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場面緘黙:情緒の安定と行動変化

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場面緘黙

みなさんこんにちは✨

今日は先日に娘が通う保育園で聞いた、彼女の成長のステップアップを記録しようと思います😊

私の娘は、医師より“場面緘黙症”及び“自閉スペクトラム症”の診断を受けています。まぁ自閉スペクトラム症に関しては今後の彼女の成長を支えるお守りのようなオマケのような診断であり、それが彼女自身の問題の本質というわけではありません(診断時の記事をご参照ください)。

彼女の困難の大部分は、不安症の一つである場面緘黙症に起因する“強すぎる不安”であったり“内向性”、“発語の抑制”の部分にきっとあるのだろうと感じています。

『娘の背景には場面緘黙症の困難がありそうだ』。そう私が気がついたのは、彼女が言葉を話すようになってすぐでした。本当に幼い頃でした。それは、私自身もまたかつてその障害の当事者であったからことから早期に気がつくことができました。

私が過ごした子供時代のような、あのような思いはどうか娘にはできるだけして欲しくない、当時の私が受けられなかったあらゆる支援をどうか娘には与えたい。私はずっとそう思ってきました。

そんな私たちが医療機関を受診して、彼女の場面緘黙症への対応に動き出したのが今から約1年前ほどになる昨春です。

あの頃の娘は、家から一歩外に出たり自宅内であっても他人が家に来ていると固く表情を凍らせて、視線の焦点も曇らせる、まさに硬い殻に入ったような様子でした。医師もまた、適切な対応を要するとはっきりとそう仰いました。

児童精神科の医師
児童精神科の医師

コミュニケーションや行動の困難は、明らかに臨床域です。

しかし今の私は、そう児童精神科医に言われたことがすでに懐かしいとさえ感じています。

だって今の娘は、少しずつではありますが変わり始めているのです。それは多くの人が喜んでくれる、驚くべき変化です。

もちろん同年代の他のお子さんと比べてしまえば、娘の対外コミュニケーションは今も全く同じようには及びません。

だけど彼女は彼女のペースで成長し、何より本人が自ら変化を起こそうとしていることを感じます。療育機関や幼児教育の専門家の支援を受け、保育園での適切な介入を受けながら、彼女が自らの意思により自分の障害に向き合う姿を私は毎日とても頼もしく感じています。

時間はいつもかかります。だけどふとした、それはおそらく彼女の心がとてもゆったりと安定しているタイミングにおいて、彼女はそっと大きな勇気を出して踏み出します。

先日私は、保育園へのお迎え時に、先生方からこんな話を聞きました。

自分のお名前を、不慣れな先生に言えた

身体測定の日に

ある日、私がいつもの娘の降園時間に保育園へお迎えに行くと、玄関先でこちらを見ている保育士さん?に気がつきました。

あまり見たことのない先生だ。

だけどその先生は、私の方に素敵な笑顔で歩み寄ってこられ、

保育園の看護師さん
保育園の看護師さん

娘(娘の名前)ちゃんのお母様ですよね?

そう、私を呼び止めてくださいました。

保育園の看護師さん
保育園の看護師さん

私は園の看護師をしております。今日はとてもすごいことがあったんですよ!

私

これはこれは、いつもお世話になります。娘の母でございます。(←5年目の通園にして初めましてな感じがウケる🤣)

保育園の看護師さん
保育園の看護師さん

今日は身体測定の日だったんですが、いつも幼児クラスのお子さんは自分のお名前を言ってから測定に入ることになっているのです。

なんと今日は娘ちゃん、初めて自分で自分のお名前を言って自分からすすんで測定に向かうことができたんですよ!🙌✨

え!!そんなすごいことができるのかーー!!嬉しい!!
保育園の看護師さん
保育園の看護師さん

娘ちゃんのことは保育士よりよく聞いて共有しておりましたので、私もこれまで娘ちゃんには無理のないようにと接してきました。だけど今日の娘ちゃんは、それは堂々としたものでしたよ!

保育園の看護師さん
保育園の看護師さん

身体測定は私がずっと担当していますが、自分のお名前を言えたのも、スッとお部屋に入れたのもきっと初めてのことだと思います。

これはママに伝えなきゃ!と思いまして、それで待ち伏せてしまいました🤣

不慣れな先生にも関わらず

私はとても驚きました。びっくりして、私はきっと本当に目を丸くしていただろうと思います。

私

それはすごいことです!びっくりしました!教えてくださり嬉しいです!ありがとうございます!!

私

娘は担任のN先生に加え、普段から関わりのある幼児クラスの先生数名とようやくお話できるようになってきていたところなのです。それでも彼女にはすごく大きな進歩なんですよ。

だから私は、恐れ入りますが普段は関わりの少ない先生(←看護師さん)がいる場面でも発語があったこと、さらには自分の名前を言えたことに本当に本当に驚きました。

保育園の看護師さん
保育園の看護師さん

そうなんですよ😊見ていた保育士もびっくりしていたし、私たちも本当に嬉しくて😊

娘の成長を一緒に喜んでくださるなんて、こんなに嬉しいことがあるか。
私

嬉しいです。教えてくださりありがとうございます。娘にも話を聞いてみますね。きっと自信をつけたことだろうと思います。

どうぞ今後ともよろしくお願いいたします😊

いやいや、えらいこっちゃ、すごいことが起こったぞ。私はドキドキしていました。

取り急ぎその場ですぐに夫にも『娘が保育園で初めてお名前を言えたらしい』と簡潔にLINEを入れて帰宅後すぐの喜びの歓迎体制を用意させ、私は娘の教室へとお迎えの足を急ぎました。

私はワクワクしておりました。一体その場面は、どんな感じだったんだろう。お友達の支えなどもあったのだろうか。流れに乗って、スムーズに測定のお部屋に入って行けたのかしら。娘はどんな気持ちでいたのか、どんな感想が聞けるのか、私は本当に楽しみでした。

保育園での協力体制がありがたい

教室の入り口でも、私は担任の先生に会いました。

私

今そこで、看護師さんから話を聞きました!びっくりしました!いつもありがとうございます!

担任のN先生
担任のN先生

そうなんですよ!大きな声でお名前を言えていましたよ!本当に伸びていますね!

私

私は、先生方が娘のことを広い園内でこんなにも共有していただいていることにも感動しました😭

担任のN先生
担任のN先生

それはそんなもんですよ(←そうなのか、普通なのか、でもありがたい🙌)。看護師も関心を持っているようでしたしね😊

娘が帰りの支度を整えて、教室から出てきました。

私は早速娘に向かって、『身体測定で、お名前を言えたんだってね。先生方が教えてくださって、お母さんは嬉しくてびっくりしちゃった!勇気を出せたんだね!頑張ったね!』と声をかけました。過剰にならず、特別視せず、娘の勇気と努力そのものを誉めようとしたつもりです。うまく言えたかな。

だけど当の娘は、シレッとしていたけど少しだけ照れ臭そうな笑顔のままで、

娘

うん、言えた。おかあさんはさ、いつも心配しすぎなんだよ!

と一言だけそう言いました🤣

そう来たか!なんや、力が抜けるわ!

本当にもう、何言ってんの🤣どれだけ心配してもし足りないよ、だって私はあなたの状況を自分のことのように想像することができるから。心配しすぎ!?まさか娘からそんな言葉を聞こうとは🤣

私

何度も言うように、お母さんも子供の頃は同じ障害があったからね。お名前を言えることがどれだけすごいことか、どれだけ勇気がいることかが自分のことのようにわかるんだよ。

私

お母さんは、そんなあなたが本当にすごいと思っているよ。お母さんが同じ年齢のころにはそんなすごいことは出来なかった。あなたは本当にすごい子だよ。これからも娘ちゃんのペースで頑張っていこうね!

娘

はーい🙋‍♀️

帰宅して、私からの速報を受けていた夫が自宅で待ち構えており、これまた大きく手放しで喜びまくり娘をたくさん褒めたことは言うまでもありません。

対応を開始する前の1年前を、どうしても思い出してしまいます。

当時の娘と今の娘は違います。一歩一歩は小さいですが、大きな変化が彼女に起こっていることを感じます。

彼女は適切な介入を受けながら、少しずつ“情緒の安定”そしてそれに伴う“行動の変化”が表れていることを感じています。まだまだ大げさかもしれませんが、場面緘黙症の克服への道のりがうっすらとだけど確かなものとして見えてきた、そんな手応えもさえ感じます。

こちらに示す図表(↓)は、ある場面緘黙に関する書籍から抜粋させていただきました。

私の感覚に照らしても、とてもわかりやすくて超適切な図だと思っています。

場面緘黙症の克服にはこのようなステップを辿ることが概念として解説されてありました。これはかつての当事者であった私の感覚に照らしても、本当によく表現された図表であると感じています。私が初めてこの図を見た時、私は心から唸りました。『お〜〜!まさにそんな感じや!』って。ちなみにこの図はこちらの書籍に載っています、お勧めです(↓)

娘の今の環境は、まさにこの図で言う『子供の理解』と『適切な環境』が注がれている環境です。娘の心の器には、今まさにどんどん水が溜まっているのだと思われます。

もちろんその水が溜まる速さは一定ではないでしょう。ドッと溜まることもあれば、ちょろちょろっとしか溜まらない時期もあると思う。

だけどそれでも、私たちは確かに前に進んでいると思っています。

周囲の支援に感謝して、これからも娘の成長を楽しんでいきたいと思っております。

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