みなさんこんにちは。
今日も当サイトへお越しくださり、ありがとうございます。
少し久しぶりの更新となりました。8月中旬からこの日曜まで、私は東京の自宅を離れて旅に出ておりました。
この8月には富山県内で、私が四半世紀ほども前に卒業した高校の同窓会が大規模に開催されて、私もその幹事の1人になっていたので張り切って参加をしてきました。同級生らは中年となり(←オマエモナ、笑)、恩師は多くがもう退官されて時間の流れを感じましたが、みんな中身はそれほど変わってないこともまた判明し、“時間とは何か?”とやや混乱も感じました、笑。さらに昨夏急逝した私の母の一周忌が執り行われ、家族総出でお参りに行き、法事では親戚らの近況を確認できました。さらにさらに、私は娘と富山県の霊山立山(3,015m)の登山を楽しみ、3泊のテント泊で縦走登山!雷鳥も見放題!さらには海水浴(標高0m)にも行くなどし、真に富山県の最高峰から海面までの『上から下まで』丸ごと富山を満喫してきた次第です。
8月22日には富山県内でギフテッドのイベントもありました。帰京する直前のこの週末には、娘と同じ場面緘黙症を持つ男の子とお母様とお会いすることができまして、一緒に和紙作りの体験をするなどして楽しい時間を過ごしました。
いやー、7月の中国旅行も楽しかったし、今年の夏休みは本当によく遊べています。
不登校で思春期全開の難しい息子も、今回の富山行きには快く同行してくれました。これもまた、息子らしいっちゃ息子らしいことでした。

俺のばーちゃんのことだから、お参りにはいくよ。でも親戚との食事は意味わかんないから行かない。お参りのあとは先に一人で東京に帰る。

「俺のばーちゃんのことだからお参りには行く」って、優しい子だなぁと私は心から思いました。母は精神疾患を抱えて認知症も進んでいたし、私はそんな母に冷たく接してしまったけれど、息子はいつも祖母に会えば優しく支えていてくれました。「でも親戚との食事は行かない」って、ウケましたよね🤣そうやなぁ、私も子供の頃は法事とか親戚の集まりとか、意味がよく分からんかったしあんまり好きじゃなかったもんなと思い出します、そらそうや。
そうしてお参りの後、スタスタと先に帰って行った息子の後ろ姿は自立していて素敵だなと思ったし、素直で正直で優しくて、ちょっと誤解を受けやすかったり生きづらさを抱えるあなたのことを、ご先祖さんもきっとしっかりと見てくれてるよと思いました✨
私のことはさておいて。
皆様の夏休みは、いかがお過ごしになられましたか?
私が富山に滞在していた頃でした。小学校低学年ののお子様を持つお母様から、嘆きの声を含むLINEが届き、私は胸を痛めました。

夏休みで子供とずっと一緒にいるので、イライラが止まらず激怒してしまいます。そして子供は不安からでしょうが余計に行動がヘンテコになるし、そんな子供の様子にまたイラつくし、イラつく自分にもイラついてしまって激怒の無限ループです。
本当に夏休みがしんどいです。

このサイトを読まれる方には、このお母様への多大なる共感のお気持ちを持たれる方も、きっと多くおられるのではないでしょうか。おられるだろうと思います。
私も、このお子様は直接会ったことがある子です。明確にASD傾向のあるお子さんであり、お母様はフルタイムでの在宅のお仕事をされながら本当によくやっておられることを知っています。一生懸命なお母様なの。だからこそ、イラつきと混乱を感じてしまうの。痛いほどに刺さります。

あなただけじゃないよ、決して孤独ではないんだよ。親だって、神や仏じゃないんだから、思うように行かないことも、イラついてしまうのも無理のないこと。
「親だから」とか、なんですか?「母性神話」ってなんじゃそれ!腹しか立たん!
それでも子供と向き合い続け、その子をどうか幸せになってほしいと願い育てていくことは、決して易しいことではないのです。
全部放り出して、走って逃げたい。
そんな思いは特性のある子を育てる親には茶飯事…とまでとは言わずとも、度々訪れる局面であることを、私たちは共感的にも実体験としても知っています。長い休みで、お家の中で過ごしていると特にそうかもしれませんね。

子供の顔を見るのも嫌になってしまって、「別々の階で過ごそう」と提案してしまいました。

良いと思うよ。我ら母ちゃんも自分をもっと大事にしなきゃいけないと思う。私も自分のデスクに篭って、息子の顔を見ないように過ごしたりもするよ。そんなもんだよ。

そっかー。困った時がチャンスだって言われたのだけど、方法も分からないし。

例えばだけど、ペアトレ(ペアレントトレーニング)とか、受けたことがなかったら受けても良いかもね。私も息子が小さい時に受けたし、よかったよ。
面識のある方なので私もとてもやりとりしやすく、そんなこんなで話すうちに彼女もなんとか「前に進む感じ」を得られたと仰いました。まずは一旦落ち着いてくれたなら何よりや。
困った時や辛い時に連絡をいただけてよかったなって思ったし、私自身も、特性のある子供のことで困った時に“率直に共感的に話し合える相手”の存在を思いつく、そのためのネットワークを持つことの大切さもまた感じたように思います。
特性を持つ子の子育ては、なかなか誰にでもできる話題ではないことが親の孤独を加速します。
よその家ではどうなのかとか、うちだけじゃないとか、そういうことが話せるだけでも親の気持ちは軽くなるものなんだと思う、本当に。

そんな場をちょっとだけでも作り出せれば、私の経験や知識や人の繋がりも、ちょっとは役に立つかもしれないなとまた改めて思っています。
ーーーイベントのご案内ーーー
📢 明日開催:[対面形式]第9回 夏の情報交換会
今回も、たくさん話し合い、聞き合い、つながるーー少人数での運営のため、一人ひとりがしっかりお話しできる、密な場になると期待されます😊
🗓 日時:2025年8月26日(火)11:15〜15:00ごろ(出入り自由)
📍 会場:東京都港区ベイエリア 会議室
自己紹介から始まり、テーマごとの情報交換とフリートークを重視します。
昼食は各自ご持参ください🍙
👉 [参加申込] 高IQ/2E特性に関する情報交換会(※本日中まで受付可能です!)
📢 公式LINE限定 オンラインイベント
「親同士が本音で、批判や遠慮なく話せる場」を目指して、不定期ながら定期的に開催しています。これまでご参加くださった皆さま、本当にありがとうございます!
🗓 次回開催:2025年8月30日(土)9:00〜(Zoom)
🧡 テーマ:思春期早発症
同じ経験や関心を持つ方々と、安心して話し・聞き・つながれる時間です。発言せずに「聞くだけ参加」も歓迎しています。
👉 ご関心のある方は、ぜひ 公式LINEにご登録のうえ詳細をご確認ください。
ーーー書籍紹介ーーー
この書籍、すごく分かりやすくてよかったです。ギフテッドとは何かを、高い認知能力もそうなんだけど、定型発達の子供との違いが多面的に明確に切り込んで書かれていて良かったです。
一部抜粋:
“幼少期から本を読み耽る、ぬいぐるみと話し、長時間空想遊びを続ける、寝食を忘れて絵を描き続ける”“いわゆる「素直で育てやすい子」とは正反対だからです”

息子は絵は書かんけど、ぬいぐるみとは話す。私もぬいぐるみとは毎日話す。そういう子にはたくさん出会う、本当に。
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