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生まれて初めての意見の衝突

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場面緘黙

驚きました。私の娘(5歳)が先日なんと、生まれて初めてお友達との“意見の衝突”を経験したと言うのです!

娘には、場面緘黙症という不安症の一つに分類される障害があります。私たちは昨年の初夏にその診断を受け、以来専門家等の支援者とともにその克服へと取り組み続けてきています。

その経緯は当サイトでも時々書いてきておりますが、娘は専門家による療法を受けたことで、明らかに変わっていきました、それはもちろん、良い方へ。彼女は支援者との間に非常に良好な信頼関係を築きながら世界を広げ続けています。

場面緘黙症に関しては、私自身もまた、かつてその当事者でした。昨年の今頃までの娘の状態は難しいものがありましたが、それでも私にはよく理解できることばかりでした。

だけどこの1年で、娘は変わっていったのです。

もちろん小さな、本当に小さな一歩ずつのステップでした。

それは保育園の先生方が娘を理解しようとしてくださるご協力があったこと、ステップごとの歩幅に合った挑戦を積めたこと、何より彼女自身による『変わりたい、話したい、話せたら嬉しい』という意思に支えられてきたと思います。

私はそんな娘のことを、心から尊敬しています。場面緘黙症の克服が、子供の気持ち一つでなんとかなるものではないと知っているから。

そして同時に、本当に羨ましくも思っています。

もしも子供だったあの時に、私自身もこれほどの理解と支援を得られていたならば、と。

私はこの1年間、私が感じてきた辛さ、悔しさ、混乱などの経験をできるだけ娘にさせたくないと願いながら彼女をサポートしてきましたが、それが今本当に叶いつつあるという兆しのようなものが見えてきている段階で、本当に嬉しく思っています。

実際に、つい先日にはこんなこともありました。

なんと娘が普段通っている保育園で、お友達との意見の衝突をしたと言います。しかもそれはお互いに譲らず、ついに娘は泣き出してしまったというのです。

しかしそれも立派なことに、最終的にはグループで皆が納得できるような落とし所を子供達だけで見出したのだとも聞きました。

今日はそんな一連の出来事を、保育士さんや娘から聞いたことを記録したいと思います。

また一つ、娘は成長したようだ。衝突するほど意見を言うって、すごく大きな進歩であろう。

衝突するほど意見を言えた!

これまでの娘ならば、じっと待つだけの受け身だった

少し前の、3月頃の話です。ある日私がいつも通りに娘を迎えに保育園の扉を開けた際、保育士さんが私を見つけて声をかけてくださいました。

娘が通う保育園では、本当にありがたいことに保育士さん達がクラスを超えて娘への関心を共有してくださっています。横の連携、情報共有、そういうものがすごく上手になされていると、私はいつも本当に感謝するばかりです。

だから娘になにかあれば、担任やクラスを問わず先生方が状況をお知らせくださることが嬉しいです。この日も娘とは別の幼児クラスの先生が私に声をかけられました。

保育士さん
保育士さん

今日は娘ちゃん、また一つ成長が見られましたよ。それはお友達関係にも良い影響を与えたようで、僕たちも本当に目を見張るものがありました!

保育士さん
保育士さん

今日はみんなで新しい給食のチームを組んだので、そのチーム名を考える時間がありました。

これまでの娘ちゃんなら、その場に参加はしても意見は出さずにじっと決まるのを待つという受け身でした。もちろんそれが悪いわけではありませんよ。

だけど今日の娘ちゃんは、自分から大きな声で自分の意見を言ったんですよ!

え、そんなことが出来るのか!?大成長を感じます!

子供達で議論になった

自分の心で、大きな声で自由に意見を言うことができた。それだけで私はえらく驚きました。

だって私は知っています。緘黙の子供にとって、それはすごく高いハードルになることを。私がそれができたのは、いったいいつ頃だっただろう。高校生か、大学生か、きっとそれくらいだったと思う。黙っていても時間が過ぎてそのうち何かしらの合意が得られていくと分かっていれば、私だったら絶対に頑張って発言することはしなかったと思うのです。

だけど娘は誰に強要されたわけでもないのにも、自分の心からの意見を大きな声で言ったと言うから驚きました。

私

え、まじですか。そんなことがあるがですか!?(←素の富山弁が出てしまったw)

保育士さん
保育士さん

ええ、マジです、本当にです。

だけど娘ちゃんの意見では嫌だと言う子がいて、意見の衝突が起こりました。それでも娘ちゃんも全く譲らなくて、結局娘ちゃんは泣いてしまったのです。

保育士さん
保育士さん

だけどやっぱりお友達も娘ちゃんの変化に気づいたのでしょう。『娘ちゃんがそう言うんだし』『もっとみんなで考えよう』って言ってくれる子がいて、そうしてちゃんと議論になっていったんですよ!それがみんな本当に立派でした!

保育士さん
保育士さん

最終的にはみんなが納得できる“ペンギンチーム”に決まりました。それなら娘ちゃんも良いと頷いて、僕たちが介入しなくても泣き止むことができました😊

いや〜、娘ちゃんは本当に自分を出すようになりましたね〜!泣くのも成長ですよ、立派でした😊

意見を言うようになった娘に気づいたお友達も立派だし、納得して泣き止んだ娘も偉い!

私は情報量の多さと娘の変化に圧倒されて、ただただ感心するばかりですが、何よりも驚きが大きくありました。

意見を言える安心という、嬉しさからの自信の育ち

5歳くらいの子供って、基本的に物怖じしないものなのかもしれません。大人が何を話していても『聞いて、見て』とうるさいくらい(←笑)がこれくらいの子供なのかもしれません。だけどそれはとにかく不安が強いという気質を持つ緘黙児にはとても難しいことなのです。

受け入れられる。

きっと自分は大丈夫。

なんなら自分の意見によってきっと集団の利益に資する。

そう思えてこそ、自由に意見が言えるようになることを、私は自分の感覚的にも知っていました。

だから私は驚いたのです。

いつのまにか娘はもう、この集団で物怖じしなくなっているのだな。

彼女は安心安全なこの場所で、自分の意見を言える嬉しさをすでに自信へ変えていると感じました。それはすごく大きなステップなのです。彼女はすでに私の想像以上に大きな飛躍を遂げていると感じました。

娘が降園してきました。私は娘に聞きました。

私

今ね、先生から聞いたんだけど、今日は給食のチーム名を決める時に大きな声で自分の気持ちを言えたんだってね!なんて言ったの?😊

娘はスラスラと話しました。その近くには他の保護者の方や他の先生もいらしたのにも関わらず、ですよ。

娘

そうなんだよ。娘ちゃんは“レモンチーム”が良かったの。だってレモンが好きだから。(←唐揚げには絶対にレモン🍋をかけたい派の娘です)

だけどMちゃんはレモンが嫌いだったんだって。それで嫌だって言われて、泣いたの。

娘

だけど話し合って、ペンギンチームになったんだよ!娘ちゃんはペンギンも大好きだから、それなら良いって思った!

すごいじゃん!

私はとても感心しました。お友達にも、娘にも。

そういえば、娘がこの秋から通っている幼児教室でも、このような“意見が違う人がいる、それを受け止め全員が合意を得られる方法を模索する”というシチュエーションはよく課題に出されている気がします。そういう経験もきっと足しになっただろう。

そして何よりそれを自然とできるクラスのお友達の雰囲気に、私は改めて先生方にも感謝の気持ちを感じました。

私たちは、すごく恵まれていると思いました。

良い環境で育っているなぁ。

だから娘はこんなにも安心して、自分の心を開けるんだろうな。

とても良い傾向です。彼女にとって、生まれて初めての意見の衝突という衝撃的な経験だったかもしれませんが、私にとっては娘の成長に大きな心強さを感じられた、そんな出来事になりました。

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