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学校は、うるさくて辛い

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感覚過敏

みなさんこんにちは✨

今日は、私の聴覚過敏の話です。

今年の春、私の息子は小学校に登校しなくなりました。それから私は、毎月の月初めにはお知らせや学習教材の受け取りのために担任教諭に会うことや、スクールカウンセラーさんとの面談の時間を持つために私一人で小学校を訪れるようにしています。

担任教諭に会う時間は、放課後の、子供たちがとっくに下校をしてしまった夕方遅めの時間が多いです。

また、スクールカウンセラーさんとの面談は、子供たちがまだ授業中の午前中もしくは午後の早い時間が多かった。

だから私は、これまではほとんど感じたことがありませんでした。

子供たちが集まっている学校が、実際はどれほどに騒々しいのかを。

頭が痛くなってしまって、私はすごく辛かった。。

この日も、私は息子のお知らせプリントや学習教材の受け取りと、また、卒業準備のための打ち合わせも兼ねて担任教諭をお訪ねすることになっていました。

しかし、この日は私にその後の予定があったため、私の都合で子供たちの下校時間の直後の時間に私は教室を訪ねるつもりでした。

私は、時間通りに行きました。もう少し早く行けばよかったと思っています。

小学校に近づくにつれて、まずは低学年のお子さん方が楽しそうに帰ってくる様子が見られました。

微笑ましいな〜、可愛いなぁ〜😊

ここまでは、まだまだ余裕の私です。

息子もあんなに小さかったのに、図体だけはすっかり大きくなったものね。

しかしそんな私の余裕も、小学校の校門を通る頃には徐々に消耗していきました😰

子供たちは集団で、大声で話をしながら歩いて来ます。楽しそうです。身振り手振りも、大きいです。

しかも友達と喋ることに夢中なので前もよく見ず、その前も見てない子がパッと走り出したり横に飛び退けたりもする中で、歩いている私に気が付かないのかそのまま私に突っ込んでくるお子さんもおられます。私も気をつけていたつもりでしたが、何度も子供達にぶつかられることになりました。

昇降口に辿り着き、子供たちの密度が増しました。

そこではもう、あたりは“もみくちゃ”であり“わちゃわちゃ”のカオスのような状況でした😨

校帽のつばが彼らの視界を遮っているのかもしれません。背丈が私の胸の高さほどの子供たちが、ものすごい勢いで私に体当たりをしてきます。昇降口は広くないし、何より『私は入る、子供たちは出て行く』ので逆走しているのは私です。ぶつかってしまうことも仕方ないとは思います。だけど、せめてもう少し、前を見るとか、落ち着いて歩くことはできないか?周りを見ないと、あなたにとっても危険なのではないですか?だけど下校する子供達は、総じて開放的でありとても楽しそうな様子です。

子供たちは互いにちょっかいを出し合い始め、そのまま謎に追いかけっこが始まります。大人から見れば全く論理が通らない、本当にどうでもいいこと(のように見える)をきっかけに、小競り合いが始まります。歓声のような奇声が上がり、そんなグループは一つや二つではありません。

みなさんとても子供らしくて、素直な良いお子さんたちなのだとは重々承知の上ですが、不規則な音多方面から同時に出る音がとても苦手であるという聴覚過敏を持つ私は、この状況が、無理でした。

私は耳が痛くなりました。そして胸のあたりがゾワゾワしてきて、頭が痛くなって目眩がしました。その場でうずくまってしまいたいほどに気分が優れないと感じましたが、たとえここでうずくまっても私は刺激を遮断することができません。動かねば。私は出来るだけ気にしないように意識をして、足早に、職員室のある二階に向けて階段を駆け上がることで私はその場を離れました。

なんとか耐えろ!2階に逃れるのだ!

階段を上がると、喧騒は少し遠くに行きました。私はその階段で、座り込んでしまいました。

なんだったんだ。

今のは一体、なんだった?

たった数分のことではあるが、小学校の下校時刻は、いつもこんな状態なのか?

私は初めての状況に、とても驚いてしまいました。

私はこれまで、特に子供が順調に登校をしていた頃においては小学校への訪問は授業参観や個人面談の時くらいだったために、小学校の日常がこんなにも騒々しいものだとは知らなかったことを知りました。

私だったら、毎日この状況に身を置くことは辛いだろう。もしかしたら、休み時間も“こう”なのか?

私がこの学校の子供なら、時間差を置いて落ち着いた頃にそっと一人で下校するしかないだろう。なんと賑やかで、それがなんと私には辛いことかと思いました。

そんなことを考えながら少し落ち着こうと思った時、私はハッと気がつきました。

私の息子は、彼はいつもこんな状況に身を置いて、これまでずっと登下校を繰り返していたというのだろうか。

彼には聴覚過敏の兆候は今のところは見られていないが、息子本人は一体これをどのように感じていたのだろう。

息子はどう思って過ごしていたのだろうか。

私の子供たちは個々にマイペースであるので、確かに息子は時々は癇癪を起こして騒ぐこともあるのですが、それでも息子も娘も、幼い頃から意味もなく奇声を上げたり必要以上に大声で話すことはありません。私の息子も娘も割と物静かな子供であって、静かな環境を好むようだと捉えています。

だから余計に、私は驚いてしまいました。

開放的な子供たちの集団は、本来はこんなにもわちゃわちゃしていて騒々しいものなのか、と。

私は帰宅した後に、この出来事をすぐに息子に話しました。

私

今日はちょうど下校の時刻に学校に行って来たのだけど、すごく騒々しくて大変だったよ。お母さんは気分が悪くなっちゃった。いつもあんな感じなの?

息子
息子

あー、まあ、いつもあんな感じだよ。特に水曜は全学年が一斉下校するからね(←この日はその水曜日でした😅)。

でもそれはお母さんの体質の問題であって、僕はそれほど気にならないよ。全然耐えられるレベルだよ。

いつも“あんな感じ”ではあるのね。

なるほど。息子はそれほど気にならないとは言っている。無理をしていなければ良いのです。

だけど私と同様に、聴覚過敏がある娘にとってはどうだろう?彼女はこれに、日々耐えることはできるのか?私には、耳を塞いでうずくまる娘の姿が眼に浮かぶようでした。

私は今まで知らなかった小学校の実態を目の当たりにし、そうは言えども息子がストレスを感じていなかったのかを心配し、また、1年半後の娘の就学を思いながら不安な気持ちを抱え込んでしまいました。

加えて、この経験からもう一つ得られた私の気づきは、

私には、小学校教諭の仕事はできないだろう、ということです。(←実際私は高校教諭の免状しか持っていないので出来ないのですがそれでもこの先小学校で勤めよう思えば出来ないことはないだろう思っていました

環境選択には体質的な適性も十分考慮する必要があるだろう。当たり前のことですが、私は今更になってそんな新たな気づきが得られたように思いました。

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