こんにちは、Naomiです。
早いものでもう2月になりますね。この頃の私の考え事はもっぱら息子の中学受験についてです。
2月は中学受験塾における新学期です。
息子は発達障害の傾向があり(現時点で診断は付いていません)、そのため親は隔週でペアレント・トレーニングを受けつつ、小学校の担任の先生やスクールカウンセラーとも彼の特性や抱えている問題について緊密に情報共有しながら対応している状況です。
子供に特性があり、発達障害を抱えていても中学受験ができるのか?
特性を抱えているからこそ、中学受験をするべきなのか?
新5年生の2月を迎えるにあたり、我が家は考えた末に息子に復塾させることを選択しました。
中学受験。最初は本人の希望で。
「東京大学に行くから」
発達障害の特性は実に多様で、一括りにこうだと言えるものはありません。
私の息子は、幼い頃から繊細で癇癪を起こしやすく、自分の想定を超えること(急な予定変更など)には対応できないし、物の管理や片付けは致命的にできません。宿題を失くす、提出しない、期限を守れない。彼の机やロッカーはいつも見事にぐちゃぐちゃで、たまに掘り起こすと奥からはいつのものかわからない腐って真っ黒になった食品だったようなものが出てくることもあります(ひぇー!💦)。自分が納得していないこと、必要性を感じていないことには努力(するフリ)すらできません。
一方、好きなことに関する集中力はとても高く、読書が好きだったり、ゲームも上手だったり。ゲームについては、徹底的な情報収集を行い、上達のための筋道を自分で見つけて上手くなっていくタイプです。その真剣さは親も呆れるほど、笑。心理検査によるIQもかなり高く、いわゆる得手不得手の差が大きい凹凸タイプの子供です。
私たちが住んでいる地区は都内でもタワーマンションが立ち並び、小学6年生の4人に3人が中学受験をするやや特殊な地域です。
このように息子の周囲では中学受験が一般的であることに加え、息子は以前に仲の良い友達が「東京大学をめざしている」と言うのを聞き、
「俺も東大行く。じゃあ中学受験もする。」と自ら言いました。それが我が家の中学受験検討のきっかけです。
私は地方出身で東京の中学受験事情に疎くよくわからなかったのですが、「まぁ東大に行くなら学費を出すことはやぶさかではない。しっかりやるように。」と言うことで彼のために中学受験塾を探しました。
そうして息子は小学校3年生の冬に進学塾SAPIXの入塾テストを受け、2月からSAPIXに通い始めました。特に準備をしなくても入塾テストはパスする息子。3年生までの基礎学力は定着しているのだと心強く感じました。
しかしすぐに新型コロナ感染症により小学校が一斉休校。
息子の習い事やSAPIXも教室を閉じ、社会との繋がりを失った息子は精神的に不安定となり、生活に精一杯でとても勉強どころではなくなりました。そして、少しでもストレスの軽減になればと息子と話し合い、親子共に納得の上、入塾から3ヶ月後にはSAPIXを退塾した経緯がありました。
中学受験は一度は無理だと思ったものの…
SAPIXを退塾した後は、週末は登山に連れ出したり、小学校の宿題もできる範囲で取り組むくらい。見識を広めてほしいと願ってフィリピンの先生からオンラインで英語を習っていましたが、そのほかに勉強らしい勉強はしていませんでした。私も息子は学区内の公立中学校に進学すれば十分素敵だと考えていたし、息子が元気で生きていてくれれば十分だと思っていたので中学受験のことはすっかり諦めていました。
私が勤務していた研究所には、東大出身の研究者が多くいました。っていうか、むしろ「どこを向いても東大生」というくらい、研究員の大半が東大出身でした。
興味本位で話を聞けば、彼ら/彼女らはみな中学受験をし、最難関の中高一貫校に入学して東京大学に進学していました。また、私は彼ら/彼女らがどのような子供時代を送り、どのように成長してきたかについても色々と質問をし話を聞いていました。その中で、
「発達障害の子こそ、受験した方が良いかもよ。」という意見がありました。
その理由は主に、学生生活の充実度に関すること。
自分で選んで受験して入学した学校は、良い意味でも悪い意味でも”同じ空気感を持つ子”が集まってくる。分かり合える友人に出会う確率も高まるのではないか。ということでした。そうか、そういうこともあり得るのか。
受験勉強についても、「4年生は助走。出遅れても無理する必要はない。でも5年生になる頃からは、しっかり勉強させた方がいいと思う。」とのこと。
そのような意見を複数聞き、息子の進路についてはいずれまた考えなくてはならない日が来るかもしれないと漠然と意識していました。
”内申点”の制度が不利に働く可能性が大きい
息子に「内申点」が取れるのか?
息子は特性のためか、小学校の提出物も全く達成できていません。
宿題そのものを失くしたり、せっかくやった宿題を紛失したり。連絡帳を失くしてしまい、連絡事項がわからなくなることも頻繁にあります。作文や図工作品も、自分が納得した出来栄えでないと出したくないと言い、途中までやった作品を自分で隠したり捨ててしまったりします。
そういうのはクオリティなんか関係ないんだよ。出すことに意味があるの!サッサとやって提出してそれでスッパリ忘れてしまえばいいじゃん!と私はいつもそう思うのですが、そんな手抜き(?)は息子にとってとても難しいことのようです。
担任の先生と話し合い、親も全力でサポートして一丸となって取り組めばある程度の改善は見られました。
しかし親が介入したとしても、それら学校生活の基本的な行動は難なくできるお子さんと比べると大いに見劣りするものであり、その結果どうしても息子の通知表には「がんばろう」が並びます。仕方なし、と親も納得してはいます。
私は心配でした。
公立中学に進学して高校受験をする際、「内申点」という評点が必要です。
こんな息子が公立中学校に進んだら、内申点は間違いなく低いだろう。仮に勉強ができても、間違いなく進路の選択肢は狭くなるのではないか。
親のサポートである程度はなんとかなるだろうとも思いますが、何より高校受験のために息子に内申点ばかりを気にして3年間を過ごさせることはすごく不憫だとも思いました。
長くなりましたので、次回に続きます。
コメント
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