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ストレスと過眠と不登校:声かけから前進へ

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不登校

みなさんこんにちは✨

私自身の体質的なものですが、私は何かしらストレスを感じたりしている時には過眠になりがちなところがあります。

反対に、他の方ではストレス下では不眠となる方もいるでしょう。

だけど私は過眠になります。寝すぎているのに目が覚めない、本当に何時間も何日間も寝てしまう、例えば私のこれまでの人生においてかなり強いストレス下では20時間とか、まる2日とか眠ったこともあったのでこれについては本当に自分なりに今も気をつけているところです。

さて、そんな私の体質ですが、どうやら息子もそうかもしれないと最近ふと思っています。

私の息子は、小学生では不登校を経験し、この春に中学生になりました。その中学1年生の前半は息子は本当に本当に頑張って登校することができました。まさに彼はこれまでの期間を“アクセル全開”で頑張ったのだと思っています。

しかし、今はその疲れが出てしまったのか、または、中学校に自分と不適合な部分も見え始めたか(←きっかけはありました、またいずれ記録します)、今の彼は10月頃から再び学校から足が遠のいていることが現状です。

息子は、この10月の第2週からほとんど学校に行っていません。その間には2~3日程度は登校した日もあったものの、やっぱり『すごく疲れてしまう』と言っています。加えて、今の彼は再び学校へ行く“意義”を見失ってしまっているかもしれないとも感じています。

行かないだけなら構いません。我が家では、不登校自体は全く問題ではありません(↓)。学校なんて、健全な心を保てないのに無理をしてまで通う場所ではないという考えです。息子の健全な心身の方が大切なのです、はるかにです、比べものになりません。

それに対し、今の私の心配の主な部分は、彼がとにかく眠り過ぎて、全く起きられなくなってしまったことでした。

あまりに過眠である。彼なりに何か現状へのストレスを感じているのかもしれないな。

私としては、息子が学校に行かなくたって構わないが、生活として朝に起きて夜に眠って欲しいと思っています。生活リズムは大切です。私自身の若い頃の経験から照らしてみても、どうにもですね、不自然な時間に起きる生活をしているとどこか偏った変な思考や追い詰められた思考回路に陥りやすく、だんだんと削られるように余裕がなくなっていきやすいことを感じています(産後鬱とかもその典型かもしれませんね、もちろん人によるのでしょうが)。

もちろん人それぞれだとは思っています。それでも、我が家はで予てよりこんな話を子供達にもしてきています。

私

あなたたちが大人になってどんな仕事についても良いと思うのだけど、基本的には朝起きて夜に眠るという生活になる仕事について欲しいなとは思ってるよ。

夜中に活動する必要がある大切な仕事もたくさんあるけれど、お母さんはそれは私たちにとっては心の健康を害しやすいのではないかと心配している。

息子も、なんとなく理解していたようでした。

息子
息子

あー、わかった。

今のところは彼がそう素直に受け取ってくれていることに、私は安堵を感じています。幼い娘も兄につられて『わかった』と言っていることはナイスでした。

このように、私は生活リズムは心身の健康において重視したいという考えなので、今の息子が本当に本当に心配です。それでも彼は、夜中に活動をしているわけではなさそうです。例えば電子機器にはロックがかかっており、見た感じでは夜中に使用された履歴などもありません。とにかく最近の彼は過眠すぎる状態だろうと感じました。

私

朝だよー

朝になり、起こしても、何度起こしても、息子は全く反応しないのです。寝たふりとかのレベルでもない、まさに過眠。

この“ちょっとおかしい”感覚には、夫でさえも気づいたよう。

夫

最近の息子はちょっと様子がおかしいな。次の主治医の先生の診察はいつだっけ?

起立性調節障害など、自律神経に関することも考えましたがそれはそれ。

私は毎朝起きない息子に何度も何度も声をかけ、それからある程度の時間になれば黙って中学校に欠席の連絡を入れました。そうして放っておけば息子はお昼前後にようやく起きて、食事をとって、読書をしたりゴロゴロしたり、そうして夜は21時とかには『眠い』と言って眠るのですが、やっぱりまた朝は起きません。

そんな日々が数週間ほど続いていました。

私は息子に聞きました。

私

学校に行くことが心配なの?うちとしては何度も話してきた通り、学校には行かなくたって構わないという考えだよ。家で健全に過ごしているのだから、大丈夫だよ。

息子
息子

あー、そういうわけじゃないんだけど、なんだか朝が起きられない。お母さんは起こしてるって言うけれど、その声も全然聞こえていないんだよね。

ただただ眠り続ける息子。きっと何かあるのだろうが、やっぱり最近学校から足が遠のいていることと無関係ではないだろう。

しばらく考えていましたが、ようやく突破口に至ったのが最近です。

私は中学校に電話をして、『しばらく休みます』と言いました。その電話をしている私の声は、自室にいる息子にも聞こえていたかもしれません。

私

いつもお世話になります。(息子)の母でございます。

体調が悪いとかでもないですし、特に理由はありませんが、今月いっぱいは学校をお休みします。今後は欠席の連絡も致しません。学校に行く日や何かあったときだけ連絡を差し上げますので、よろしくお願いいたします。

ええ、自宅で元気にしておりますのでご心配なくお願いします。ええ、先生からも何かあればいつでもご連絡くださいね〜。

その電話を終えて、息子にも改めて話しました。

私

学校は、今月(10月)いっぱいを目処にもうお休みです。

だから今後は、“学校に行きたいとき”に“前もって”お母さんに言わないと学校に行ってはなりません

息子
息子

わかった。

学校に行くことなのか、それとも何か他のことか、息子が何かストレスを抱えているのかそれは一体なんなのかも今はまだわからないけれど、まずは一つ、一つとそれらを外してみることから始めようと思いました。

学校はお休みするとは言ったけれど、大事なことは必ず相談の余地は残すこと。

私

なにか気になることがあったら学校にはいつでも連絡できるからね。

息子
息子

はーい。

私

あと、やっぱりお母さんは朝は起きて欲しいと思ってる。

みんなで朝ごはんが食べられるように、7時前には起きようね(←数字は具体的に:「きちんと」とか「ちゃんと」とかの言葉は相性がよくありません)。そんでまだ眠かったら朝ごはんを食べた後に寝たらいいから。

息子
息子

うん、わかった。そうだよね。目覚まし時計をきちんと使うよ。

だけど何か不思議なもので、それから息子は朝にスッと起きてくるようになりました。

さらには不登校時に身についた家事スキルを発揮して、起床後に入浴→ついでに洗濯機を回す→朝食→洗濯物を干すところまでを、なんだかんだと自発的にも動くようにもなりました。

あらまぁ、気のつく男だね。そういえば我が家は“働かざるもの食うべからず”方式が採用されていたんだったわね。

何かしら、落ち着いてきたということかしら。やっぱり『登校』が彼の不安のもとの一つだったということかしら。それはきっと息子本人にも今はまだ言語化が難しいものかもしれないとは思いつつ、このままでいいわけでもありません。

私は、近いうちに担任教諭と私たちとで今後のことをしっかり話し合った方が良いだろうと思いました。

私たちの支援者の一人である、臨床心理士さんも同じ意見だということでした。

臨床心理士さん
臨床心理士さん

息子君は本当に頑張ってきたのだと思っています。おそらくですが、学校で決定打になったことがあるでしょう。そこは話し合っておくべきだと思います。

息子はこの半年間に、アクセルを全開、まさに“ベタ踏み”という状態で頑張りました。だけど、ちょっと疲れてしまった。アクセルを踏む方向も力加減も、中学校の“軸”のようなものから少しズレていたかもしれません。その修正をしていかなければなりません。

息子のこれからの学校生活において、アクセルの踏み加減踏まなさ加減どうしていくことがベターなのか、無理がないか、お互いに。それらを一度擦り合わせたいと思います。

私が何より大切なのは、息子の心身の健康です。その上で、息子が当たり前に学校生活を過ごす権利も模索したい。私たちは、学校なんてと思っているわけではありません。健全な心で通えるならば、是非通わせてもらいたいと思っています。

ここは一つの山場になるかもしれないなぁ。

そんなことを思いながら、私は息子の担任教諭に電話をかける心づもりをしていきました。

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↑:息子はかなり(私も少しは)対人のコミュニケーションを得意としない面はありますが、第3部の「発達障害とコミュニケーション」の項目において良いコミュニケーションを育てるための考え方がとても参考になりました。配慮の自然さ、公平さについてもこれから学校と相談する私にとってとても参考になりました。

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↑:『“才能はみだしっ子たちの性質は、とても複雑だという点です”』と書かれ、事例が多い書籍でした。個別の支援を要する子供がいることがよくわかる書籍だったと思います。

↑:今日〜明日と、場面緘黙症の当事者(経験者)、保護者、支援者向けのフォーラムが開催されています。私も拝聴させていただく予定です。場面緘黙に関して体系的に学べる貴重な機会だと思っています。

↑:ちなみに今日の午後はこのようなオンライン講演&説明会も開催されます。ギフテッドに関するご研究で著名な角谷詩織先生のお話を聞ける機会が楽しみです。

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