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「必要とされること」はかけがえのないエネルギーになる

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中学生

みなさんこんにちは✨

すっかり寒くなりましたね、皆様いかがお過ごしでしょうか。最近私が仕事を始めたために当サイトではすっかり更新が滞ってしまっておりますが、それでも私は多忙ながらもいつも通り大変元気にしております。

さて、今日は中学生になり再び学校から足が遠のいてしまった我が家の息子が、それでもその後にほんの数日だけ登校した、そんな日の“背景”などを記録しようと思います。

もちろん一概には言えませんが、息子のような資質を持つ子供たちって基本的にとても素直な子たちです。“裏表”とか、“建前”とか、そういうものとは割と無縁で(←私もそういうのはかなり苦手)、意義を理解していれば動くし、そうでないならピクリとだって動かない。打算とか損得とかなぁなぁとか渋々とか、そういうものとは本当に相容れない子達のように見えます。一方で、人からの期待に応えたいというとても純粋な気持ちの持ち主であるとも思います。

そんな彼らは、環境が適正でさえあれば実に素直に動くのだと、そういう事例を記録したいと思います。

 

中学生になった我が家の息子は、今は、『ちょっと疲れてしまった』という感じです。息子が通う都内の公立中学校は、標準的で一般的な良い中学校だとは思いますが、彼にとってその環境はあまりマッチしていなかった可能性が高いです。

息子は、この10月の第1週から第2週への変わり目頃より学校から足が遠のいてしまいました。それ以来、ただ2〜3日ほどを除いては息子は登校しようとする様子などは見られません。

彼も何か感じるところがあったのでしょう。過眠になってしまったりなど心配な面もありましたが、それでも今の息子の様子は小学校での不登校時よりも随分落ち着いていると思っているし、親としてもまもなくティーンエイジャーとなる息子の動きを尊重したく、あまりあれこれ言わないようにと見守り姿勢を強化しているところです。

息子が言うには、『疲れてしまう』ということが今の彼が学校から足が遠のいてしまっている理由であるということでした。

そうなんだ、この半年の中学生生活をあなたなりに頑張ったことは、お母さんはよくわかる。

息子はこの前期の半年間は100日の登校日のうち77日間の登校を達成し、その大半の日を毎日ぐったり疲れて帰り、ベッドに倒れ込むように30分ほど眠らないと次の行動ができないほどに気を張って過ごしていたと私は彼を見て感じていました。

私はずっと思っていました。

そんなにも毎日疲弊して消耗し、中学校に行く“意義”というのはなんだろう。得られるものはなんだろう。

しかし息子はこの10月に、再び学校へは足が遠のいてしまいました。

親としては気を揉みますが、どうしていくのか決めるのは息子に他なりません。彼はまもなく13歳にもなるのです。無理強いすることは現実的ではありません。彼は未熟で選択の責任を負うにはまだまだ若すぎることが実際ですが、親が元気で健康にあるのだから見守ることはできています。様子を見たい。

私はアレコレしたい気持ちを抑え、私は母親なのだから、本人ではないのだから、とグッとこらえて様子を見守ってきていることが現状です。

 

そんな彼が、学校に行かなくなってしまった後にも直近で唯一とも言える登校をした機会といいますのが、私にとっては意外でしたが、後期の学校行事の一つである“合唱コンクール”の機会でした。

息子が『行く』と言った時、私はすごく驚きました。

それこそ“疲れてしまう”の横綱級だと思うのだけど、どうなんだ?🤣(←私が子供の頃には合唱コンクールとかはあまり好きではなかったので個人的な偏見ですが)

その前日、私は本当に何の気なしにダメもとみたいな確認のつもりで息子に声をかけました。

私

むすこー、明日は合唱コンクールみたいだけど、行くのか〜い?

息子
息子

あー、それは行く

え、うそ、行くんだ!?本当に?
息子
息子

うん。

そうして翌朝、息子はしばらくぶりに時間通りに身支度をして、本当に合唱コンクールへと行きました。

そしてその日は保護者の観覧も認められていたために、私と娘もその開始時間より少し早めにいそいそと中学校の体育館へ行って座っていました。

息子のクラスが出てきました。息子はしっかり背筋を伸ばし、堂々としたものでした。伴奏が始まり、大きく口を開けてクラスメイトと一緒に課題曲を歌いました。保護者席はステージからやや遠かったけれど、それでも息子の低くて男性らしいよく通る歌声は保護者席まで届くようで、息子は誰より真摯に歌っていると遠目からでも分かりました。

しっかりやっている、泣けちゃうな。母はあなたに良い思い出を重ねてほしいと思ってるよ。

でもさ、

やっぱりちょっと不思議だなと思いませんか。

すっかり学校から足が遠のいてしまった息子が、なんで合唱コンクールなんて“面倒くさそう”の最たる行事(←繰り返しますが私の主観です、笑)には気持ちが向くというのだろう?🤔

その背景に関しては、後から総合して分かったことではありますが、こんなことがあったようだと思っています。

息子がまだ登校していた9月中。

帰宅した息子が珍しく(?)、ベッドに倒れ込まないですぐに私に今日はこんなことがあったのだと話しにきたことがありました。

息子
息子

今日は音楽で歌のテストがあった。もうすぐ合唱コンクールがあるから。

私

そっかそっか、歌のテストがあったのね。

息子
息子

僕、声が低いじゃん?それで声がよく通って、歌も上手いって褒められた

あら素敵、あなたの素敵な面にクラスも気づいてくれたのね。
私

それは嬉しいことだったね〜!一生懸命やって良かったね👍

息子
息子

別にそんなに嬉しいってほどじゃないよ。そんで合唱コンクールではテノールを担当することになった。テノールっていうのは男子パートの一つでさ〜(長々と話し出す息子)。

別に嬉しいってほどじゃないって言うけれど、私がキッチンに立つ間もカウンターの前でずっと話をしてくれる息子の様子は嬉しそうだと思いました。

私

あなたが歌が得意だなんてお母さんも知らなかったよ。なんでもやってみるもんだね。合唱コンクールが楽しみだね。

息子
息子

うん、音楽はちょっと好きになったかもしれないよ。

そう、そんな“些細な”ことなのだろうと思います。

頑張ったことが認められた、人に喜ばれて期待されていることを感じられた。そういうことで息子は素直に動くのかもしれません。

私は後日、この日の様子を担任教諭とも共有しました。

私

合唱コンクールには参加できたことが、とても嬉しく思っています。音楽のテストで息子を認めていただいたようですね。自分が『役に立てるのだ』と思えたことが彼を動かしたのではないかと思っています。

担任教諭
担任教諭

そうですね、歌のテストはしっかりやってくれました。中学1年生の男子ではふざけてしまったりする幼い子もまだまだ多かったりするのですが、息子君はしっかり声を出していて本当に素敵で、女子の中でも『(息子の名前)、すごい上手い』と声が上がっていたのです。私も感心したものです。

そうなんだ。気を張りながら登校してきた彼にとって、それは嬉しかったに違いない。

私

息子の良い面を見つけて褒めてくださって、ありがとうございます。

と、そんなやりとりもありました。

きっとこの時、息子は自分の力を認めてもらったと感じたのではないでしょうか。嬉しかったと思います。

承認欲求という言葉もありますが、なんだかこれはそれのような、また少し違うような。

おそらく息子は、この出来事をきっかけにして音楽や合唱コンクールを“自分ごと”として捉えられたのだと思います。自分の仕事だ、自分は必要とされている、この行事を成功させるために自分には貢献できることがある、と思えたのだと思います。

息子
息子

学年優勝を目指して頑張りたい。勝てたら良いなー。

そんなことも言っていました。

自分の仕事がほめられたり、認められたりすることは、嬉しいというのみならず自分の居場所を感じられるような、自分自身の中で満たされた感覚を得られるような、誰にとってもかけがえのないエネルギーとなるものです。

息子は、物事を深く考えすぎてしまうところもあるし、とても繊細な子供です。幼い頃から彼はずっと何かしらの”違和感”を抱えながら育ってきたと思います。

そのような彼が今回、自分が貢献できる領域を見出せたことは本当に大きなきっかけだったと思います。だから息子は合唱コンクールは頑張りたいと、素直に登校していったのだと思います。

私自身の子供時代を振り返っても、よく分かる気がします。

私自身も、些細なことでも認められたら嬉しいし、もっと頑張ろうって思えました。私自身にも今も恩師と慕う教師がいますが、その恩師たちはそのあたりの塩梅が上手な人たちだったかもしれません。

自分の行動を意味あるものへ。そう繋げていくためには、特に子供には周囲の助けが必要です。どうかそんな機会が息子にもまたこれからもあるように。そして、周囲の大人の子供達への声掛けだったり接し方にも、認め励ますという意識がとても大切なのだろうと改めて思った機会でした。

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