自身もリラックスをして臨みたいと思っています👍

ーーー書籍紹介ーーー

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